桃太郎電鉄シリーズの登場人物
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カプセルロボ・メカボンビー
対キングボンビー用の戦闘ロボット。「ロボット研究所」で売買可能で、プレイ年数によって価格が上昇する。毎ターンにキングボンビーの悪行が発動する前に戦いを挑むことができ、勝てばキングボンビーは貧乏神に戻り、そのターンは貧乏神も悪行をしない[注 43]。負けた場合は破壊され、通常通りキングボンビーが悪行をする。戦闘は完全オートで、先に3発攻撃を当てた側の勝利(『DX』以降体力ゲージが表示され、『HAPPY』以降は1発=100ダメージ表記となった)。1ターンに出動できるロボットは1体のみ。
『III』では1億円単位で最大99億円まで研究所に投資し、投資金額がメカボンビーの価格に達すると購入したことになるが、売却はできない。『11』『12』では全ロボットに200ポイントのダメージを与える攻撃が存在する。プレイヤー1人で所有できる台数は、『III』が4台、『DX』 - 『V』が5台、『X』が3台、『11』『12』では1台のみ。元ネタはゴジラに対抗するために作られたメカゴジラ。
キングボンビーとの戦闘のテーマ曲は、『III』 - 『X』が『桃太郎伝説』の戦闘曲のアレンジである「史上最大の戦い」(関口和之作曲)、『11』『12』が「戦え! メカボンビー」(池毅作曲)。
- カプセルロボ系
- 全て『DX』で初登場。メカボンビーよりも勝率が低いが、それよりも安価である。『V』までは使い捨てであり、勝敗に関わらず戦闘後は廃棄処分となる。『X』以降は戦闘に勝利すればメカボンビー同様に引き続き使用できるが、1発攻撃を受けると倒されてしまう。以下の3体が存在する。
- メカボンビー系
- カプセルロボよりも高価だが、勝率が高い。以下の2体が存在する。作品によっては負けても1/2の確率で廃棄処分にはならず、次のターンから再び使用できる。作品によっては、使うとメカボンビーかメカボンビーRXのどちらかが無料でもらえる「メカボンビーカード」が存在する。
これに対してキングボンビー側は、通常攻撃「ボンビーム」、『11』『12』で2倍ダメージの技「ギャラクティカ・ボンビーム」がある。
注釈
- ^ 『桃太郎伝説』(ファミコン版)とその移植版では桃太郎のみがプレイヤーキャラクターであり、金太郎・浦島・夜叉姫がパーティメンバーとなる作品としては『桃太郎伝説II』『新桃太郎伝説』『桃太郎伝説』(PlayStation版)などがある。
- ^ アメリカ合衆国やフィリピンに実在する「PBS」(それぞれ公共放送サービス、フィリピン放送のこと)とは無関係。
- ^ 『USA』ではPNN(CNNのパロディ)。
- ^ 手足が短いというのは土居の描くキャラクター全般に言えることなので、桃太郎だけの特徴とは限らない。『旨いでぇ! 桃鉄ごはん B級グルメ編 北陸・関東・中部・近畿・海外編』105〜108ページで浦島・金太郎・いぬやま・さるかわ・きじたが敬礼しているが、手が顔までしか届いていない。また『HAPPY』の取扱説明書8ページに掲載されているキングボンビーのアートワークも敬礼をしているが、手が顔までしか届いていない。
- ^ 『桃太郎伝説II』『桃太郎伝説外伝』では地獄王の娘、『新桃太郎伝説』では伐折羅王の娘、『桃太郎伝説(PS版)』では「雪と氷を操る鬼の王族の一員」と名乗るのみ。
- ^ 『新桃太郎伝説』では桃太郎が146cm、夜叉姫が144cmとなっている。
- ^ PCE版『II』では浦島が登場する予定であった唯一のイベントシーン「オークション」が没となったため、登場していない。
- ^ Switchの「地球は希望で回っている」の略で、紛らわしいがDSのWORLDと携帯版WORLDとは異なる
- ^ 初期作ではCOMP。
- ^ たとえばダビングカードの使い道を探れない点など。『SUPER桃太郎電鉄DX究極本』より。
- ^ 『15』以降は、それ以外のCOMキャラでも、貧乏神の擦り付け合いに発展した場合は根負けするようプログラムされている。桃鉄研究所再開第49回目!より
- ^ a b c d 「ラストデビルカード」は対象外。
- ^ 『新桃太郎伝説』及びアニメ版『桃太郎伝説』では「ポチ(イヌ)」「モンタ(サル)」「キーコ(キジ)」となっている。
- ^ a b その際には特別メッセージが入る。
- ^ 『7』のゲーム内にて、初の運要素を補正したCOMキャラクターであると説明されている。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「桃太郎ランド」を除く。なお、『USA』の「ネズミーワールド」や、『WORLD(DS)』の「モモタローランド」も同様の扱いとする。
- ^ 大恐慌の場合もこちらが優先される。
- ^ 『15』以降は攻撃系カードの命中率が軒並み大幅に低下しているため、避けられることが多い。
- ^ 『タッグマッチ』では同じチームのプレイヤーを除く。
- ^ 最初に攻撃した時にも1枚落とさせる。
- ^ 冬眠ではないため、グッスリンは出現しない。また、これで眠っている間は「妖しい踊り」は効かない。
- ^ 例として借金状態で徳政令カードを買って来る、損害系カードを瓦割りで破壊するなど。
- ^ CM内で「お前の会社、倒産したんやってな」と言われているが、実際は倒産しておらず健在である。
- ^ a b 農林物件は通常の売却時と同じく不可能。また、『DX』『HAPPY』に登場する美術物件も売却されない。
- ^ モデルの榎本は空手の段を持っている。
- ^ 記念仙人の景品を除く。
- ^ 途中で目的地が変更されても寄付金は失われない。
- ^ 『7』-『12』と『USA』-『2017』と『令和』、『ワールド』では変身シーンが異なる(『7』-『12』では3,2,1,GO!の掛け声がなく、『令和』、『ワールド』では変身後のボンビーの顔が動く)。
- ^ a b c d e 「キングボンビー」「ギーガボンビー」「ブラックボンビー」「ハリケーンボンビー」「ミサイルボンビー」のことを指す。これらのキャラクターが一堂に会するタイトルである『15』の副題「五大ボンビー登場の巻!」が由来。
- ^ 設定上は『令和』以降のキングボンビーの最凶形態となっているが、『7』『Jr.』『15』に登場したギーガボンビーのようにキングボンビーから派生して登場するわけではなく、ゲームシステム上はあくまで貧乏神の変身パターンの1つとなっている。
- ^ 『HAPPY』『7』『V』のオープニングデモはキングボンビーがタイトル画面を占拠した後に撃退されるという内容で、『X』は噴火した火山の煙が作り出したキングボンビーの幻影を、金太郎、浦島、夜叉姫とお供の3匹が巨大うちわを仰いで振り払うという内容、『11』『12』『USA』『15』では市街地を襲撃し巨大怪獣のごとく暴れまわるキングボンビーが桃太郎の活躍で撃退されるという特撮映画風のアニメムービーとなっている(『15』では作品内容に合わせ、ギーガ、ブラック、ハリケーン、ミサイルボンビーも登場している)。
- ^ カード袋が進行系(急行系)・便利系に分かれていない作品のため。
- ^ さくまが脳内出血で倒れてからは「血圧も下がるぞ!」(『X(九州)』では「頭もよくなるぞ!」)のセリフが追加された。
- ^ 正解の出口は他プレイヤー含めてボンビラス星へ連行されるごとに変化するが、滞在中においては間違えても正解の位置がシャッフルされることはない
- ^ 餓鬼のパーフェクト及びスランプも対象。
- ^ 『X』でのセリフによると、「新しく住みやすい星を見つけて」移住したため。これに限らず、改装したり他の星を奪って住みついたりを繰り返しているとのこと(月刊デジタルさくまにあ:桃鉄研究所より)。
- ^ 本来貧乏神に戻るターンでも強行する。
- ^ 初出の『DX』 - 『7』などでは「パクパクコマルン」名義。
- ^ 手持ち物件が少ないと吹き飛ばさないこともある。
- ^ 「ボンビラス星行き」「気に入った」「女湯イベント」を除く。
- ^ 『15』では1回目出現までこの方法が使えず、カウントを戻せない。
- ^ a b 『タッグマッチ』には地球外のマップが登場しない。
- ^ 『jr.』を除く(キングボンビーに変身することはない)。
- ^ 中国地方と四国地方はセットとして扱われる。また、海外は対象外。
- ^ 黄色マスが変えられる対象となった場合、ナイスカードマスは対象外。
- ^ 「へっちゃらカード」使用中は当たり年を含めて出現しない。
- ^ カードやイベントでプラス駅もしくは銀河駅がマイナス駅・カード駅に変化している場合(当たり年の場合はプラス駅に変化した場合も含む)や、スリの銀次カード(『DX』『HAPPY』)によって派遣された場合。
- ^ スリの銀次カード(『HAPPY』)によって派遣された場合。
- ^ この年は作者のさくまが脳内出血で入院した年でもある。
- ^ 鹿賀の番組上の役割は「美食アカデミー主宰」であり、実際には「鉄人」ではない。
- ^ この変装のみテーマ曲が「パラパラGINJI」になる(「シルバーダンディ」のアレンジ曲)。
- ^ 「エコカーに乗っていた」という設定のため、珍しく変装ではない登場である。
- ^ カードがいっぱいで捨てた時は出現しない。
- ^ ボビーには売却不可。1年間売却しないと「スペシャルカード」などの上位カードに変わる。
- ^ 宮路の曲と題名は一緒だが、曲自体は別物。
- ^ 本来カードが使用できるはずの「ばかもんカード」有効中の相手を含む。
- ^ 開催中に銀河鉄道やボンビラス星に行った場合に中止されることはない。
- ^ 『2010』『タッグマッチ』:7年目までは1000万円〜2億円、8〜15年目は3000万円〜3億円、16〜31年目は5000万円〜5億円、32年目〜100年目は1億円〜6億円(64年目以降出現率が低下)
『WORLD(DS)』:7年目までは1000万円〜2億5000万円、8〜15年目は3000万円〜5億円、16〜31年目は5000万円〜8億円、32年目〜50年目は1億円〜10億円 - ^ 「水戸拷問」「五所川原立佞武多」を除く。
- ^ ターン数ではなく行動回数のため、1ターンに3回行動できる絶好調時のあしゅらには3回行動分=1ターン分しか効果がない。
出典
- ^ 『土居孝幸アートワークス DOIN'S』、2010年、樹想社発行、銀河出版発売、ISBN 978-4-87777-095-2。「スペシャル対談さくまあきら×土居孝幸」より。
- ^ a b c d 桃鉄ってなに? - 桃太郎電鉄11 - ウェイバックマシン(2008年12月3日アーカイブ分)
- ^ a b 桃太郎電鉄15 - 壁紙ダウンロード - ウェイバックマシン(2007年5月31日アーカイブ分)
- ^ a b 『桃太郎電鉄HAPPY究極本—HAPPYに勝つための30の戦略』KKベストセラーズ、ISBN 4-584-16051-1
- ^ 桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! - イベント:みらい超特急 開業! - ウェイバックマシン(2010年11月26日アーカイブ分)
- ^ a b c d 「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! 激勝! 爆笑! 一生日本一ガイド」、集英社、ISBN 4-08-779397-4。さくまあきらインタビューより
- ^ a b c d e f g h i j k l 『土居孝幸アートワークス DOIN'S』、2010年、樹想社発行、銀河出版発売、ISBN 978-4-87777-095-2
- ^ a b 貧乏神&ミニボンビー - 桃太郎電鉄11公式サイト - ウェイバックマシン(2009年1月5日アーカイブ分)
- ^ ゲーム監督のさくまあきらやデザイナーの土居孝幸と共に『ジャンプ放送局』でレイアウト作業をしていた、バナナグローブスタジオの社長
- ^ 『桃太郎電鉄研究読本』、2000年、バグジィ発行、廣済堂出版発売、ISBN 4-331-80013-X。93ページ「あの榎本46歳氏に聞く!」より。
- ^ 「ビンボーゴット」と表記されることもある。
- ^ 「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! 激勝! 爆笑! 一生日本一ガイド」、集英社、ISBN 4-08-779397-4。
- ^ a b c d キングボンビー - 桃太郎電鉄11公式サイト - ウェイバックマシン(2009年1月5日アーカイブ分)
- ^ 初期作品では青みがかっている場合がある。
- ^ 『USA』では星条旗になっている。
- ^ SUPER桃太郎電鉄II完全ツアーガイド、1992年、小学館、ISBN 4-09-104199-X。98ページ、開発スタッフ座談会の土居の発言より。
- ^ a b c 『桃太郎電鉄研究読本』、2000年、バグジィ発行、廣済堂出版発売、ISBN 4-331-80013-X。4〜5ページ、さくまあきらによるまえがきより。
- ^ “桝田省治@ShojiMasudaのツイート”. Twitter (2020年11月21日). 2020年12月18日閲覧。
- ^ 「桃鉄」15周年記念!看板ソフトの更なる拡販を目指しプロモーションを本格稼動(ハドソンニュースリリース) - ウェイバックマシン(2005年8月17日アーカイブ分)
- ^ 桃太郎電鉄11 - ブラックボンビーの悪行 - ウェイバックマシン(2007年10月27日アーカイブ分)
- ^ さくまあきらホームページ:仕事人裏日記 2005年1月21日より。
- ^ a b 「桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻! 激勝! 爆笑! 一生日本一ガイド」、集英社、ISBN 4-08-779397-4。「極秘入手!! 新ボンビープロトタイプ!!!」より
- ^ 2021年4月22日に配信。
- ^ Nintendo Dream 2024.1月号.P44
- ^ Nintendo Dream 2024.1月号.P45
- ^ 『2010』での登場時のメッセージより。
- ^ 『2010』『タッグマッチ』では「東北三大まつり」(池毅作曲)に、『2017』では「新東北3大まつり」(池毅作曲)に変更されている。
- ^ a b 『旨いでぇ! 桃鉄ごはん B級グルメ旅 北陸・関東・中部・近畿・海外編』巻末インタビューより
- ^ さくまあきらのホームページ 桃鉄研究所再開第17回目! 2020年12月25日閲覧。
- ^ :初期作品でのテーマ曲は「ふくはうち」(関口和之作曲)。
- ^ 『SUPER』の貧乏神の悪行で呼び出された際の貧乏神によると、貧乏神の友達らしい。
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