桃太郎電鉄シリーズの登場人物 ボンビー

桃太郎電鉄シリーズの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/10 22:28 UTC 版)

ボンビー

シリーズ恒例の妨害キャラクター。『初代』では妨害キャラクターという概念が存在せず、目的地自体もプレイヤーごとにバラバラであったため競争意識が薄くなりがちだったとの考えの元、『SUPER』以降、全員が1つの目的地を目指してもらうという仕様に変更されたことに伴い、「目的地争奪戦に一番遅れた人に何か罰則を」という発想で生まれたキャラクターである。

基本的な形態である「貧乏神」とそのバリエーションおよび同様の形式で登場するキャラクターも列記する。『V』では「桃太郎ランド」の園内にも「貧乏神」「ミニボンビー」「キングボンビー」「ギーガボンビー」が背景として登場しているが、ここでは実害はない。

代表的なもの

貧乏神

『SUPER』以降から登場する妨害キャラクター。元々は『桃太郎伝説』シリーズのザコキャラクター。誰かが目的地に到着した時点で最も目的地から離れた位置にいる人に罰(残念賞)として取りつく。とりついている間は、ターンを終了するごとにあらゆる様々な悪行をするが、とりついていないプレイヤーに被害が及ぶ悪行は基本的に行わない。本人が良かれと思ってプレイヤーのためにやくお節介が次々と裏目に出て散々な目に遭わされることになり、『スーパーII』以降ではキングボンビーをはじめとしたより強力な悪行を行う様々なキャラクターに変身することもある。
他のプレイヤーと同じマスに到達したり通過することで相手プレイヤーに貧乏神をなすりつけることが可能。これは、貧乏神が他のキャラクターに変身している間も同様。また、状況次第でまれにプレイヤーに有益をもたらすこともある[注 22]

頭に三角巾を腰には「び」と書かれたふんどしを、首には数珠のような首飾りを着けており、その他の服は着ていない[8]。キャラクターデザインを担当した土居孝幸によると一般的に貧乏神には痩せた病的な姿のイメージが強かったため、あえて丸々と太ったキャラクターにしたという[7]

モデルは榎本一夫[9](土居のデザイン)。『II』『III』でもCMに出演し、『II』ではダウンタウンと共演した[注 23]。榎本によると、榎本自身の言動が土居のキャラクター作りのヒントになったり、土居の作ったセリフを榎本本人が言うようになったりと相互に影響し合っており、今となってはどちらが先の言い出したかわからないセリフもあるという[10]。また、ジャンプ放送局においても土居によってキャラクター化された榎本が登場しており、貧乏(ボンビー)キャラをネタとしていた。

テーマ曲は「ビンボー・ゴッド」[11](関口和之作曲)だが、『SUPER』と『スーパーII』以降では曲が異なる(曲名は同じ)。

「おまもりカード(物件を売られるのを防ぐ)」「あっちいけカード(他の人にボンビー系を押しつける)」「貧乏神直撃カード(他の人に「貧乏神を押しつけられる」か「提示した金額を払う」の選択を強要する)」など、貧乏神対策のカードも用意されているが、キングボンビーなどの強力な形態にはまったく効果がない。

貧乏神の悪行
括弧内は登場する作品である。
物件系
  • 物件を処分する。優先順位は初期>増資>独占の順に下がる。「おまもりカード」で数回防げる。
    • 半額で売却[注 24]し、所有権を白紙に戻す。初期の作品では1件だが、後期の作品では年数に応じて2-5件売るようになる。「桃太郎ランド」も平気で売り払ってしまう。(全登場作品)
    • 1件を他人に売却[注 16][注 24]する。売却額は『HAPPY』では半額、『7』『jr.』では1/4。ただし相手が断ると、通常の半額売却となり、所有権が白紙に戻る。(『HAPPY』など)
    • 1件を他人に譲渡[注 16]する。売却ではないため農林物件も含まれる。(『V』など)
  • クレジットで物件[注 16]を購入する。最後の年に発生しない点や、物件は手に入るが金利付きの8回払いをさせられる点など、「クレジットカード」と同じ効果。『III』までは農林物件を買ってくることも多く被害は少ないが、『DX』では高額物件に集中している。(『SUPER』 - 『DX』)
  • インターネットビジネスで地方のおいしい物産を取引するはずが、なぜか食品物件・農林物件を2倍の値段で買ってくる。(『X(全国)』)
  • 投資をしてコバンザメ商法」と称し、プレイヤーの持ち金で他プレイヤーの物件を増資する。(『12』、『G』 - 『16』)
  • すでに増資した物件の増資ランクを1ランク下げる。『G』『15』では一度に複数の物件のランクを下げたり、最大増資した物件を初期状態に戻すこともある。(『DX』『G』『15』)
  • 「計算が面倒」と言い、指定した物件の収益率を、その年度だけ0%にする。作品によっては一度に複数の物件を対象とする。(『7』 - 『USA』)
  • 所持している1億円-5億円の物件を、未購入の安い物件と取り替える。(『WORLD(DS)』)
  • 「孫のため」と称して、1つの物件を通常よりも高額の値段で買ってくる。買値は携帯版『KANTO』では2倍、『令和』以降は5倍。(携帯版『KANTO』、『令和』 - )
カード系
  • カードを買ってくる。『II』『DS』では原価、『III』 - 『16』および『20周年』以降は倍額。(『II』 - )
  • カードを無料で1枚入手する。
    • 普通のカードと損害系カードのどちらか(『SUPER』)
    • デビル系カードのいずれか(『III』『DX』)
    • 徳政令カード(『2010』 - 、携帯版『KINKI』 - )
  • カードを売却する。売価は『SUPER』では1/2、『20周年』 - 『タッグマッチ』ではオークションと称しているが1/10。(『SUPER』、『20周年』 - 『タッグマッチ』)
  • カードを他のプレイヤーに1枚譲渡する。(『7』 - 『V』)
  • カードを破棄する。
    • 瓦割り[注 25]で1-5枚を破壊する(損害系カードも対象)。作品によってはカードを3枚以上持っていないと発生しない。(『X(全国)』 - 『12』、『G』、『16』、『20周年』 - )
    • 急行系カードを1枚捨てる。(『DS(TOKYO)』)
    • カード欄の一番上にあるカード(損害系含む)を捨てる。(『20周年』『2017』 - 『ワールド』)
  • デビル系カードの有効期間を延長する。(『20周年』)
  • 進行系欄にあるカード(損害系含む)を拝借し、手品と称して「リニア」や「プラチナ」などの高級なカードに変えようとするが、間違って「うんち」や「焼きみそ」などの便利系カードに変えてしまう。(『X(九州)』)
  • 数か月間カードを伏字にする。『V』の世紀末イベントと同じく、カードの文字数だけ分かるようになっている。すでに持っているカードだけでなく、新たに手に入れたカードも伏字になる[注 26]。COMキャラに対しては行わない(『タッグマッチ』でのチーム戦の同チームの人間プレイヤーでも影響は受けない)。『タッグマッチ』ではチーム全員に影響が及ぶ(同じチームのCOMも影響は受ける)。『2010』『タッグマッチ』では31年目までしか発生しない。(『16』『2010』『タッグマッチ』)
くじ引き系
  • 『令和』まではサイコロ、『ワールド』ではルーレットでくじ引きをする。参加料をとられるが、当たればカードがもらえる。かなり強力なカードもある。(『DX』 - )
  • 時は金なりと称して、貧乏神が指定した時間(秒単位)ぴったりのタイミングでボタンを押す。失敗すると参加料をとられるが、成功するともう1回行動できる(『7』からはサイコロのみ)。ただし成功した場合は悪行ももう一度行われる。(『HAPPY』 - 『jr.』)
  • サイコロを2個振り、ゾロ目が出ればその数だけ移動できるが、それ以外が出ると参加料を取られる。ゾロ目が出た場合、停まったマスでは何も起こらず、移動後に再度悪行をすることもない。(『12』 - 『G』)
  • トラベルチャンス。「トラ○ル」の○の部分がスロットマシンのように回転し、以下のようなイベントが発生する。(『V』『X』)
    • 「ベ」 - 「トラベル」。目的地の近くに行けるのだが、確率は低い。
    • 「ブ」 - 「トラブル」。サイコロ1-2個分の出目だけ、目的地から遠ざかる。もしくはカード1-3枚や持ち金半分を落とす。
    • 「エ」 - 「トラエル」。物件を食べるおかしな生き物を捕らえてくる。農林物件を食べるロボッペ、水産物件を食べるモギモギ、食品物件を食べるウマウマの3種類。貧乏神の物件売りとは異なり、対象の全物件に優先順位がない。(『V』)
    • 「レ」 - 「トラレル」。貧乏神にお金を取られてしまう。
  • お題が提示され、それをルーレットで当てる。間違えた場合罰金を取られるが、作品によっては成功すると褒美のカードがもらえるほか、間違えても(大統領クイズの「シュワちゃん」「イチロー」など)カードがもらえることがある。成功する確率は低い。
    • お魚ルーレット(魚へんの漢字を当てる)(『11』『12(全国)』)
    • 大統領クイズルーレット(『USA』)
    • 四字熟語ルーレット(『15』)
  • 子会社を設立する。名前の最初の文字がルーレットされ、うまく自分の名前になったら莫大な収入が入るが、大抵は失敗し赤字が出る。(『II』 - 『DX』、携帯版『TOKYO』)
  • 「あうん(阿吽)の呼吸」にちなんで、貧乏神の顔イラスト2枚をルーレットで止める。見事「あ」と「うん」で止められればごくわずかな収入が入るが、大抵は上記の子会社設立のパターン同様、失敗し赤字が出る。(『X(九州)』)
  • 「株に投資する」と称してお金を取られる。極稀に株価が急騰してお金が数倍になって戻ってくるが、大抵はそのまま。(『11』)
移動系
  • 事故による折り返し運転を口実にサイコロを1-3個振らせ、出目の数だけ目的地から遠ざける。(『20周年』 - )
  • オナラをすることで、画面内の自分以外全員を飛ばしてしまい、なすりつけがしにくくなる。オナラマン登場前の初期の「オナラカード」と同じ効果。(『II』 - 『DX』)
  • 爆弾を拾ってくる。数か月後の月初めに爆発し、爆発すると画面内の全員が吹き飛ばされる。「金だらいカード」での気絶・『DX』の銀河鉄道マップでは爆弾は消える。途中で貧乏神が変身した場合は、元に戻った次のターンで爆発する(キングボンビーに変身すると爆弾は消える)。(『III』『DX』)
  • 東京本社・札幌・鹿児島支社が連続でピンチに見舞われ、向かわなければ損害が発生する。(『III』『DX』)
  • カード売り場まで連れて行かれる。基本的に一番近いカード売り場だが、目的地には近づかない上に、至近距離の売り場は対象外。(『V』、『2017』)
  • そのターンで移動する前に止まっていた駅に財布を忘れてしまう。元の駅まで取りに行けば何もないが、「先を急ぐ」を選ぶと高確率で持ち金の1/4が減る。ゲームの性質上、被害額が財布に入る規模ではないため「そんなに入る財布どこで売ってる!」とツッコミが入る。(『X』 - 『16』)
  • 省エネと称し、しばらくの間サイコロの出目を1か2にする。サイコロ関係なら移動時以外においても効力があり、移動時はもちろん、ショッカーO野などのイベントで振るサイコロやキングボンビーの悪行にまで影響を及ぼす。(『2010』『タッグマッチ』『2017』 - )
  • サイコロ1個の出目と同じターン数動けなくなるが、貧乏神もその間は悪行を停止する。他のプレイヤーに貧乏神が移動した場合、貧乏神は悪行を再開するがプレイヤーは動けないままである。(『WORLD(DS)』)
  • くしゃみをすることで、他のプレイヤー1人を目的地の近くに吹き飛ばす。(携帯版『TOKAI』『令和』 『ワールド』)
クイズ
  • 選択肢を選ぶクイズを出される。作品によってテーマが異なる。間違えると年数に応じた罰金をとられ、正解しても貧乏神が拗ねてしまい何の特典も得られない。
    • 鉄道(『SUPER』)
      例外的に正解時の特典がある。福の神なら正解で賞金・間違えても罰金なし。天邪鬼なら正解で賞金10万円・間違えると罰金。
    • 西日本の地図(『12(西)』)
    • アメリカ合衆国の州(『USA』)
    • 国旗(『G』 - 『16』、『ワールド』)
    • 日本の都道府県もしくはその県庁所在地(『16』『2010』『タッグマッチ』、携帯版『JAPAN』)
    • 世界の国の漢字表記または通貨(『WORLD』)
    • 文学作品(『20周年』)
    • 慣用句の数字を使った足し算(『20周年』)
    • 地図記号(『2010』『タッグマッチ』)
    • 一級河川の名前(『2017』)
    • 野菜の名前(『2017』)
    • 日本三大○○(『令和』)
    • 世界の半島(『ワールド』)
    • 世界の湖(『ワールド』)
その他
  • 車掌のマネをし、以下のようなイベントが発生する。何もしないケースもある。(『X(全国)』 - 『12』『G』)
    • 目的地から若干遠ざかる。行き先は、駅名が確認できるもの(物件駅・カード売場・港など)に限られる。
    • 赤信号のアナウンス中に赤マスと間違え、赤マスに止まったときと同じ損害が発生する。
    • 大雪の復旧費用と称してお金を取られる。雪が降らない季節でも発生する。
    • 列車すれ違いのためしばらく停止、と言って何も損害が出ない。
    • 記念グッズの在庫処分としてお金を取られる。
    • 回送を改装と間違えてお金を取られる。
    • 車両の連結に失敗し損害が出る(時々、成功して損害が出ないこともある)。(『12』 - )
  • 持ち金の無駄遣いをする。利益になりそうな台詞があっても実際は意味が無い。
    • 贅沢三昧を行う。被害額が最低でも数十億単位になる。64年目以降に行う。(『II(PCE)』 - 『DX』)
    • 新社屋を建設する。『II(PCE)』では贅沢三昧の一種のため損害が大きい。(『II(PCE)』『DX』『HAPPY』)
    • 勝手に海外支社を建設する。(『III』)
    • 社員を募集する。(『DX』『HAPPY』『2010』『タッグマッチ』)
    • 社長の自伝を出版する。(『USA』)
    • ボランティアとして多額の寄付をする。(『USA』)
    • 電子マネーのカードにチャージする。(『20周年』 - 、携帯版『TOHOKU』)
    • バナー広告を打つ。(携帯版『CHUBU』)
    • 存在しない名前のカードを買ってくる。(携帯版『SETOUCHI』、『2017』)
    • 持ち金の1/10を捨てる。(『DS(TOKYO)』『WORLD(DS)』)
    • 車両を新調する。(『令和』『ワールド』)
  • スタンバイしているモモトラマン、金太郎のどちらかを返してしまう。(『HAPPY』)
  • 現在地に勝手にうんちを設置する。「うんちカード」と同じ効果。(『2010』 - 、携帯版『KYUSHU』 - )
  • 目的地までの最短距離が11マス以上だと、乗り越し精算の料金を取られる。(『WORLD(DS)』、『2017』)
  • 有無を言わさず目的地に持ち金を寄付してしまう。寄付金は最初に到着した人のものになる[注 27]。(『HAPPY』 - 『jr.』)
  • 最後っ屁パネル - お金の絵をめくると持ち金4-10倍(作品による)、貧乏神の絵をめくってしまうといくら持っていても持ち金が0になる。発生条件が、「最終年の最後の月」に「持ち金がプラスで1兆円未満[12]」の場合に8分の5の確率で発生(しかもその月に他のプレイヤーになすりつけた場合などは発生しない)という、大変珍しい悪行である(『DX』など)
  • キングボンビー、ミニボンビーなどの様々なボンビーに変身する。変身ボンビーは下記を参照。『7』以降では、フェイントをかけて変身することもある[注 28]。様々なボンビーは例外を除き、最低でも3回行動を行わないと貧乏神に戻らない。(『II』 - )
  • ビリリンモンローに変装する。(『USA』)
  • 何も行わない。(『SUPER』)

キングボンビー

『II』から登場(『WORLD(携帯版)』を除く)。五大ボンビー[注 29]の一人で基本的な変身形態。登場は原則的に4年目以降(『X』以降は3年目の12月から)。ターン終了時に非常に大きな損害を与える悪行を行なうが、とりついていないプレイヤーに被害が及ぶ悪行は基本的に行わない。一人称は「オレさま」(『II』のみまれに「わたし」)であり、「グェッヘッヘ!」という高笑いが特徴。テーマ曲は「悪夢のキングボンビー」(関口和之作曲)。
なお変身中はマップ全体が薄暗くなり、海(『III』以降)や大地(『11』以降)が紫色に変わる。また、『II』〜『HAPPY』のみ、変身中にマップ上に描かれている各地域の特産品のオブジェが変化するようになっており、『II』では貧乏神の顔に、『III』以降はオブジェが全て燃え盛る炎に変化してマップ上のあちこちが炎に包まれる(あくまで演出であり、実害はない)。『11』以降の作品では画面に表示されるサイズが大きくなっており、初変身時に巨大化する演出が入るようになっている[13]。『16』からはキングボンビーが悪行に使用するサイコロが専用のサイコロ(色が黒地に赤色の目で、1の出目のみ白色)に変化している。

『III』から『12』までは「メカボンビー」と総称されるロボットで撃退可能(詳しくは後述、『USA』で廃止)。『15』『16』では「九死に一生カード」を使えば1回だけ攻撃を防げる。

原則的に変身ターンに悪行は行わないが、例外として、『II(PCE)』(必ず行う)や、『USA』以降の作品(一定確率で行う)、特定のカードで強制的に変身した場合(必ず行う)など変身ターンから悪行を行う場合もある。

白い顔で歌舞伎の隈取りのような模様があり、貧乏神の目を強調したような目、大きな唇と2本の上歯、赤銅色の体が特徴[13]。作中でも下ぶくれの白い悪魔と形容されるシーンがある。他のデザイン上の特徴としては紫色[14]の尖った髪型で頭に「び」と書かれた三角巾を、腰に王冠を模したふんどしを着けており、お尻から悪魔のようなしっぽが生え、風呂敷風の無地の緑色のマント[15]をつけている[13]。キャラクターデザインを担当した土居孝幸によると「貧乏神の面影を残しつつ、怖さを表現するため歌舞伎の隈取りをモチーフにし、白塗りの上に目と口を強調したデザインにした」という[7]。また当初のデザインでは貧乏神に角が生えた程度のデザインであったが、これじゃ違うと言われ、決定稿にたどり着くまで何度もリテイクしたという[16]

『2017』では、歌舞伎の隈取りをモチーフとしている点はそのままに、口が小さくなり体の色も黄色を基調としたデザインとなった。また「び」と書かれたベルトを着けてズボンを履いており、マントも唐草模様の風呂敷に変更された。足が長くなっているのも特徴である。悪行については従来と同様に複数の悪行から毎回ランダムで選定されるパターンもあるが、『12(全国)』初出のハリケーンボンビーの悪行がキングボンビーに統合され、そちらの行動パターンを取ることもある(そちらはハリケーンボンビーを参照)。『2017』の物件飛ばしモードの場合のテーマ曲は「破壊のハリケーンボンビー」(池毅作曲)で、ハリケーンボンビーに使用される曲と同じである。ハリケーンボンビーは顔より下の部分が高速で回転するのに対し、『2017』のキングボンビーは顔を含めて全身が回転する(回る速度もハリケーンボンビーほど速くはない)。

『令和』以降では青い肌を持つ不動明王を思わせるデザインとなり、更なる最凶形態として「デストロイ号」も登場する[注 30]。また『2017』のキングボンビーとは異なり、ハリケーンボンビーの悪行を行わなくなった。同悪行は息子として『令和』より登場する「ポコン」に引き継がれている。

名前のモチーフはテレビ番組『とんねるずのみなさんのおかげです』のコーナー『仮面ノリダー』に登場する「キング・ジョッカー男」。さくまあきらによるとコーナー内で石橋貴明演じる「キング・ジョッカー男」が「キ〜〜〜〜〜ング ジョッカー!」と叫んでいたのを聞いて「キ〜〜〜〜〜ング・ボンビー!」というセリフを発想したのが命名の理由だという[17]。キングボンビーも作中で「キ〜〜〜〜〜ング・ボンビー!」というセリフを発する。

大部分の作品のパッケージに桃太郎と並んで、もしくは彼よりも大きい扱いで表示されたりと、シリーズの影の主役とも言える存在である[注 31]。基本的にはボンビーの中では最強格とされており明確にキングボンビーの上位として扱われるボンビーは少ない。

さくまあきらによると、このキングボンビーの容赦ない性格のモデルは鳥嶋和彦としており、悪行の熾烈さは『ドラゴンクエスト』で全滅すると持ち金が半分失われる恐怖をボードゲームで再現したい狙いがあったことから。キングボンビーとスリの銀次(後述)は、弱者と強者の実力差を縮めるための存在とのこと。

また、さくまあきらが開発に関わっていない作品ではあるが、『桃太郎道中記』に登場するボンビー大魔王(声:デーモン閣下)はキングボンビーの先祖という設定になっている(キャラクターデザインは土居孝幸が手掛けている)。一人称はキングボンビーとは異なり「わが輩」になっている。デザイン上の変化としては頭が「び」と書かれたちょんまげになっており、ふんどしも的を模したものとなっている他、マントの色がオレンジ色になっている。「ボンビーバリアー」や「大魔王分裂」などキングボンビーには見られないボンビー大魔王独自の悪行も存在する。ボンビー大魔王の悪行の詳細については桃太郎道中記#ボンビー大魔王の悪行を参照。

キングボンビーの悪行
携帯版の悪行については、桃太郎電鉄シリーズ#携帯アプリ版シリーズの特徴を参照。
お金捨て系
  • サイコロを振って、出目に応じた金額を捨てる。
    • サイコロ10個振り。『III』以降は年数の経過にしたがって振る回数が増える(最大3回)。『G』までは全ての回数を振り終わってから・『15』以降は1回振るごとに持ち金を表示する。『II』の「保険カード」や、『7』『jr.』の「ゴッドカード」で半額が補填される。(全作品)
    • サイコロ1個振り。(『15』)
    • サイコロ30個振り。(『2010』『タッグマッチ』『2017』 - )
    • サイコロを2つか3つ振り、出た目で掛け算した金額を捨てられる。例えば、5が3つ出た場合、5×5×5=125億円となる。(『2017』 - 『ワールド』)
  • 今までに赤マスで奪われた金額の10倍のお金を奪われる。(『2017』 - 『ワールド』)
  • 1兆円を捨てる。7年目までしか発生しない。(『G』 - 『16』)
  • 最寄りの物件駅を指定して、その駅に到着するまで毎月損害が出る状態になる。貧乏神に戻っても効力は続く。(『DS(JAPAN)』)
カード系
  • 手持ちカードを全て捨てる。損害系カードも含む。(全登場作品)
  • デビル系のカードを入手する。(『7』 - )
    • 『7』 - 『V』ではサイコロ1個の出目の数だけ入手。
    • 『X』以降はカード袋の空き分の入手。
  • サイコロを3個振り、出目の数のターンだけカードが封印される。全部6が出た場合、副賞として損害系カードを3枚セットでプレゼントされる。(『16』 - 『WORLD(DS)』)
  • 1種類のカードを、サイコロの出目の数だけ買ってくる。代金は払わされるが、カード自体もカード欄に入るだけ手に入る。
    • サイコロ5個振り(『2010』『タッグマッチ』)
    • サイコロ10個振り(『令和』『ワールド』)
  • 便利系カード欄を「…に行け!カード」で埋め尽くす。(『2010』『タッグマッチ』『ワールド』)
    • カード欄を「…に行け!カード」で埋め尽くす[注 32]。(『2017』 - 『ワールド』)
  • カードバンク駅に保存しているカードを全て吹き飛ばす。カードバンク駅が登場していない15年目までは、行わない(『2017』 - 『ワールド』)
  • 時限爆弾カードを8枚入手する。(『2017』 - 『ワールド』)
物件系
  • 未購入の物件[注 16]を金利付きの8回払いで購入させ、物件自体は他人にプレゼントする。最後の年には発生しない。(『II』)
  • サイコロの出目の数だけ物件を捨てる。(『II』 - 『DX』、『DS』)
    • 『II』ではサイコロは2個で固定、物件は捨てずに半額で売却。
    • 『III』『DX』ではサイコロ2-4個(年数で増加)。
    • 『DS』ではサイコロは3個で固定。
  • 1つの独占駅の物件を全て捨てる。(『II』 - 『DX』、『20周年』)
    • 『II』では半額で売却。
    • 『20周年』ではサイコロ1個の出目の数の独占駅が対象。
  • 農林物件を10件捨てる。(『DS(JAPAN)』)
  • プレイヤーが5個、キングボンビーが10個のサイコロを振り、出た目の合計で勝負する。負けると1ジャンルの物件を全て捨てられる(『DX』『HAPPY』では闇のバイヤーから購入した美術品も含まれる)。ジャンルの優先順位は、初期の作品では件数が少ない順、最近の作品では総額が安い順。引き分けの場合、『HAPPY』までは再勝負、『7』以降は負け扱い。(『DX』 - )
  • 次の決算の時に全ての物件・鉄道路線・みらい超特急の収益率を0%にする。3月にしか発生しない。(『16』)
  • サイコロを5~10個振り、出目の数だけ価格が高い順に物件を捨てる。また、『桃太郎ランド』もイレーザーボンビーなどのように優先順位は、低くならず普通に捨てられる(『ワールド』)
  • 数ターン、ハリケーンを巻き起こしプレイヤーの物件を大量に吹き飛ばす。(『2017』)
移動系
  • 休暇と称して[注 33]マップ上の端まで飛ばされる。候補地は『11』までがハワイ沖縄、『12』および『G』 - 『16』がハワイ・沖縄・グアム、『20周年』 - 『タッグマッチ』がハワイ・那覇・グアム。対象が目的地だった時や、既にそのマスにいた場合は、それ以外の都市に飛ばされる。(『III』 - )
  • 「働きすぎだと思わないか」と聞かれ、「はい」と答えるとルーレットで決まったリゾート地に飛ばされ半年間動けなくなる(この間、キングボンビーも悪行はしない)。「いいえ」と答えると「いつもの何倍も何倍も働いてやる」と言って3種類の悪行を連続で行う。(『ワールド』)
  • ひとつ前の目的地に行く。(『12』『USA』)
  • 現在の目的地から最も遠いマスに行く。(『DS(JAPAN)』『WORLD(DS)』)
  • サイコロを1個振って、出目の分だけ移動できるが、出目に応じて持ち金を捨てられる。停まったマスの効果は通常通りだが、移動後に再度悪行をすることはない。キングボンビーの中では唯一情けがある悪行であり、本人も「オレさまにも情けくらいはあるぞ」と述べている。(『HAPPY』)
  • サイコロ1個の出目(4 - 6)と同じターン数動けなくなる。(『USA』)
  • サイコロを破壊し、数か月間サイコロコマンド及びサイコロを使う類のカード(急行系カード、たらればカードなど)が使えなくなる。この悪行は他のプレイヤーになすりつけたり貧乏神に戻ったりしても続く。(『15』『16』)
  • 最寄りのワープ駅からワープさせられる。持ち金(借金も含む)が0になるうえ、行き先のワープ駅もルーレットでランダムに決定。(『20周年』)
  • キングボンビーの故郷「ボンビラス星」に連れて行かれる。赤マスのボンビラス駅と出口3か所で構成され、正解の出口は1か所で、ハズレの出口に入るとスタート地点に戻される[注 34]。悪行や他のプレイヤーへの移動は行わないが、メカボンビーなどの出動も不可能になる。帰還時には特定の駅に移動し、キングボンビーは貧乏神に戻る。ボンビラス駅の詳細は桃太郎電鉄シリーズを参照。(『HAPPY』 - 『16』、『2010』『WORLD(DS)』 - 『ワールド』)
    • 『HAPPY』ではキングボンビーがマップ上に寝転んでおり、カーソルで口の部分を調べるとその度にボンビラス駅と同額の損害が出る。
    • 『HAPPY』 - 『V』では、場所がえカードによって他のプレイヤーが入れ替わりでボンビラス星に移動した場合、ボンビラス星に来たプレイヤーにキングボンビーが移る。
    • 『X』以降では牛歩カードなどの一部の攻撃系カードが効かない。特にボンビラス星から強制帰還するタイプ(主に「みなぶっとびカード」と「サミットカード」)は全て無効。
    • 『15』以降では絶好調が強制終了[注 35]する(滞在中に絶好調にもならない)。
    • 『2010』以降ではお金を取られるだけでなく副賞としてもれなく損害系カードを1枚引かされる。『令和』以降ではハズレが追加され、運が良ければ副賞を受け取らずに済む他、急行系カードもルーレットに混ざっているが絶対入手できない仕様になっている。
    • 『WORLD(DS)』以降では到着時に手持ちカードを全て捨てられる。
    • 帰還後の位置は、『HAPPY』ではワープ駅(苫小牧館山室戸阿蘇)、『7』以降はカード売り場/物件駅(いずれも下田)。ただし『15』『16(GOLD)』の日本列島分裂中および『2010』のその場所が目的地である場合は珠洲、『X(九州)』は高千穂、『12(西)』は出雲大社、海外編の『USA』はマイアミウィニペグ、『WORLD(DS)』ではノヴォシビルスク、『ワールド』ではコルドバ。なお、その場所が目的地だと別の場所に帰還する。
    • 銀河鉄道マップと同様に地球外に存在するため目的地からもっとも遠い場所として扱われるが、ボンビラス星の方が地球より遠い設定になっている。そのため、ボンビラス星に飛ばされたプレイヤーと銀河鉄道マップに移動したプレイヤーが同時に存在した場合、ボンビラス星の方が目的からもっとも遠い場所となる。故にボンビラス星にいるプレイヤーは、その間に誰かが目的地にゴールしてもボンビーを他の人に移すことはできない。
    • 作品ごとにほぼ毎回風景が変わり続けているのも特徴[注 36]
    • ボンビラス星のマップ曲は『HAPPY』〜『V』は「ザ・ボンビラス・スター」(宮路一昭作曲)、『X』〜『2017』は「最凶のボンビラス星」(池毅作曲)、『令和』以降は「ボンビラス星へようこそ!」(関口和之作曲)となっている。
  • キングボンビーにとりつかれている間、一切行動不能になる。(『2017』)
くじ引き系
  • サイコロ10個の出目の合計を当てる。失敗すると大金を捨てられる。『15』では1だけずれると、持ち金は捨てられずに「キングデビルカード」入手となる。(『12』 - 『15』)当てることができた場合はただ純粋に褒められる(勿論ごほうびはなし)。
  • パネルアタック。1から6までの全ての目を、重複せずに続けて出したらセーフ。重複したらその時点で持ち金を捨てられるが、それまでに当てた回数が多いほど多額になる。(『V』 - 『G』)
  • あみだくじ。8本のくじから1本を選び、「キ」「ン」「グ」「ボ」「ン」「ビ」「ー」の各文字が入った当たりを引いた場合はサイコロを5個振り、出た目に応じて他の全員にお金をあげる(『DX』では対象はランダムに1名)。1本だけある空欄のハズレならセーフ。(『DX』 - 『V』)
  • スロットマシン。3つのドラムが「キ」「ン」「グ」の順番に揃えばセーフで、1か所は必ず当たるため、残り2か所を揃えさせられる(ドラムは手動で停止する)。2か所とも外すと参加料を単純に取られ、1か所だけ外すと参加料を他のプレイヤーに渡される。(『X』)
  • 神経衰弱。1から4を順に引く。失敗すると持ち金を捨てられる。(『X』)
  • スプリットゲーム。サイコロを6個振って全て違う数字ならばセーフ。同じ数字があればお金を取られる。(『20周年』)
その他
  • 貧乏神に戻るまでの間、プレイヤーを気に入り、無条件にキングボンビーを他人に移せなくなる。終了後に続けてもう1つ悪行を行う。(『12』 - )
  • 貧乏神に戻るまでの残りターン数をリセットする。終了後に続けてもう1つ悪行を行う。(『DS』)
  • ロボット研究所を1か所破壊して数か月間利用できなくする(マスに停まることは可能)。唯一、プレイヤーには直接被害が全く及ばず、他のプレイヤーも影響を受ける悪行である。(『DX』)
  • 所有する対キングボンビー用ロボットを1台壊される。『7』『jr.』ではサイコロ2個の出目の合計を当てられなかった場合のみ。(『HAPPY』 - 『jr.』)
  • 取り付いたプレイヤーの番だけほとんどの駅の色を変える。
    • 目的地・物件駅・港・空港・ワープ駅以外の全てを赤マスにするうえ、効果中はイエローカードや☆に願いをカードが使えなくなる。期間は貧乏神に戻るまでなので、他人になすりつけてそのプレイヤーがボンビラス星行きとなった場合、その相手が地球上に戻ってくるまで持続する。(『11』)
    • 「ボンビラス星を地球で体験」と称して、目的地・物件駅・港・空港以外の全てをボンビラス駅(紫マス)にする。サイコロ2個の出目のターン数有効。(『20周年』)
  • カード売り場のポイントを0にする。(『2010』『タッグマッチ』)
  • 「空しくすごせ!」と言い、しばらくの間マイナス駅以外のほとんどの駅のイベントが発生しない。(『WORLD(DS)』)
    • いちゃもんをつけて出入り禁止を言い渡し、以降一年間ナイスカード駅、カード売り場駅、ヘリポート駅、精霊教会駅、スーパーカード駅、宝くじ駅、カードバンク駅、給油駅に止まっても何も起こらなくする。カードバンク駅は、出禁中でも「バンク」のコマンドは使える。(『ワールド』)
  • プレイヤーに加勢している歴史ヒーローを1人を、仲間から外させる。(『WORLD(DS)』)
  • プレイヤーの操作をしばらくの間、最弱のCOMキャラである「まめ鬼」に強制的に交代させる。(『WORLD(DS)』)
  • ギーガボンビーを誕生させる。カウント(後述)が1の時のみ発生。
    • 『7』『jr.』では他の悪行を行なわずそのままこれを発生させる[注 37]
    • 『15』では貧乏神に戻らず他の悪行を行なってカウントが減った場合のみ、ボーナスとして発生。
  • 女湯イベントで出現し、持ち金を奪われる。取り付いている相手・貧乏神の状態に関係なく発生。(『7』)

デストロイ号

『令和』から登場。キングボンビーの顔(『令和』のデザイン)が付いた列車で、キングボンビーの「最凶形態」。遠隔操作しているキングボンビー曰く、自分自身が鉄道会社を経営する為に作った特別列車とのこと。テーマ曲は「悪魔のデストロイ号」(前山田健一作曲)。

  • 黒いサイコロを3〜4個振らされ出た目の数だけ強制移動させられ通過した物件駅及びその周辺の物件駅を焼き尽くし、所有者問わず焼かれた全ての駅にある物件を1件〜全件破壊する。通過した都市は被害が大きくなる。最終的に止まった駅が目的地でもゴール扱いにならない。海路や空路ではそれぞれ汽船や航空機に変形する。なお登場するのは32年目まででそれ以降は一切登場しなくなる[18]
  • 一度変身すると以後5年間はこの状態に変身しなくなる他変身から2年間はキングボンビーに変身しなくなる。
  • 『ワールド』では1回のゲームに2回までしか登場しない。また、1回目の変身から12年間はデストロイ号に変身しなくなる。

デストロイ号とは関連しないが、『HAPPY』のパッケージや取扱説明書には、オリジナルキャラクターデザイナーである土居孝幸によるキングボンビー[13](『スーパーII』 - 『WORLD(DS)』に登場)を模した列車のアートワークが存在する。

ミニボンビー

『II』以降で登場。頭にリボンを、首に涎掛けをつけた赤子のような風貌[8]。毎ターン終了時に軽い悪行を行なう。『DX』以降のテーマ曲は「戻るな!ミニボンビー[注 38]」(関口和之作曲)。『II』『III』ではテーマ曲なし。

  • 持ち金を奪う。ただしおこづかいとして少額(基本的にリトルデビルと同額)。
    • 『jr.』ではリトルデビルの4.5倍の金額を奪う(貧乏神の悪行より被害が大きいことも多い)。
    • 『12』以降は年数が経つにつれてリトルデビルよりもさらに少額になる。
  • 急行系カードを拾ってくる。(『16』、『20周年』 - 『タッグマッチ』、『2017』 - 『ワールド』)

『II』 - 『HAPPY』、『jr.』では、貧乏神に戻るターンでも悪行を行なってから戻る。

ハリケーンボンビー

『12(全国)』から『WORLD(DS)』までの作品に登場。五大ボンビー[注 29]の一人。非常に背の高いスマートな風貌で青い体のロボット宇宙人のような姿をしており、額と上半身(腹部と背中)には黄色の「H」の文字がある。掛け声の「ドッドド! ドドード! ドドード! ドドー!」の元ネタは『風の又三郎』である。該当者の物件所持数がある程度ないと変身することはない。竜巻を起こす際、顔の部分はあまり動かず、顔より下の部分が高速で回転する。『WORLD(携帯版)』ではキングボンビーが登場せず、唯一の上位ボンビーがこの形態になっているため、変身する際の肩書きが「伝説の破壊神」。テーマ曲は「破壊のハリケーンボンビー」(池毅作曲)。

キャラクターデザイン担当の土居孝幸によるとさくまより細身のキャラクターをオーダーされてデザインしたキャラクターであり、細身と邪悪で強い雰囲気を両立するのに苦労したという[7]

  • 毎ターン終了時に物件を一度に大量に吹き飛ばす。さらに画面内にいる他プレイヤーも巻き添えをくらう場合がある。とりついたプレイヤーは4-15件、画面内の他のプレイヤーは1 - 8件[注 39]
    • 『12(全国)』-『16』では、初期>増資>独占>桃太郎ランド(『USA』のネズミーワールド)の順に優先順位が下がる。
    • 『2010』『タッグマッチ』『WORLD(DS)』では、通常>独占>プロテクト都市>桃太郎ランドの順に優先順位が下がる(桃太郎ランドは他の物件が1件でも残っているターンには捨てず、『WORLD(DS)』の「モモタローランド」も、桃太郎ランドと同じ扱い)。

物件を1件も持っていない状態でターンが終了すると貧乏神に戻る。

『2017』では登場せず、キャラクターとしてはキングボンビーに統合されたが、システム上は従来と変わらず、従来のキングボンビーとは別に「物件飛ばし」として扱われる。旧ハリケーンボンビーの行動パターンで登場した場合はテーマ曲も「破壊のハリケーンボンビー」となっている。(ただ一つの違いとしては、変身したターンは悪行しない)

ポコン

『令和』から登場。キングボンビー(『令和』のデザイン)の息子「キングボンビーJr.」で、青い肌で風神のような容姿をしている。テーマ曲はキングボンビーと同じで「悪夢のキングボンビー」(関口和之)。

  • 父からハリケーンの舞を伝授されており、ハリケーンボンビーや『2017』のキングボンビー(物件飛ばし)のポジションを引き継いでいるが、初めての悪行では物件を1件、2回目では2件しか吹き飛ばさない。
  • 3回目登場の2回目悪行時から大量の物件を吹き飛ばすようになり、持っている物件数が多いほど一度に飛ばす物件数が増え、最大20件まで吹き飛ばしてくる。
  • ただし、巻き添えを喰らったプレイヤーに対しては初登場時からいきなり大量の物件を吹き飛ばしてくるため、取り憑かれているプレイヤーよりも周囲のプレイヤーの方が被害に遭うこともある。持っている物件が少ないとためらって何もしないこともある。
  • 『ワールド』では「あっちいけカード」が効くようになった。

ボンビー・モンキー

『12』から『WORLD(DS)』まで登場。黄色い体毛が特徴の小さな。変身シーンが流れず、貧乏神の頭に乗っかる形で登場する。貧乏神が取り付いているプレイヤーが借金状態の場合のみ登場する可能性がある。貧乏が去る(猿)が名前の由来であり、乗っかっている間は貧乏神が行動できず、代わりに善行を行なう。この状態の時だけは、貧乏神を嫌う上級COMキャラも近づこうとする。初登場作品の『12』の発売される年に東京都台東区にある妙泉寺に「貧乏が去る(猿)像」が設置された[19]。テーマ曲は「ボンビー・モンキー・ベイビー」(池毅作曲)。

ボンビー・モンキーの善行
  • 登場したその場で借金や損害系カードを消す[注 12]
  • 毎ターン終了時にカードを3枚くれる。候補は新幹線カード・テレポートカード・ダイヤモンドカードなど。(『12』 - 『DS』、携帯版『TOKYO』 - 『CHUBU』)
  • 毎ターン終了時にカードを1枚くれる。提示された3枚のカードから選べる。候補は概ね同じ。(『20周年』以降、携帯版『KANTO』以降)。

ゲストボンビー

それぞれの作品(1-3作品)に限定で登場する貧乏神の変身形態である。『DX』以降、多くの形態が登場している。

複数作に登場するもの

コマルン
『DX』『HAPPY』で登場。毎ターン終了時に悪行をする。白目の無い羽根を持つ貧乏神のような風貌で、桃太郎チームスタッフ(当時)の小丸良人がモデルとなっている。物件を消去するタイプだが、物件を持っていなくても変身することがある。テーマ曲は「パクパクコマルン」(関口和之作曲)。
  • 食品物件・農林物件・水産物件のどれかを1件食べる。普通>増資>独占の順に優先順位が下がる。
  • お腹いっぱいで何も食べない。
貧乏神に戻るターンでも悪行を行なってから戻る。また、対象物件が1件もない状況でも、規定ターンが過ぎるまでは強制的に貧乏神に戻ることはない。
ギーガボンビー
『7』『jr.』『15』で登場。五大ボンビー[注 29]の一人。キングボンビーの体内に寄生した宇宙寄生獣。紫色の化け物のような容姿。笑い声は「ゲフーッ! ゲフーッ!」。
唯一、貧乏神からではなくキングボンビーから誕生し、貧乏神を変身させるカードでは決して登場することのない形態。「誰かに取り付く」という概念自体がなく、出現したが最後、全員を対象に等しく悪行を行った後に去っていく。本シリーズでも数少ないキングボンビーの上位存在として描かれているボンビーでもある。
『7』『jr.』では常に、『15』では50年目以降にランダムで、キングボンビーにカウントが出現。最初は10だが、悪行[注 40]1回につき1カウント減り、0になると登場する。途中で貧乏神に戻っても減ったカウントはそのままで、出現がランダムの『15』でも一度カウントが出るとギーガボンビー誕生までカウントは必ず出現する。出現すると下記の悪行を全て行なう。テーマ曲は『7』『jr.』では「ギーガボンビーの誕生」、『15』では「戦慄のギーガボンビー」(関口和之作曲)。
  1. 全員の持ち金(借金含む)を0にする。『7』『jr.』では「ゴッドカード」があれば半額が補填される。
  2. 全員のカード(損害系含む)を全て食べ尽くす。
  3. 3つ目の悪行は作品によって異なる。
    1. 全員の独占駅を1つずつ選んでその全ての物件を捨てる。(『7』『jr.』)
    2. 全員に大損害を与える「とりかえしカード」を8枚ずつ送り込む。(『15』)
悪行を終えると消滅し、誰かが次の目的地に着くまで貧乏神がいなくなる(カウントも10に戻る)。また残りカウント5以下で「ハサン仙人」のいるマスに到着すると、キングボンビーのカウントを10に戻してもらえる[注 41]
ブラックボンビー
『11』『15』で登場。五大ボンビー[注 29]の一人。全身真っ黒でキングボンビーのように強調された赤い唇と牙、黄色い目、猫のような耳と怪獣のような尻尾が特徴で、股間の部分に紫色の「B」の文字がある。笑い声は「ギュルッフッフッ!」で一人称は「ワレ」。必殺技「ペイント・イット・ブラック」を使用し、ほとんどの駅をブラック駅に変える[20]。毎ターン開始時に悪行を行う。テーマ曲は「暗黒のブラックボンビー」(池毅作曲)。
キャラクターデザイン担当の土居孝幸によると輪郭がわかるように光を反射する質感にしたという[7]
  • カードが封印されて使えなくなる。ターン中に自分がブラックボンビーを奪った場合もその場でカードを封印されている。また、目的地に入ることで他人になすりつけても、そのターンは物件駅でカードを使えない。
  • 目的地とマイナス駅以外のマス(物件駅・港・カード売場なども含む全て)を、対象のプレイヤーの番のみブラック駅に変えてしまう。ターンの途中で他人になすりつけても、その月はカードが使えずマスの色も元に戻らない(逆に、自分がブラックボンビーを奪った場合、そのターンはマスの色が変わらない)。ブラック駅の詳細は桃太郎電鉄シリーズを参照。
悪行自体はターンの最初だが、活動期限を終えて元の姿に戻るのはターン終了時なので、ターン終了前になすりつけた場合は活動期限を迎えていても元に戻らない。
ロシアンボンビー
『20周年』『WORLD(DS)』で登場。『WORLD(DS)』ではロシア周辺にいる時に稀に変身する。マトリョーシカのような容姿で、ロシア語を意識したしゃべり方をしながら毎ターン終了時に悪行を行う。テーマ曲は「哀愁のロシアンボンビー」(池毅作曲)。
  • 6つに分裂した体のうち1つを選ばせる。中には「−(1 - 30)億円カード」が入っており、1年以内に使用して指定金額を払わないと10倍の金額を強制的に取られる。
エアプレンボンビー
『2010』『タッグマッチ』で登場。飛行機とパイロットで構成された姿。飛行機の上に直接人が乗っており、どちらが本体なのかは不明[7]。飛行機の顔はいかついが、その割にはさわやかな口調が特徴。毎ターン終了時に悪行をするが、銀河鉄道マップ上ではプロペラが動かないので何もできない[注 42]。テーマ曲は「痛快のエアプレンボンビー」(池毅作曲)。
キャラクターデザイン担当の土居孝幸によると操縦士のキャラクターは『USA』に登場したエンパイアビルを駆けあがるミニゲームのキャラクターを元にしているという[7]
  • プレイヤーを目的地以外のどこかの物件駅まで飛ばし、最短移動距離のマスに応じた交通費を奪う。
バクレツボンビー
『2010』『タッグマッチ』で登場。ガスマスクを付けている手榴弾のような容姿。登場は16年目以降で、出現後も提示してくる条件を満たさなければ何もせず数ターンで貧乏神に戻る。テーマ曲は「驚愕のバクレツボンビー」(池毅作曲)。
  • 条件とは「通算9マス以上の移動」。これを満たしてしまうとターン終了時に爆発し、画面内全員の持ち金に被害が出る上、取り付かれたプレイヤーはカードも全てなくなるが、強制的に貧乏神に戻る。他人になすりつけると移動数はリセットされる(この時通算9マスを超えても爆発しない)。その関係上、急行系カードを使う時「他の社長になすれる確証があって使うんですよね」という確認と共に選択肢がでる。
    • 移動数がカウントされるもの - 線路やルート上の進行(猪突猛進カード・歴史ヒーローの高杉晋作(目的地に接近)・坂本竜馬(超高速船)・相手に加勢する武田信玄(目的地から遠ざかる)も同様)、ヘリコプター移動。
    • 移動数がカウントされないもの - ワープ移動全般、☆に願いをカード、列車自体の空中移動(オナラカード・歴史ヒーローの源義経(八艘飛び)・相手に加勢する大久保利通(廃藩置県)など)。
ピヨピー
貧乏神の変身としては『G』で登場(変身形態としては下記の「1作品のみ登場するもの」に該当するがキャラクター自体としては複数の作品に登場する)。薄っぺらくて白いヒヨコの姿。『G』では変身直後あるいはなすりつけ直後に悪行を行う。キャラクター自体としてはボンビーではない[21]が、ゲームとしての扱いはボンビーと同じなのでこの項に記述する。テーマ曲は「ステキなピヨピー」(関口和之作曲)。
『G』での悪行は以下のとおり。
  • カードが封印されて使えなくなる。ターン中に自分がピヨピーを奪った場合もその場でカードを封印されている。ただし、ターン内にピヨピーを他のプレイヤーになすりつけた場合、物件駅でカードを使うことは可能。
  • ルーレットで色を決め、対象のプレイヤーの番のみ全て同じ色(プラス駅・マイナス駅・ボンビラス駅・カード駅・ナイスカード駅)に変化させる。変化対象になるのはプラス駅・銀河駅・マイナス駅・カード駅。ターンの途中で他人になすりつけても、その月はマスの色が元に戻らない(逆に、自分がピヨピーを奪った場合、そのターンはマスの色が変わらない)。これにより、大恐慌でもプラス駅が登場する可能性があり、その場合は通常景気と同額がもらえる。
悪行自体はターンの最初だが、活動期限を終えて元の姿に戻るのはターン終了時なので、ターン終了前になすりつけた場合は活動期限を迎えていても元に戻らない。
『16』『2010』『タッグマッチ』『2017』にも登場するが、貧乏神が変身した形態ではなく、名産怪獣『雪の恋人怪獣ピヨピー』として登場(後述)。札幌が目的地の時、到着すると出現して、プラス駅・銀河駅・マイナス駅・カード駅・ナイスカード駅を、全てスーパーカード駅にしてくれる。これに関してさくまは「ピヨピーは改心しちゃったね。北海道の白い恋人のイメージなんですよ」とコメントしている[6]

1作品のみ登場するもの

スペースボンビー
『USA』で登場。宇宙の彼方から登場する、ペガサスに乗った赤い甲冑の騎士。変身とうたっているが、中身は貧乏神本人。自らをペルセウスの生まれ変わりと語り、武器や防具を与えると言いながら、ターン終了時にカード袋を埋める悪行を行なう。テーマ曲は「輝け!スペースボンビー」(池毅作曲)。
  • サイコロ1-2個の出目の数だけ「SPACE」と書かれたプレートを数ターン貼りつけてカード袋を埋める(既にその場所にあったカードは捨てられ、新たにカードをその場所には入れられない)。「スペース(宇宙)」と「スペース(空白)」をかけたネーミングが悪行の由来となっている。
全てが「SPACE」プレートで埋まっている状態になると貧乏神に戻る。
ビリリンモンロー
『USA』で登場。貧乏神がマリリン・モンローに変装した姿で、変身ではなく前述の「車掌のマネ」のようにその場限り。マリリンの主演映画をもじったタイトルに応じた悪行を行う。テーマ曲は「お金はお好き?」(関口和之作曲)。
  • 億万長者と結婚する方法
    元ネタは「万長者と結婚する方法」。プレイヤーの金で様々なブランド品を買ってくる。
  • 帰らざる金
    元ネタは「帰らざる」。プレイヤーの金を他プレイヤーに分配してしまう(額は均等ではない)。2人プレイのときは相手に全額与える。
  • ナイアガラ(各種攻略本では「ナイア〜ガラ」)
    元ネタは「ナイアガラ」。「とうとうお金がナイアガラ」と言ってプレイヤーの金を0にする。持ち金がマイナスの場合は発生しない。
  • 七か月目の浮気
    元ネタは「目の浮気」。次月より7か月間、青マスに止まってもお金がもらえなくなる。
  • お暑いのがお好き
    元ネタは「いのがお好き」。暑い所(メキシコシティアカプルコプエルトリコジャマイカ)のうちのどこかに飛ばされる。日本編のキングボンビーの「ハワイ・沖縄行き」と同様に目的地となっている駅には飛ばない。
ミサイルボンビー
『15』で登場。五大ボンビー[注 29]の一人。甲羅に無数の大砲を装着したの怪獣のような容姿。ターン終了時に、背中にある大砲からミサイルを発射して攻撃する。テーマ曲は「武張るミサイルボンビー」(池毅作曲)。笑い声は「グブッ! グブッ!」。
  • 攻撃系カードを数枚使う。他のプレイヤーが関わるタイプの場合はミサイルボンビーが相手となる(例:刀狩りならボンビーにカードを取られ、カード交換ならボンビーが持つ損害系と交換させられる、など)。また、複数のプレイヤーを攻撃するカードだと通常通り他のプレイヤーにも直接影響が及ぶ。使用するカードは「ぶっとばしカード」「刀狩りカード」「カード交換カード」「デビル派遣カード」「豪速球カード」「牛歩カード」「徐行運転カード」「武器よさらばカード」「さよならカード」「ふういんカード」「ベビキュラーカード」「裸一貫カード」「指定うんちカード」「冬眠カード」「ハッカード」。
ハピネスボンビー
『16』で登場。巨大な風船のような容姿。取り付いたプレイヤーに損害を、それ以外のプレイヤーに利益をもたらす。テーマ曲は「愉悦のハピネスボンビー」(池毅作曲)。
便利系カードを5枚以上持っていると変身するようになる。
  • 変身直後あるいは、なすりつけられた直後に取り付いたプレイヤーの便利系カードをすべて捨てる。
  • ターン終了時に、貴重なカードを1枚他のプレイヤーに与える(この場合取り付いているプレイヤーに直接被害はない)。
  • ターン終了時に、取り付いているプレイヤーの持ち金を1/4-全額を、他のプレイヤー1人に与える。
  • ターン終了時に、取り付いているプレイヤーの物件[注 16]を数件他のプレイヤーに与える(1件あたり相手はランダム)。
さくまあきらによると、歌曲「オー・シャンゼリゼ」をイメージしたキャラクター[22]
ゾンビボンビー
『16』で登場。てっぺんに釘が刺さっている腐った頭部と、包帯だらけの全身で構成されたゾンビ。損害系以外のカードを何枚か持っていないと変身しない。毎ターンの開始時と終了時の両方で悪行を行う珍しい形態。テーマ曲は「悪魔のゾンビボンビー」(池毅作曲)。
土居の描いたオリジナルのデザイン画では赤色の血となっているが、ゲーム中及びパッケージ・説明書用のアートワークでは深緑色の血に変更されている[7]
カードを8枚以上持っていると変身するようになる。損害系カードが10枚以上になると貧乏神に戻る。
  • ターン開始時には、取り付いたプレイヤーのカードを封印する。ターン中に自分がゾンビボンビーを奪った場合もその場でカードを封印されている。
  • ターン終了時には、持っているカードを1-3枚、「ゾンビカード」などの損害系カードに変化させる。
    • なすりつけが発生した場合、最初のターン終了時はカード封印をする「演出」を行うだけ。
カードが1枚もない状態、全て損害系カードで埋まった状態でターンが終了すると貧乏神に戻る。
イレーザーボンビー
『16』で登場。消しゴムのような容姿。登場は8年目以降で、ターン終了時に悪行を行う。一定以上の金額の物件を持っていないと変身しない。テーマ曲は「空前のイレーザーボンビー」(池毅作曲)。
  • 所有している物件[注 16]の中で最も高額なものを毎月1件ずつ消し去る。
1億円以上の物件を5つ以上持っていると変身する。5か月経過するか、物件を1件も持っていない状態でターンが終了すると貧乏神に戻る。
土居孝幸の初期のラフスケッチでは消しゴムでできたゴーレムのようなデザインだった[22]
ツルギボンビー
『タッグマッチ』で登場。
鎧武者のような容姿。兜には大きく「貧」の文字があしらわれている。独占都市を持っていないと変身しない。テーマ曲は「武勇のツルギボンビー」(池毅作曲)。
  • 取り付いたプレイヤーの独占都市をランダムで1駅選んで捨てる(歴史ヒーローの出現する都市なら歴史ヒーローも去ってしまう)。「プロテクトカード」を使用した都市や「桃太郎ランド」がある岡山は優先順位が最も低い。
独占都市が1駅もない場合、ターンが終了すると貧乏神に戻る。
デビルボンビー
『WORLD(DS)』で登場。
黒いのような容姿。テーマ曲は「魔界のデビルボンビー」(池毅作曲)。
  • 「デビル系カード」「とりかえしカード」「ゾンビカード」などの損害系カードを、1ターンに1〜4枚吐き出して押し付けてくる。
チャージボンビー
『WORLD(DS)』で登場。
白い巨体の容姿で腹部に赤字で「C」が書かれている。新鮮なカードを食べて自らのエネルギー源とする。登場は32年目以降。テーマ曲は「渇望のチャージボンビー」(池毅作曲)。
  • バッテリー切れ寸前の状態で登場し、最初に持っているカードをすべて捨てる。
  • 翌月からはサイコロを振って出た目の枚数分のカードを要求してくる。この悪行は他のプレイヤーになすりつけたり貧乏神に戻ったりしても続く。「赤いマスへ!カード」などのその場で効果を発動するカードはチャージされない。指定された枚数のカードを集めればお礼として「のぞみ周遊カード」などの上位のカードが手に入る。
ナイトメアボンビー
『2017』で登場。
ドラキュラの容姿。テーマ曲は「呪いのナイトメアボンビー」(池毅作曲)。
  • 毎月カードを1枚燃やす、燃やされたカードは以後1年間は入手することができなくなる。
ビッグボンビー
『令和』で登場。
「貧」とあしらわれた覆面を被った泥棒の容姿。ありがひとしがキャラクターデザインを担当。テーマ曲は「奈落のビッグボンビー」(関口和之作曲)。
  • 借金がある時(持ち金がマイナスの時)、サイコロの目の数だけ借金の額が倍になる(例えば持ち金が-18億円だった場合、サイコロの目が5と出たら、5倍となり、持ち金が-90億円となる)。持ち金がプラスの状態でターンが終了すると貧乏神に戻る。持ち金にしか影響を与えない初のゲストボンビー。同作のVer1.2.0[23]以降は取り付いている間は「徳政令カード」が使えなくなるようになった。これはアップデートでボンビーの悪行内容が変更・調整された初の例である。
世界旅行ボンビー
『ワールド』で登場。テーマ曲は「世界旅行ボンビーどすえ~」(前山田健一作曲)
語尾に「どすえ~」をつけて話すのが特徴で、「エアプレンボンビー」とほぼ性能は一緒。しかし、一回に何度も移動することがある。
  • このボンビーは「あっちいけカード」が効く。
また、ダチョウをイメージしており、顔のインパクトを重視するため、文楽のカブをモチーフにしている[24]
ばらまきボンビー
『ワールド』で登場。
顔の右半分が白で、左半分が黒の天使のような風貌で神様のボランティアで活動している。ミカエルとは対立している。テーマ曲は「世俗の欲望 捨てまショウ」(関口和之作曲)で唯一曲名に名前が入っていない。
  • 毎月取り憑いているプレイヤーの物件、持ち金、カードを周辺にばら撒く。ばら撒かれたものは失ってしまうが、落ちているマスを誰かが通過すると回収できる。尚、ばら撒かれた物件などは回収されなかった場合、一定期間が経つと消滅する。
  • 取りつかれたプレイヤーがミカエルを連れていると、ミカエルが悪行を妨害し、ばらまきボンビーは貧乏神に戻る。
  • このボンビーは「あっちいけカード」が効く。
コンセプトは、「悪いミカエル」「偽ミカエル」でそのため服装などがミカエルのようになっている。誰かが操っているイメージで傀儡のような動きをしているため、ひょっとしたらキングボンビーが操っているかもと竹浪は、語っている[25]
大阪のおばちゃん
『12(西)』に登場。大阪が目的地の時に到着すると登場。貧乏神が変身するのではなく、バトンタッチする形で登場する(貧乏神変身中を除く)。眼鏡をかけていて、常にママチャリに乗っており、プレイヤーの行動に割り込んでおせっかいという名の悪行を行うため、まともにゲームを進行することが不可能に近くなる。テーマ曲は「大阪のおばちゃん登場!」(関口和之作曲)。
おせっかい一覧
  • サイコロを振ろうとすると拒否され、おばちゃんの手持ちカードを使用する。使うカードによっては他のプレイヤーにも影響が及ぶ。
    • 「1-6進めるカード」「銀河鉄道カード」「みなぶっとびカード」「千載一遇カード」「ぶっとばしカード」「大阪カード」「冬眠カード」「ばちあたりカード」「ぱろぷんてカード」が対象。
  • カードを使おうとすると拒否され、その場で1ターン足止めされる。
  • カードを使おうとすると勝手におばちゃんの手持ちカードを使用する。
  • 青マスに停まると「ここでもらえるお金はぜ〜〜〜んぶにせ札や!」と言われてお金がもらえない。
  • 黄マスに停まると「何こないなとこで油売ってるんや!」と言われてカードがもらえない。
  • 物件の購入・増資時に拒否され、「そんな高こうて儲けの少ない物件買ってどないするの!」と言われて買い物不可能になる。
  • カード売り場での売買を拒否され、「カードの使い方も知らんと」と言われて売買不可能になる。
  • 何も行わない。
登場ターン数の制限はないが、誰かが次の目的地に登場すると去り、貧乏神が再登場する。

注釈

  1. ^ 桃太郎伝説』(ファミコン版)とその移植版では桃太郎のみがプレイヤーキャラクターであり、金太郎・浦島・夜叉姫がパーティメンバーとなる作品としては『桃太郎伝説II』『新桃太郎伝説』『桃太郎伝説』(PlayStation版)などがある。
  2. ^ アメリカ合衆国フィリピンに実在する「PBS」(それぞれ公共放送サービス、フィリピン放送のこと)とは無関係。
  3. ^ 『USA』ではPNN(CNNのパロディ)。
  4. ^ 手足が短いというのは土居の描くキャラクター全般に言えることなので、桃太郎だけの特徴とは限らない。『旨いでぇ! 桃鉄ごはん B級グルメ編 北陸・関東・中部・近畿・海外編』105〜108ページで浦島・金太郎・いぬやま・さるかわ・きじたが敬礼しているが、手が顔までしか届いていない。また『HAPPY』の取扱説明書8ページに掲載されているキングボンビーのアートワークも敬礼をしているが、手が顔までしか届いていない。
  5. ^ 『桃太郎伝説II』『桃太郎伝説外伝』では地獄王の娘、『新桃太郎伝説』では伐折羅王の娘、『桃太郎伝説(PS版)』では「雪と氷を操る鬼の王族の一員」と名乗るのみ。
  6. ^ 『新桃太郎伝説』では桃太郎が146cm、夜叉姫が144cmとなっている。
  7. ^ PCE版『II』では浦島が登場する予定であった唯一のイベントシーン「オークション」が没となったため、登場していない。
  8. ^ Switchの「地球は希望で回っている」の略で、紛らわしいがDSのWORLDと携帯版WORLDとは異なる
  9. ^ 初期作ではCOMP
  10. ^ たとえばダビングカードの使い道を探れない点など。『SUPER桃太郎電鉄DX究極本』より。
  11. ^ 『15』以降は、それ以外のCOMキャラでも、貧乏神の擦り付け合いに発展した場合は根負けするようプログラムされている。桃鉄研究所再開第49回目!より
  12. ^ a b c d 「ラストデビルカード」は対象外。
  13. ^ 『新桃太郎伝説』及びアニメ版『桃太郎伝説』では「ポチ(イヌ)」「モンタ(サル)」「キーコ(キジ)」となっている。
  14. ^ a b その際には特別メッセージが入る。
  15. ^ 『7』のゲーム内にて、初の運要素を補正したCOMキャラクターであると説明されている。
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「桃太郎ランド」を除く。なお、『USA』の「ネズミーワールド」や、『WORLD(DS)』の「モモタローランド」も同様の扱いとする。
  17. ^ 大恐慌の場合もこちらが優先される。
  18. ^ 『15』以降は攻撃系カードの命中率が軒並み大幅に低下しているため、避けられることが多い。
  19. ^ 『タッグマッチ』では同じチームのプレイヤーを除く。
  20. ^ 最初に攻撃した時にも1枚落とさせる。
  21. ^ 冬眠ではないため、グッスリンは出現しない。また、これで眠っている間は「妖しい踊り」は効かない。
  22. ^ 例として借金状態で徳政令カードを買って来る、損害系カードを瓦割りで破壊するなど。
  23. ^ CM内で「お前の会社、倒産したんやってな」と言われているが、実際は倒産しておらず健在である。
  24. ^ a b 農林物件は通常の売却時と同じく不可能。また、『DX』『HAPPY』に登場する美術物件も売却されない。
  25. ^ モデルの榎本は空手の段を持っている。
  26. ^ 記念仙人の景品を除く。
  27. ^ 途中で目的地が変更されても寄付金は失われない。
  28. ^ 『7』-『12』と『USA』-『2017』と『令和』、『ワールド』では変身シーンが異なる(『7』-『12』では3,2,1,GO!の掛け声がなく、『令和』、『ワールド』では変身後のボンビーの顔が動く)。
  29. ^ a b c d e 「キングボンビー」「ギーガボンビー」「ブラックボンビー」「ハリケーンボンビー」「ミサイルボンビー」のことを指す。これらのキャラクターが一堂に会するタイトルである『15』の副題「五大ボンビー登場の巻!」が由来。
  30. ^ 設定上は『令和』以降のキングボンビーの最凶形態となっているが、『7』『Jr.』『15』に登場したギーガボンビーのようにキングボンビーから派生して登場するわけではなく、ゲームシステム上はあくまで貧乏神の変身パターンの1つとなっている。
  31. ^ 『HAPPY』『7』『V』のオープニングデモはキングボンビーがタイトル画面を占拠した後に撃退されるという内容で、『X』は噴火した火山の煙が作り出したキングボンビーの幻影を、金太郎、浦島、夜叉姫とお供の3匹が巨大うちわを仰いで振り払うという内容、『11』『12』『USA』『15』では市街地を襲撃し巨大怪獣のごとく暴れまわるキングボンビーが桃太郎の活躍で撃退されるという特撮映画風のアニメムービーとなっている(『15』では作品内容に合わせ、ギーガ、ブラック、ハリケーン、ミサイルボンビーも登場している)。
  32. ^ カード袋が進行系(急行系)・便利系に分かれていない作品のため。
  33. ^ さくまが脳内出血で倒れてからは「血圧も下がるぞ!」(『X(九州)』では「頭もよくなるぞ!」)のセリフが追加された。
  34. ^ 正解の出口は他プレイヤー含めてボンビラス星へ連行されるごとに変化するが、滞在中においては間違えても正解の位置がシャッフルされることはない
  35. ^ 餓鬼のパーフェクト及びスランプも対象。
  36. ^ 『X』でのセリフによると、「新しく住みやすい星を見つけて」移住したため。これに限らず、改装したり他の星を奪って住みついたりを繰り返しているとのこと(月刊デジタルさくまにあ:桃鉄研究所より)。
  37. ^ 本来貧乏神に戻るターンでも強行する。
  38. ^ 初出の『DX』 - 『7』などでは「パクパクコマルン」名義。
  39. ^ 手持ち物件が少ないと吹き飛ばさないこともある。
  40. ^ 「ボンビラス星行き」「気に入った」「女湯イベント」を除く。
  41. ^ 『15』では1回目出現までこの方法が使えず、カウントを戻せない。
  42. ^ a b 『タッグマッチ』には地球外のマップが登場しない。
  43. ^ 『jr.』を除く(キングボンビーに変身することはない)。
  44. ^ 中国地方と四国地方はセットとして扱われる。また、海外は対象外。
  45. ^ 黄色マスが変えられる対象となった場合、ナイスカードマスは対象外。
  46. ^ 「へっちゃらカード」使用中は当たり年を含めて出現しない。
  47. ^ カードやイベントでプラス駅もしくは銀河駅がマイナス駅・カード駅に変化している場合(当たり年の場合はプラス駅に変化した場合も含む)や、スリの銀次カード(『DX』『HAPPY』)によって派遣された場合。
  48. ^ スリの銀次カード(『HAPPY』)によって派遣された場合。
  49. ^ この年は作者のさくまが脳内出血で入院した年でもある。
  50. ^ 鹿賀の番組上の役割は「美食アカデミー主宰」であり、実際には「鉄人」ではない。
  51. ^ この変装のみテーマ曲が「パラパラGINJI」になる(「シルバーダンディ」のアレンジ曲)。
  52. ^ 「エコカーに乗っていた」という設定のため、珍しく変装ではない登場である。
  53. ^ カードがいっぱいで捨てた時は出現しない。
  54. ^ ボビーには売却不可。1年間売却しないと「スペシャルカード」などの上位カードに変わる。
  55. ^ 宮路の曲と題名は一緒だが、曲自体は別物。
  56. ^ 本来カードが使用できるはずの「ばかもんカード」有効中の相手を含む。
  57. ^ 開催中に銀河鉄道やボンビラス星に行った場合に中止されることはない。
  58. ^ 『2010』『タッグマッチ』:7年目までは1000万円〜2億円、8〜15年目は3000万円〜3億円、16〜31年目は5000万円〜5億円、32年目〜100年目は1億円〜6億円(64年目以降出現率が低下)
    『WORLD(DS)』:7年目までは1000万円〜2億5000万円、8〜15年目は3000万円〜5億円、16〜31年目は5000万円〜8億円、32年目〜50年目は1億円〜10億円
  59. ^ 「水戸拷問」「五所川原立佞武多」を除く。
  60. ^ ターン数ではなく行動回数のため、1ターンに3回行動できる絶好調時のあしゅらには3回行動分=1ターン分しか効果がない。

出典

  1. ^ 『土居孝幸アートワークス DOIN'S』、2010年、樹想社発行、銀河出版発売、ISBN 978-4-87777-095-2。「スペシャル対談さくまあきら×土居孝幸」より。
  2. ^ a b c d 桃鉄ってなに? - 桃太郎電鉄11 - ウェイバックマシン(2008年12月3日アーカイブ分)
  3. ^ a b 桃太郎電鉄15 - 壁紙ダウンロード - ウェイバックマシン(2007年5月31日アーカイブ分)
  4. ^ a b 『桃太郎電鉄HAPPY究極本—HAPPYに勝つための30の戦略』KKベストセラーズ、ISBN 4-584-16051-1
  5. ^ 桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! - イベント:みらい超特急 開業! - ウェイバックマシン(2010年11月26日アーカイブ分)
  6. ^ a b c d 「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! 激勝! 爆笑! 一生日本一ガイド」、集英社、ISBN 4-08-779397-4。さくまあきらインタビューより
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 『土居孝幸アートワークス DOIN'S』、2010年、樹想社発行、銀河出版発売、ISBN 978-4-87777-095-2
  8. ^ a b 貧乏神&ミニボンビー - 桃太郎電鉄11公式サイト - ウェイバックマシン(2009年1月5日アーカイブ分)
  9. ^ ゲーム監督のさくまあきらやデザイナーの土居孝幸と共に『ジャンプ放送局』でレイアウト作業をしていた、バナナグローブスタジオの社長
  10. ^ 『桃太郎電鉄研究読本』、2000年、バグジィ発行、廣済堂出版発売、ISBN 4-331-80013-X。93ページ「あの榎本46歳氏に聞く!」より。
  11. ^ 「ビンボーゴット」と表記されることもある。
  12. ^ 「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! 激勝! 爆笑! 一生日本一ガイド」、集英社、ISBN 4-08-779397-4
  13. ^ a b c d キングボンビー - 桃太郎電鉄11公式サイト - ウェイバックマシン(2009年1月5日アーカイブ分)
  14. ^ 初期作品では青みがかっている場合がある。
  15. ^ 『USA』では星条旗になっている。
  16. ^ SUPER桃太郎電鉄II完全ツアーガイド、1992年、小学館、ISBN 4-09-104199-X。98ページ、開発スタッフ座談会の土居の発言より。
  17. ^ a b c 『桃太郎電鉄研究読本』、2000年、バグジィ発行、廣済堂出版発売、ISBN 4-331-80013-X。4〜5ページ、さくまあきらによるまえがきより。
  18. ^ 桝田省治@ShojiMasudaのツイート”. Twitter (2020年11月21日). 2020年12月18日閲覧。
  19. ^ 「桃鉄」15周年記念!看板ソフトの更なる拡販を目指しプロモーションを本格稼動(ハドソンニュースリリース) - ウェイバックマシン(2005年8月17日アーカイブ分)
  20. ^ 桃太郎電鉄11 - ブラックボンビーの悪行 - ウェイバックマシン(2007年10月27日アーカイブ分)
  21. ^ さくまあきらホームページ:仕事人裏日記 2005年1月21日より。
  22. ^ a b 「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! 激勝! 爆笑! 一生日本一ガイド」、集英社、ISBN 4-08-779397-4。「極秘入手!! 新ボンビープロトタイプ!!!」より
  23. ^ 2021年4月22日に配信。
  24. ^ Nintendo Dream 2024.1月号.P44
  25. ^ Nintendo Dream 2024.1月号.P45
  26. ^ 『2010』での登場時のメッセージより。
  27. ^ 『2010』『タッグマッチ』では「東北三大まつり」(池毅作曲)に、『2017』では「新東北3大まつり」(池毅作曲)に変更されている。
  28. ^ a b 『旨いでぇ! 桃鉄ごはん B級グルメ旅 北陸・関東・中部・近畿・海外編』巻末インタビューより
  29. ^ さくまあきらのホームページ 桃鉄研究所再開第17回目! 2020年12月25日閲覧。
  30. ^ :初期作品でのテーマ曲は「ふくはうち」(関口和之作曲)。
  31. ^ 『SUPER』の貧乏神の悪行で呼び出された際の貧乏神によると、貧乏神の友達らしい。





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