右城暮石とは? わかりやすく解説

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右城暮石

右城暮石の俳句

あきらかに蟻怒り噛むわが足を
ねんねこもスカートも膝頭まで
一芸と言ふべし鴨の骨叩く
一身に虻引受けて樹下の牛
万緑に解き放たれし如くゐる
人間に蟻をもらひし蟻地獄
何もせぬ我が掌汚るる春の昼
入学の少年母を掴む癖
冬浜に生死不明の電線垂る
夜光虫身に鏤めて泳ぎたし
水中に逃げて蛙が蛇忘る
氷菓売る老婆に海はなき如し
油虫紙よりうすき隙くぐる
百姓の手に手に氷菓したたれり
芒の穂双眼鏡の視野塞ぐ
草矢よく飛びたり水につきささる
裸に取り巻かれ溺死者運ばるる
電灯の下に放たれ蛍這ふ
首伸ばし己たしかむ羽抜鶏
鮎かかり来しよろこびを押しかくす
 

右城暮石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/13 23:40 UTC 版)

右城 暮石(うしろ ぼせき 1899年7月16日 - 1995年8月9日)は、日本の俳人高知県出身。




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