びしゃもん‐てん【毘沙門天】
毘沙門天(びしゃもんてん)
「福や財宝をもたらす福の神」として信仰があり、その姿は怒りの形相で、甲冑を身にまとい、右手に鉾(槍)を持ち左手に宝塔を持って、邪鬼を両足で踏み付ける姿から戦国時代では武将の信仰対象にもなったようです。
- ※1四天王(してんのう) 帝釈天(たいしゃくてん)に仕え「※3八部衆」を支配し、仏教世界の中心を成すと言われる須弥山(しゅみせん)の四つの方角に鎮座して、仏教帰依の衆生を守護するという四神のこと。東方世界を守護する持国天(じこくてん)・南方世界を守護する増長天(ぞうじょうてん)・西方世界を守護する広目天(こうもくてん)・北方世界を守護する多聞天(たもんてん)の四神。
- ※2十二天(じゅうにてん) 仏教世界の十二の方角に鎮座して守護する十二の神様。日天(にちてん)・月天(つきてん)・帝釈天(東方)・火天(かてん=東南方)・閻魔天(えんまてん=南方)・羅刹天(らせつてん=西南方)・水天(すいてん=西方)・風天(ふうてん=西北方)・毘沙門天(びしゃもんてん=北方)の十二神のこと。
- ※3八部衆(はちぶしゅう) 仏法守護の八体一組の釈迦の巻属(けんぞく=従神)で、特に天竜八部衆をさして言う。天(てん)・竜(りゅう)・夜叉(やしゃ)・乾闥婆(けんだつば)・阿修羅(あしゅら)・迦桜羅(かるら)・緊那羅(きんなら)・摩喉羅迦(まごらか)の八神のこと。
毘沙門天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 04:46 UTC 版)
毘沙門天(びしゃもんてん、梵名: ヴァイシュラヴァナ[注釈 1](またはヴァイシュラマナ)、サンスクリット: वैश्रवण, Vaiśravaṇa[2]、パーリ語: Vessavaṇa)は、仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神である。多聞天[3]または北方天[3]とも呼ばれる。また四天王としてだけでなく、中央アジア、中国など日本以外の広い地域でも、独尊として信仰の対象となっており、様々な呼び方がある。種子はベイ(वै , vai)[4]。日本においては、「五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、長命長寿、立身出世」[5]といった、現世利益を授ける七福神の一柱として信仰されている。
注釈
出典
- ^ 田辺 1999, p. 166.
- ^ 田辺 1999, pp. 2–3.
- ^ a b 「毘沙門天」 - 精選版 日本国語大辞典、小学館。
- ^ a b c 藤巻一保、羽田守快、大宮司朗『印と真言の本』学研、2004年、126頁。
- ^ 田辺 1999, p. 2.
- ^ 田辺 1999, p. 29.
- ^ 田辺 1999, p. 28.
- ^ a b c 江口正尊、「毘沙門天」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館。
- ^ 田辺 1999, p. 32.
- ^ 田辺 1999, p. 33.
- ^ 田辺 1999, p. 34.
- ^ 田辺 1999, p. 45.
- ^ “Jambhala and Vajradhara”. Tibet Museum - Fondation Alain Bordier. 2022年1月3日閲覧。
- ^ a b 坂内龍雄「真言陀羅尼」平河出版社、2017年4月第30刷、p161。
- ^ 綜芸舎編集部『梵字入門』綜芸舎、1967年、p20。
毘沙門天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 03:47 UTC 版)
毘沙門天は十二天の一柱。ヴェーダ時代から存在する古い神格であるヴァイシュラヴァナに起源がある。インドにおいて武神の神性は無い。四天王における多聞天と同じ神である。
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毘沙門天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 22:32 UTC 版)
七福神の一柱。七福神は天界処刑人を名乗っている。裏切り者には神であろうと天誅を加えようとする一方で無益な殺生は好まない性格である。人類側の代表となった釈迦の相手としてゼウスが第六回戦の神代表として選んだ。
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毘沙門天(クローン伊達)
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「曉!!男塾 青年よ、大死を抱け」の記事における「毘沙門天(クローン伊達)」の解説
ソドム七福神軍団の一人。伊達臣人の血液から複製されたクローン人間でその能力はオリジナルより優れているとされる。性格も本物の伊達と同じようであり、技もまったく同じものを使用出来る。漢気もまた同じである。
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毘沙門天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 23:43 UTC 版)
元はインドのヒンドゥー教のクベーラ神。福徳増進の神であったが、仏教に取り入れられてから、戦いの神としてしだいに民衆に信仰される。日本では毘沙門天(ヴァイシュラヴァナ)と呼ばれる。
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毘沙門天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:53 UTC 版)
「軍神ちゃんとよばないで」の記事における「毘沙門天」の解説
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毘沙門天(びしゃもんてん)
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「あずみ」の記事における「毘沙門天(びしゃもんてん)」の解説
あずみときくが立ち寄った外様大名の領地の宿場を占拠した5、60人の無頼の浪人集団の棟梁。大鎧の兜の前立てが付いた額当てを付けている。梵天丸の領地にするためにこの領地を取り潰そうと目論んでいた幕府のスパイの板倉に幕府の金塊行列を襲撃するよう仕向けられている(毘沙門天も途中で板倉の正体と幕府の陰謀であることに気づいていたが、別にそれでも構わないようだった)。しかし人質のきくを彼の手下の青龍たちがなぶり殺しにしたことで、あずみの怒りに触れ、金塊行列襲撃の直前に彼女によって5、60人の手下たちもろとも全員皆殺しにされた。そのため金塊行列が無事にその領地を通過してしまい幕府の陰謀も潰えた。
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