pta
「pta」とは、幼稚園や学校における父母と教師の会のことを意味する英語表現である。
「pta」とは・「pta」の意味
「pta」とは、幼稚園や学校等において組織される「父母と教師の会(Parent-Teacher Association)」、および、医療における「経皮的血管形成術(Percutaneous Transluminal Angioplasty)」の略称である。学校等における「pta」は、その名前が示す通り、学校に通う子の保護者と、学校の教職員が協力する組織であり、「児童・生徒の健全な発達に寄与すること」を目標に活動を行っている。「pta」の成り立ちは、アメリカで自発的に結成された組織に由来するとされ、日本においては資金不足に悩む学校を支援するため、「pta」的な組織が明治時代頃に出現した。ただし、この頃の活動内容は現在とは異なり、金銭的な支援・寄付などが主だったとされる。
戦後、GHQによって各学校に「pta」の設置が望ましいとされ、1947年に文部省(当時)が通達を出し、1948年には7割を超える小中学校で「pta」が設置された。なお、現在の「pta」は、公的には「社会教育関係団体」として定義されている。「社会教育関係団体」とは、社会教育法・第10条において、「公の支配に属しない団体で社会教育に関する事業を行うことを主たる目的とするもの」と定義されるものである。また、日本PTA全国協議会は「PTAは成人教育の場」といった説明を行っている。このような内容をまとめると、「pta」とは公的な組織ではない、かつ、保護者が学校運営のボランティア団体ではなく、保護者が学び合う場である、と定義づけができる。更に文部科学省によるガイドライン等も存在するが、あくまでも「pta」の具体的な運営・活動内容や仕事内容については、各学校等にゆだねられている。
その「pta」のあり方・必要性について、今一度考えるべきである、という議論が2010年頃から活発化している。元々「pta」は任意加入の組織であり、強制する法的理由はないにも関わらず、「入学と同時にptaに加入させられる」「仕事や介護、病気などの理由でpta活動が困難にも関わらず、在学中は必ず一度役員として活動しなければならない」といった問題が各地で発生していたため、「負担が大きすぎる」「謝金等を支払ってもいいので、活動できる人にお任せしたい」「費用対効果の悪い、意味ない活動は削減して欲しい」といった様々な意見が出るに至ったと考えられている。実際に、既存の「pta」を廃止した学校もあり、その流れは増加傾向にあるとされる。
「pta」の熟語・言い回し
PTA廃止とは
「PTA廃止」とは、各学校等において設置されているPTA組織を廃止することを意味する。実際に廃止した学校も珍しくないが、任意加入による「保護者の会(教師を含まない)」や「ボランティア組織」など、代替組織を結成しているケースも多い。
単位 PTAとは
「単位 PTA」とは、各学校のPTAのことを示す言葉である。「pta」という言葉だけでは、それが意味するものが「PTA連合体」を指すか、「PTAという概念」を指すのか、あるいは「単位 PTA」を指すのかが分かりづらいため、このような呼称がつけられている。
pta会長とは
「pta会長」とは、各学校のPTA組織のトップとして、役員を取りまとめる仕事を担う人を示す言葉である。学校行事において保護者代表として挨拶をする、他校あるいは地域との交流活動を行うなどの仕事を行うことが多い。
PTA活動とは
「PTA活動」とは、各学校のPTAで行われる活動のことを意味する言葉である。詳細は組織によって異なるが、「学年懇談会やPTA主催行事を企画運営する」「登下校時の見守りを行う」「会報等を発行する広報活動を行う」「ベルマーク集めを行う」といったものが該当する。また、学年やクラスごとに「役員」と呼ばれる担当者が選ばれ、全体や各作業を取りまとめる仕事を担うことが多い。
シャントptaとは
「シャントpta」とは、医療における「経皮的血管形成術」あるいは「経皮的シャント拡張術」の別名である。シャントとは、透析を行う際に血液量が確保できるように、動脈と静脈を直接つないだ血管のことを意味する言葉である。このシャントが狭窄する(血管そのものが狭くなる)あるいは閉塞する(血栓などで詰まる)といった問題が起きることがある。その際、器具の先端にバルーン(風船)がついたカテーテルを、シャント内の狭くなった箇所に潜り込ませ、バルーンを膨らませることで拡張する手術のことを「シャントpta」などと呼ぶ。
ピー‐ティー‐エー【PTA】
読み方:ぴーてぃーえー
《Parent-Teacher Association》父母と教師の会。子供の福祉と教育効果の向上を目的とし、父母・教師が相互に協力して学校単位に組織された団体。日本では米国に範をとり、第二次大戦後に発足。一般に、PTAの会員になるかどうかは保護者が自由に決められる。
ピー‐ティー‐エー【PTA】
ピー‐ティー‐エー【PTA】
読み方:ぴーてぃーえー
PTA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 07:21 UTC 版)
日本におけるPTA(ピーティーエー、英語: Parent-Teacher Association)は、各学校で組織された保護者と教職員(児童を含まない)による社会教育関係団体。児童・生徒はPTA会員ではない。皆等しく活動の支援対象でもある[1]。任意加入の団体であり、結成や加入を義務付ける法的根拠は無く、全ての児童生徒のための無償ボランティア活動というのが、本来のあり方である。
- ^ その根拠は、1954年第二次参考規約第3条が「父母と教員とが協力して、家庭と学校と社会における児童・青少年の幸福な成長をはかることを目的」とある
- ^ メディア等で単に「PTA」と記述される場合、それが単位PTAを指すのか、PTA連合体を指すのか、包括概念であるのかは、判別がつき難いケースがあるので注意を要する。
- ^ アソシエーション(Association)とは、共通の関心で結びつく集団のことであり、対語はコミュニティである。
- ^ 「父母と先生の会」参考規約送付について(文部省社会教育局長発、都道府県教育委員会宛、昭和23年12月1日、発社302)
- ^ 例えば、志摩市立磯部小学校では「愛育会」と称する(“オレンジ色は「みはる隊」 ベスト目印、団結 志摩・磯部 地域ぐるみ防犯PR”. 朝日新聞 (朝刊・三重版): pp. 23. (2006年1月21日))
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PTA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/15 02:48 UTC 版)
教師達とは独立した組織を持っており、ママゴーンという宇宙戦艦も保有する。シンボルマークはしゃもじ。
※この「PTA」の解説は、「スペオペ宙学」の解説の一部です。
「PTA」を含む「スペオペ宙学」の記事については、「スペオペ宙学」の概要を参照ください。
PTA(ポータブル・トイズ・アドバンス)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 04:33 UTC 版)
「乃木坂春香の秘密」の記事における「PTA(ポータブル・トイズ・アドバンス)」の解説
春香が祐人と秋葉原に初めて行った際に買おうとしていた最新携帯型ゲーム機。春香が欲しかったのは限定版のシルバーモデルで、相当な人気があり買うのを後回しにしていたため売り切れてしまった。原作のイラストではゲームボーイに酷似したデザインである(漫画版ではニンテンドーDSと酷似している)。
※この「PTA(ポータブル・トイズ・アドバンス)」の解説は、「乃木坂春香の秘密」の解説の一部です。
「PTA(ポータブル・トイズ・アドバンス)」を含む「乃木坂春香の秘密」の記事については、「乃木坂春香の秘密」の概要を参照ください。
PTA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 08:48 UTC 版)
「横浜市立相武山小学校」の記事における「PTA」の解説
相武山小学校にはPTAがある。PTAは開校当時からあったわけではなく、昭和52年にPTAが設立された。また、PTAの下部組織として、さぶやま親じ会(さぶやまおやじかい)が2006年に発足した。さぶやま親じ会は当初、『子供と親が共通の想い出を創る、お父さんも気軽に学校に来れるようになる』という目的で活動を始めたが、徐々に地域の活動にも参加し始めている。
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PTA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 00:38 UTC 版)
「中央区立月島第二小学校」の記事における「PTA」の解説
PTAが存在する。学校がPTA会費の徴収事務を代行している。教員がPTA・地域行事への積極的に参加することが、教育目標として掲げられている。
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PTA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 00:17 UTC 版)
「練馬区立石神井中学校」の記事における「PTA」の解説
親父の会と呼ばれる父親達だけで運営されている団体がある。毎年石神井公園で行われる照姫祭などに出店して(フランクフルトの販売など)、学校と地域との繋がりを大切にしている。また、その売り上げは中学校で必要な物を買う時などに使われる。
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PTA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 20:21 UTC 版)
創立以来、保護者による学校への関わりは積極的である。戦前は父兄会、母の会などの活動があった。戦後はPTAとして、厚生通学安全対策部、広報編集部、文化部、公費助成推進部を置いていたが、2009年度のPTA改革の際に、これら専門部としての活動は終了した。現在は、学級代表、バザー委員、選挙管理委員などのほか各種ボランティア、サークル活動がある。なお、他薦はなく、全て立候補による。
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PTA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 05:45 UTC 版)
「文京区立小日向台町小学校」の記事における「PTA」の解説
父母と先生、地域が、親睦を深め、協力し合い、子どもたちの学校生活を支えていくための組織として、本校では「父母と先生の会」と称して活動している。父親による「おやじの会」もある。
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PTA(できる人が・できる時・できる分だけ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 03:40 UTC 版)
「福岡市立東月隈小学校」の記事における「PTA(できる人が・できる時・できる分だけ)」の解説
〈本部役員〉会長(1)・副会長(3)・会計(2)・書記(2)及び会計監査(2) 〈運営委員〉学年委員・保健厚生委員・広報委員・成人教育委員・交通郊外委員・選考委員 PTAふれあいバザー(ぐまもんフェスタ) 2013年12月 PTAふれあい餅つき大会。 PTAおやじサポーター(バザー焼きそば作り販売・運動会他駐車場誘導・駐車場草刈り・公民館お泊り会サポート等)自由参加
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「PTA」の例文・使い方・用例・文例
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