あしゅらとは? わかりやすく解説

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あしゅら【阿修羅】

読み方:あしゅら

《(梵)asura音写非天などと訳す》

【一】

[一]インド神話で、不思議な力備えていた神々の称。のちに、悪神とされて、常にインドラ神と争う悪魔鬼神とされた。仏教では、仏法守護する天竜八部衆の一。修羅

[二]阿修羅王」の略。

【二】阿修羅道」の略。


阿修羅

(あしゅら から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 02:07 UTC 版)

阿修羅(あしゅら、あすら、, : asura)は、八部衆または二十八部衆(中国では二十八天)に属する、仏教守護神[1][2]。略して修羅(しゅら)ともいう[2][3]六道の一つであり、戦闘をこととする鬼類[2]五道には含まれないが、趣(gati)の一つとするときは「阿修羅道」である。


注釈

  1. ^ 興福寺宝物殿の解説では、「阿修羅」はインドヒンドゥーの『太陽神』もしくは『火の神』と表記している。
  2. ^ 龍樹著『大智度論』に登場する。
  3. ^ たとえば埼玉県東松山市の世明寿寺の二十八部衆の1人として安置されている阿修羅像は三面四臂像である。なお板金剛も履かず、一切装飾品をつけないという珍しい阿修羅像である[14]
  4. ^ 観龍寺の阿修羅像は三面二臂(三つの顔に二つの腕)像である[15]

出典

  1. ^ a b 関根俊一 『仏尊の事典』 学研[要追加記述]
  2. ^ a b c d e f g h i j 総合仏教大辞典編集委員会(編)『総合仏教大辞典』 上巻、法蔵館、1988年1月、13頁。 
  3. ^ a b c d e f g h 錦織亮介 『天部の仏像事典』 東京美術[要追加記述]
  4. ^ a b 六道(ろくどう)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年10月26日閲覧。
  5. ^ 阿修羅道(あしゅらどう)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年10月26日閲覧。
  6. ^ 松村一男 『世界の神々の事典』学研[要追加記述]
  7. ^ 趣(しゅ)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年10月13日閲覧。
  8. ^ 四悪趣(しあくしゅ)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年10月26日閲覧。
  9. ^ 冨田真浩「『法華経』におけるアスラ」『印度學佛教學研究』 61(1)、2012年、pp.365-362。
  10. ^ 坂本幸男訳注・岩本裕訳注「法華経 上」岩波文庫 岩波書店 1978年、p9及びpp.16-17より。(原文はp16記載)
  11. ^ a b 興福寺監修 『阿修羅を究める』 小学館、2001年、p.122。
  12. ^ 総合仏教大辞典編集委員会(編)『総合仏教大辞典』法蔵館、2005年2月、13頁。 
  13. ^ 宇土市デジタルミュージアム より。[2016年11月4日参照]
  14. ^ 鯨岡真一「埼玉・世明寿寺の阿修羅像に関する考察」『埼玉史談』62(3)2016-01、pp.1-6。
  15. ^ 木造観音二十八部衆 (PDF)  千曲市、「16 阿修羅王」より。[2016年12月8日閲覧]
  16. ^ 内田和浩文、宮地工写真 「坂東三十三カ所めぐり」 JTBパブリッシング、2016年、p.59写真右端より。
  17. ^ 興福寺監修「阿修羅を究める」小学館、2001年、pp.101-102より。p.102の写真も参照の事。同書では共に阿修羅像とする説もあり、またどちらも阿修羅像としないという説もあるとp.102で記述している。
  18. ^ 興福寺監修「阿修羅を究める」小学館、2001年、p.103より
  19. ^ 中国・韓国・日本における八部衆像の研究より[2017年5月29日閲覧]


「阿修羅」の続きの解説一覧

あしゅら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 16:15 UTC 版)

新桃太郎伝説」の記事における「あしゅら」の解説

えんまの懐刀呼ばれる鬼で、知力優れる。美しいものが何より好き。えんま投獄後、伐折羅王の命で希望の都恐怖に陥れていたが、桃太郎懲らしめられて改心間違った方向進んでしまった鬼族正すため桃太郎味方する

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あしゅら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 07:58 UTC 版)

桃太郎電鉄シリーズの登場人物」の記事における「あしゅら」の解説

II』 - 『HAPPY』、『X』 - 『タッグマッチ』に登場階級六段(『HAPPY』まで)/九段(『X』、『USA以降)/七段(『11』)/八段(『12』)。

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あしゅら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 15:31 UTC 版)

桃太郎伝説シリーズ」の記事における「あしゅら」の解説

自分美しさ絶対自信を持つ鬼。えんま大王懐刀とも言われ頭も非常に良いトレードマーク薔薇全裸に絹をまとって局部だけ隠すというきわどいいで立ちをしている。

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あしゅら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 08:47 UTC 版)

桃太郎伝説外伝」の記事における「あしゅら」の解説

えんま大王側近仲間候補一人バラ武器用い、裸に絹をまとう。攻守バランス取れている。

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あしゅら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 08:47 UTC 版)

桃太郎伝説II」の記事における「あしゅら」の解説

自分美しさ絶対自信を持つ鬼。智将呼ばれ様々な術で桃太郎たちを翻弄する希望の都占領して闇で包み、さらに都の娘を花嫁として差し出すように要求していた。桃太郎戦い懲らしめられた後、人間素晴らしさ知り地獄王説得に向かう。地獄桃太郎たちと合流し仲間に加わる。

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