優先席
ゆうせん‐せき〔イウセン‐〕【優先席】
優先席
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 05:07 UTC 版)
優先席(ゆうせんせき、英語: Priority seats)とは、鉄道・バスなどの公共交通機関に設置される、特定の属性の乗客を対象とした、着席を優先する座席である。一般には交通弱者(高齢者、障害者、傷病者、妊婦、ベビーカー含む乳幼児連れなど)を対象とした福祉的目的で設置されるものを指すが、中には宗教的戒律に基づくものもある。
注釈
- ^ 阪急電鉄・能勢電鉄・神戸電鉄および大阪市営地下鉄堺筋線を除く。
出典
- ^ コラム 優先席 平成10年度 運輸経済年次報告(第3章 交通運輸のバリアフリー化に向けて)、国土交通省
- ^ 優先席等の適正な利用の推進について 国土交通省
- ^ Q 札幌市の地下鉄はなぜ「優先席」ではなく「専用席」なのですか 市営交通のよくあるご質問と回答、札幌市交通局、2015年12月15日更新、2016年4月19日閲覧。
- ^ “市営交通のよくあるご質問と回答”. 札幌市交通局. 2018年1月31日閲覧。
- ^ “阪急4月から 全席を優先座席に 高齢化や妊婦らの要望に対応”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1999年1月26日)
- ^ 「阪急が『優先座席』を復活 “譲り合いの精神”挫折」産経新聞、2007年10月18日
- ^ 関連する外部リンク:2007年10月29日(月)より、『優先席』を設定します。また、『携帯電話電源オフ車両』の設定車両を変更します。 阪急電鉄・能勢電鉄ニュースリリース
- ^ 「優先席」を設定いたします 神戸電鉄ニュースリリース(インターネットアーカイブ)。
- ^ 平成15年12月1日(月)から横浜市営地下鉄はすべての座席を優先席にします!(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2004年時点の版)。
- ^ 市営地下鉄の全席優先席に関するお客様アンケートの結果について(横浜市交通局ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2004年時点の版)。
- ^ a b “市営地下鉄車内に「ゆずりあいシート」を設置します”. 横浜市交通局 (2012年6月29日). 2016年2月29日閲覧。(インターネットアーカイブ)。
- ^ a b c “優先席は必要か?「『譲る』という日本人の美徳壊した」(小倉智昭)”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2012年7月12日) 2018年1月31日閲覧。
- ^ 平成14年度 次世代普及型ノンステップバスの標準仕様策定報告書の5.各部位の要件の考え方の15ページ目(書面上の34ページ)に記載がある。ただ、「JRの優先席マークは意匠登録がされている」と記載されているのみで、意匠権を取得したのがJRのどの会社かについては触れられていない。
- ^ [1]
- ^ JIS規格化された標準案内用図記号について
- ^ 「案内用図記号」のJISの改正 (JIS Z8210) - お年寄りや障害のある方、外国人観光客のための図記号の追加-
- ^ 鉄道各社、携帯OFF「混雑時」優先席付近のマナー変更共同通信社、2015年9月17日
- ^ 「ヘルプマーク」が登場・都営大江戸線各駅で配布を開始 DESIGN NEWS
- ^ 配慮を必要としている方のためのヘルプマーク作成 東京都
- ^ TOKYO MX NEWS
- ^ a b 日本初の優先席は静岡のローカル鉄道だった。伊豆箱根鉄道の思い IRORIO(2019年9月23日)
- ^ “シルバーシート40年、由来は東海道新幹線”. 読売新聞社 (2013年9月16日). 2013年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月19日閲覧。
- ^ より優しい車内環境を目指し「優先席付近の吊り革の色を変えます」(小田急電鉄ニューリリース・インターネットアーカイブ・2004年時点の版)。
- ^ 『鉄道ジャーナル』第31巻第8号、鉄道ジャーナル社、1997年8月、85頁。
- ^ 京王電鉄,優先席付近で携帯電話電源を切るように呼びかける MOBILE DAILY NEWS、2000年7月31日
- ^ 「鉄道記録帳2003年9月」『RAIL FAN』第50巻第12号、鉄道友の会、2003年12月1日、22頁。
- ^ 首都圏の鉄道20社局によるマタニティマークの配布等について
- ^ [2] JR西日本
- ^ https://www.jreast.co.jp/press/2015/20150916.pdf
- ^ “優先席付近における携帯電話使用マナーを「混雑時には電源をお切りください」に変更します”. 相模鉄道. 2018年1月28日閲覧。
- ^ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000028453.pdf
- ^ http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/668/keitaimanahennkou.pdf
- ^ http://www.bus-navi.com/news/911.pdf
- ^ http://www.nisitokyobus.co.jp/info/2870.html
- ^ https://www.sotetsu.co.jp/bus/info/246.html
- ^ http://www.kotsu.city.nagoya.jp/info/2007/009182.html
- ^ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160318-2.pdf
- ^ http://www.westjr.co.jp/press/article/2016/03/page_8508.html
- ^ 「携帯電話の「電源OFF車両」を1両おきに設置」(pdf)『HOT ほっと TOKYU』第228号、東京急行電鉄、2000年11月1日、2015年1月17日閲覧。
- ^ 携帯電話の使用を制限できませんか? - よくあるご質問 広島高速交通、2022年11月16日閲覧
- ^ a b c d “海外でも論争、「優先席問題」は解決できるか(3)”. 東洋経済オンライン (東洋経済新報社). (2017年10月8日) 2018年1月31日閲覧。
- ^ a b “日本人が高齢者に席を譲らないのは「こんな理由」らしい! 台湾報道”. サーチナ (モーニングスター). (2017年6月11日) 2018年2月2日閲覧。
- ^ JTBパブリッシング『ララチッタ ニューヨーク』2017年版、129頁
- ^ JTBパブリッシング『ララチッタ ロサンゼルス・サンフランシスコ』2017年版、124頁
- ^ JTBパブリッシング『ララチッタ バンクーバー・カナディアンロッキー』2017年版、42頁
- ^ JTBパブリッシング『ララチッタ ロンドン』2015年版、124頁
- ^ JTBパブリッシング『ララチッタ ローマ・フィレンツェ』2017年版、58頁
- ^ JTBパブリッシング『ララチッタ ウィーン・プラハ』2016年版、15頁
- ^ JTBパブリッシング『ララチッタ 台北』2017年版、145頁
- ^ “韓国には「妊婦の優先席」がある ⇒ 定着させるために編み出した妙案とは?”. ハフポスト. (2017年11月7日) 2018年1月28日閲覧。
- ^ “タイ出家日記 /9 戒律 厳しさこそ信仰の基盤”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2016年2月4日) 2018年1月31日閲覧。
優先席(善意のいす)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:54 UTC 版)
中扉より前、タイヤハウスより後ろの部分が優先席となっている。 かつては善意のいす(ぜんいのいす)で呼称が統一されていたが、現在は優先席(ゆうせんせき)の呼称がほとんどとなっている。 また、以前は善意のいすにはシートカバー(枕カバー)が付いていたが、現在ではごく一部の車輛を除き撤去されている。
※この「優先席(善意のいす)」の解説は、「遠鉄バス」の解説の一部です。
「優先席(善意のいす)」を含む「遠鉄バス」の記事については、「遠鉄バス」の概要を参照ください。
優先席
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 16:31 UTC 版)
8000系1次車まではシルバーシートと呼称され、位置も下り方(井の頭線は上り方)の車端部だった。5両編成以下は編成内1か所、6両編成以上は編成内2か所だったが、複数編成が組み合わさった場合はこの限りではなく、例えば6両編成と4両編成が合わさった10両編成は3か所となる。 参考(各系列ごとの設定車両) 3000系:デハ3000形 5000系:5713Fまではデハ5050形、5714F以降はデハ5000形 5100系:5112Fまではクハ5850形(運転室直後の座席)、5113F以降はデハ5150形 6000系:2両編成はデハ6400形、3両編成と5両編成は上り方2両目、8両編成は上り方2・5両目 7000系:上り方2・5両目(この当時は6両編成と8両編成しか存在していない) 8000系:4両編成は上り方2両目、6両編成は上り方2・5両目 9000系・1000系以降:当初から各車両の両端 8000系2次車より、各車両に設置されるようになった。この頃より、シルバーシートから優先席へと呼称が変更されている。同時に車外のステッカーも当該部分の窓上(7000系と8000系は車端部)から当該部分の戸袋とドアの間に変更されたため、サイズも小さくなっている。設置場所も現在と違って、奇数号車は上り方海側(下り列車の進行方向左手サイド)車端部、偶数号車は下り方山側(下り列車の進行方向右手サイド)車端部である。既存車も随時このパターンへと変更されたが、当然のことながら3両編成・5両編成ではパターンが異なる。 2000年8月より、優先席付近を携帯電話OFF区域とするのに合わせて、従来の優先席の向かいの座席も優先席となる(ステッカーは透明)。 2006年1月から優先席を先頭車の運転台部分を除く各車車端部に拡大し、同時に優先席付近一帯を「おもいやりぞーん」とした。合わせて吊輪のオレンジ色化、室内側の壁や窓にステッカー貼付、車外ステッカーの拡大と位置変更(戸袋あり車両は戸袋部に貼付)が行なわれている(ステッカー色は黄色)。 2015年10月からは、携帯電話の使用について「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」から「優先席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」に変更した(ステッカー色は青、東京地下鉄(東京メトロ)や東急電鉄等で使用されているものと同タイプのステッカーを使用)。 5000系は他形式同様に車端部に優先席が設定されているが、京王ライナーとして運用する際にはこれらの座席も指定席として販売している関係上、京王永山駅、府中駅から先の無料開放区間においても優先席としての取り扱いは行わない。
※この「優先席」の解説は、「京王電鉄」の解説の一部です。
「優先席」を含む「京王電鉄」の記事については、「京王電鉄」の概要を参照ください。
優先席
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 17:37 UTC 版)
詳細は「優先席」を参照 婦人・子供専用車(昨今の女性専用車設定は新設ではなく復活したもの)廃止以降、1973年の中央線快速を皮切りに「シルバーシート」が設けられた。しかし、バリアフリーを目指す社会の要請に合わせて「優先席」の呼び名に変更し、高齢者だけでなく傷病人・妊婦など立つことが辛い人に優先的に着席してもらうよう改められた。 2000年頃から携帯電話による医療機器への悪影響を防ぐため、優先席付近では携帯電話の電源を切るよう呼びかけがされるようになり、2005年頃からは該当箇所の吊り革の色で区別を図るなどの方策をとっていた。その後携帯電話の技術進歩で医療機器への影響が少なくなったこともあり、2014年7月より、関西の鉄道事業者では携帯電話の電源を切るマナーを「混雑時のみ」と変更した。関東・信越地区では2015年10月から、東海地区・九州地区では2015年12月から、それ以外の地区でも2016年3月までに変更となった事業者がある。
※この「優先席」の解説は、「鉄道車両の座席」の解説の一部です。
「優先席」を含む「鉄道車両の座席」の記事については、「鉄道車両の座席」の概要を参照ください。
「優先席」の例文・使い方・用例・文例
- 優先席のページへのリンク