FILEシリーズ
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「金田一少年の事件簿」の記事における「FILEシリーズ」の解説
1992年 - 1997年。正確には単行本時「ファイル○」とカタカナ表記であった。巻数の表記は第1巻がローマ数字、第2巻が初版のみローマ数字で重版から算用数字、第3巻以降は初版から算用数字。 通算事件事件名連載期間収録巻回数怪人名あらすじ1 ファイル1 オペラ座館殺人事件 1992年10月28日 - 12月2日 KC 1 - 2巻 全6話 「歌月」 美雪の頼みで、伊豆沖の孤島のホテル「オペラ座館」で行われる演劇部の合宿に参加した一。しかし、そこで演劇部の部員達が、「オペラ座の怪人」に見立てた形で次々と殺害されていく。 2 ファイル2 異人館村殺人事件 1992年12月9日 - 1993年3月10日 KC 2 - 3巻 全11話 「七人目のミイラ」 同級生の時田若葉の結婚式に参加するため、青森県の六角村を訪れた一と美雪。しかし、その若葉が「七人目のミイラ」と名乗る犯人に密室で殺されてしまう。さらに、村の館の主達も次々と惨殺されていき、その死体は、各々が所有するミイラの欠損部と同じ部分を切り取られていた。 3 ファイル3 雪夜叉伝説殺人事件 1993年3月17日 - 5月26日 KC 3 - 4巻 全10話 「雪夜叉」 エキストラとして、北海道背氷村の氷室画伯の別荘でのドラマ撮影に参加した一。一はそこで人気アイドルの速水玲香と知り合うが、地元に伝承が残る鬼「雪夜叉」によって、ドラマの撮影スタッフが次々と殺されていく。 4 ファイル4 学園七不思議殺人事件 1993年6月2日 - 8月4日 KC 4 - 5巻 全10話 「放課後の魔術師」 不動高校に、「放課後の魔術師」と名乗る人物から旧校舎の解体を中止するよう脅迫状が届く。その後、旧校舎に伝わる七不思議に見立てられた形で、ミステリー研究会の部員たちが殺害されていく。さらに、放課後の魔術師の魔の手は美雪にも忍び寄る。 5 ファイル5 秘宝島殺人事件 1993年8月11日 - 10月20日 KC 5 - 6巻 全10話 「招かれざる客」 莫大な財宝が眠るという日向灘の孤島「悲報島」の財宝発掘ツアーに参加した一と美雪。ところが、ツアー客が島に伝わる怪物「山童」の伝承に見立てられて、次々と殺されていく。 6 ファイル6 悲恋湖伝説殺人事件 1993年10月27日 - 1994年1月19日 KC 6 - 7巻 全10話 「ジェイソン」 美雪の従兄の代理として、長野県の悲恋湖畔リゾートのモニターツアーに参加した一と美雪。その夜、ラジオで「10年前に世間を震撼させた殺人鬼「ジェイソン」が脱獄」というニュースが報じられ、ツアー客がジェイソンの仕業かのような状況で次々と殺害されていく。 7 ファイル7 異人館ホテル殺人事件 1994年1月26日 - 4月13日 KC 8 - 9巻 全12話 「赤髭のサンタクロース」 俵田刑事から捜査協力の依頼を受けて、北海道函館市のホテル「異人館ホテル」を訪れた一と美雪。そこでは劇団「アフロディア」による舞台劇「ナルシスの魔境」の公演が行われていたが、「赤髭のサンタクロース」を名乗る人物から殺人予告が届き、劇団員たちが殺害されていく。 8 ファイル8 首吊り学園殺人事件 1994年4月27日 - 7月20日 KC 9 - 10巻 全12話 「地獄の子守唄」 一は試験対策のため、美雪と共に名門予備校「四ノ倉学園」の講習に参加する。ところが、試験中に謎の子守唄が流れ、3人組の不良生徒が次々と首吊り死体で発見される。3人の死は一見自殺と思われたが・・・。 9 ファイル9 飛騨からくり屋敷殺人事件 1994年8月3日 - 10月26日 KC 11 - 12巻 全12話 「首狩り武者」 剣持警部の幼馴染が住むという奥飛騨「くちなし村」の旧家「巽家」訪れた一と美雪。巽家では先代が他界し、その家督を誰が継ぐかで揉めていた。そんな中、村に伝わる怨霊「首狩り武者」による残忍な連続殺人が起こる。 10 ファイル10 金田一少年の殺人 1994年11月9日 - 1995年3月1日 KC 12 - 14巻 全14話 「見えざる敵」 いつきからノンフィクション作家・橘梧柳が出題する新作の原稿を賭けた暗号の解読を依頼された一は、軽井沢にある橘の別荘を訪れる。しかし、橘が何者かに殺害され、一は真犯人の策略で殺人犯に仕立て上げられてしまった。一は自らの無実を証明するべく逃亡しながら真犯人追うが、さらに暗号にかかわる人物が次々と殺されていき、その罪も着せられてしまう。 11 ファイル11 タロット山荘殺人事件 1995年3月8日 - 6月14日 KC 14 - 15巻 全14話 「影の脅迫者」 世間から姿を消していた速水玲香からの招待で、青森県のタロット山荘へやってきた一と美雪。そこで、宿泊客がタロットカードに見立てられて次々と殺害されていく。一は現場の状況等から、玲香の父親である速水雄一郎の犯行と睨むが・・・。 12 ファイル12 蝋人形城殺人事件 1995年6月28日 - 9月27日 KC 16 - 17巻 全13話 「Mr.レッドラム」 明智の誘いで、日本アルプスにある古城「バルト城」で開催されるミステリーナイトに参加した一と美雪。「Mr.レッドラム」と名乗る城の主のアナウンスでミステリーナイトが始まるが、参加者たちが自身の蝋人形と同じ形で次々と殺されていく。 13 ファイル13 怪盗紳士の殺人 1995年10月18日 - 1996年1月24日 KC 17 - 18巻 全13話 「怪盗紳士」 剣持から名画を専門に狙う窃盗犯「怪盗紳士」の捜査協力を依頼された一は、怪盗紳士から予告状が届いたという青森県の蒲生画伯の別荘を訪れる。怪盗紳士は予告通り絵を次々に盗んでいくが、絵のモチーフとなった人物も惨殺していく。 14 ファイル14 墓場島殺人事件 1996年1月31日 - 4月17日 KC 19 - 20巻 全11話 「亡霊兵士」 一と美雪はクラスメイト達と「無人島探検ツアー」に参加するが、地元の観光会社の人間に案内されたのは、かつて太平洋戦争の激戦地であった「墓場島」という孤島だった。その島で東大のサバイバルゲームサークルのメンバー達と知り合うが、そのメンバー達が島に伝わる亡霊兵士に次々と殺されていく。 15 ファイル15 魔術列車殺人事件 1996年4月24日 - 7月31日 KC 20 - 21巻 全13話 「地獄の傀儡師」 警視庁に「地獄の傀儡師」と名乗る人物から脅迫状が届き、一と美雪・剣持は北海道行きの寝台特急「銀流星号」に乗る。ところが、列車内で地獄の傀儡師から電話があり、「死のマジックショー」が開幕。マジシャン団体「幻想魔術団」の団長の死体が見つかり、その死体が忽然と消えてしまう。さらに、終着駅の「死骨ヶ原ステーションホテル」でも、魔術団のメンバーが殺害されていく。 16 ファイル16 黒死蝶殺人事件 1996年8月7日 - 11月13日 KC 22 - 23巻 全13話 「不死蝶」 いつきから悲恋湖で死んだはずの「ある男」に瓜二つの男の写真を見せられた一は、真相を確かめるべく、男が住む石川県金沢市の班目家の屋敷「蝶屋敷」を訪れる。しかし、そこで班目家の娘たちが、蝶に見立てられる形で次々と殺害されていく。 17 ファイル17 仏蘭西銀貨殺人事件 1996年11月20日 - 1997年3月12日 KC 23 - 25巻 全14話 「葬送銀貨」 一は小学時代の友人・高森ますみと偶然再会し、長野のホテル「仏蘭西館」で行われるファッションショーのチケットを貰う。しかし、一はますみが何か重大なことを隠しているように感じる。後日、美雪と共に仏蘭西館を訪れるが、そこでファッションショーの関係者が次々に殺害される事件が起こる。現場の状況などから、一はますみの犯行と疑うが・・・。 18 ファイル18 魔神遺跡殺人事件 1997年3月19日 - 6月18日 KC 25 - 26巻 全12話 「凶鳥ノ命」 不動高校の先輩・宗像さつきから遺跡発掘のバイトに誘われ、彼女の地元・島根県出雲の「魔陣村」にやってきた一と美雪。魔陣村で行われている発掘は、村に伝わる「魔陣具」と呼ばれる遺物を見つけるためのものだった。ところが、地元に伝わる神「凶鳥ノ命」によって、発掘の関係者が次々と殺されていく。 19 ファイル19 速水玲香誘拐殺人事件 1997年9月3日 - 11月5日 KC 26 - 27巻 全9話 「道化人形」 速水玲香が「道化人形」を名乗る人物に誘拐され、さらに身代金の受け渡し役に一が指名された。一は彼女を救出するべく、道化人形の無茶苦茶な指示に振り回されながら、必死に受け渡し場所に向かう。しかし、この誘拐の裏には、犯人の恐るべき計画犯罪が隠されていた。
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