パイロットフィルムとは? わかりやすく解説

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パイロット‐フィルム【pilot film】

読み方:ぱいろっとふぃるむ

スポンサー獲得のため、企画書とともに制作される新しテレビ番組見本映画


パイロット版

(パイロットフィルム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 19:48 UTC 版)

パイロット版(パイロットばん)は、ある公表予定のものに先んじて製作されるものの事。主に映画テレビドラマ等の映像作品に対して、先行して製作された映像媒体を指すが、それ以外においてもこの用語が使用されている場合がある。英語のpilotには試写、試験等の意味が含まれている。ビデオ撮影が主流になる以前はフィルムで撮影されていたため、パイロット・フィルムとも呼称されていた。そのため、ビデオ全盛の現在でも当時の名残でパイロット・フィルムと表現する場合もある。


注釈

  1. ^ 放映された例としては『アニメ三銃士』や『キテレツ大百科』がある。
  2. ^ 第1作の開始2年前にあたる1969年に製作されたものを20年後の1989年にビデオ発売という形で初公開された『ルパン三世』の初アニメ化作品である『ルパン三世 パイロットフィルム』や、開始前年に製作され、小学館の学年別学習雑誌の応募者全員サービスとして配布された『とっとこハム太郎 アニメでちゅ!』などがある。
  3. ^ この形態で放映された例として『ドラえもん』や『銀魂』がある。ただし、前者は特別番組内で、後者は再編集や音声の録り直しをした上で放映。
  4. ^ ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』などが該当する。アニメ作品をNHKエンタープライズNHK Eテレで放送中)が買い付けた後にパイロット版を放送直前に公開された「2020年東映まんがまつり」の構成作品として転用された。
  5. ^ きまぐれオレンジ☆ロード』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『こどものおもちゃ』『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』など。
  6. ^ 例:『コードネームはセーラーV』→『美少女戦士セーラームーン』、『ビビデ・バビデ・ぶーりん!!』→『とんでぶーりん』など

出典

  1. ^ Alex Epstein on Backdoor Pilots”. Complicationsensue.blogspot.com (2005年2月4日). 2016年3月5日閲覧。
  2. ^ a b 【「ブラックリスト リデンプション」捜査局】第1回 「ブラックリスト」トム・キーンが主人公のシリーズが誕生!”. インターネットTVガイド (2017年11月27日). 2019年8月25日閲覧。
  3. ^ Slanguage Dictionary”. Variety. 2016年3月5日閲覧。
  4. ^ Petski, Denise (2018年5月11日). “‘The Goldbergs’ Spinoff Series Gets Title & First Image”. Deadline. 2019年8月26日閲覧。
  5. ^ 『それいけ!ゴールドバーグ家』、1990年代を舞台にしたスピンオフを製作”. 海外ドラマNAVI (2017年2月10日). 2023年12月22日閲覧。
  6. ^ Assignment: Earth”. assignmentearth.ca. 2016年2月28日閲覧。
  7. ^ 人気ドラマのスピンオフ化に明暗!『アロー』は決定、『スーパーナチュラル』実現せず /2014年5月9日 1ページ目 - 海外ドラマ - ニュース - クランクイン!” (2014年5月9日). 2019年8月25日閲覧。
  8. ^ "Tonight’s special guests? The cast of a whole new show!: 21 TV episodes that tried and failed to spawn spin-offs", from The AV Club
  9. ^ 吉田豪インタビュー 巨匠ハンター 9回戦 丸山正雄」『キャラクターランドSPECIAL ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2017年2月5日、pp.93-97頁。ISBN 978-4-19-730144-7 



パイロットフィルム(手塚治虫原作)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 10:24 UTC 版)

虫プロダクション」の記事における「パイロットフィルム(手塚治虫原作)」の解説

パイロットフィルムとは,これから制作しようとする作品概観を,制作契約獲得狙って潜在的なスポンサー放送局関係者などに示すための見本である。 孫悟空が始まるよー 黄風大王の巻(1966年6月12日)- カラー作品現在のプリント退色甚だしい。 リボンの騎士1966年11月)※ カラー作品。 フライングベン(虫プロ商事製作、1967年9月) どろろ(1968年1月)- カラー作品本放送用の作品モノクロ作品ガムガムパンチ虫プロ商事製作、1968年4月)- カラー作品 0マン1968年6月ノーマン1968年7月青いトリトン虫プロ商事製作、1971年10月)- カラー作品

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パイロットフィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 15:37 UTC 版)

手塚治虫の作品一覧」の記事における「パイロットフィルム」の解説

(パイロットフィルムとは、テレビ放送化などに向けて広告代理店放送局スポンサー候補などに向けて作品企画概要説明紹介するために作られる見本試作品である。) 「マグマ大使パイロット版)」(実写特撮アニメ合成、製作::ピー・プロダクションカラー、3分14秒、1966年)。 「孫悟空が始まるよー 黄風大王の巻」(アニメ、製作:虫プロダクションカラー2320秒、1966年6月12日虫プロ友の会映画大会上映)。※ テレビアニメシリーズ悟空の大冒険」の試作作品。 「リボンの騎士パイロット版)」(アニメ、製作:虫プロダクションカラー2840秒、1966年11月)※ DVD-BOX収録。 「フライング・ベン」(アニメ、製作:虫プロ商事2111秒、カラー1967年9月)。この後手塚治虫資金月岡貞夫別のパイロットフィルムを一本制作したという(講談社手塚治虫漫画全集「フライングベン」3巻あとがきによる)。 「どろろ(パイロット版)」(製作:虫プロダクション1334秒、カラー1968年1月)※ パイロット版カラーで製作。DVD-BOX収録。 「ガムガムパンチ」(アニメ、製作:虫プロ商事カラー13分6秒、1968年4月)。 「0マン」(製作:虫プロダクションカラー、4分、1968年6月)。 「ノーマン」(アニメ、製作:虫プロダクション1220秒、パートカラー、1968年7月)。 「アポロの歌」(1970年)。 「青いトリトン」(製作:虫プロ商事カラー、8分、1971年10月)。※ 後のテレビアニメ海のトリトン」の元になった。 「魔神ガロン」(実写)。 「ブレイブファイヤーS0・9」、(製作:手塚プロダクションカラー6分17秒、1987年)。※ 原作脚本作画演出ナレーション手塚治虫。 以下は手塚治虫没後作られたパイロットフィルムである。 「リボンの騎士」(アニメ2005年(?)、カラー、5分程度)※ 劇場公開アニメーション想定杉井ギザブロー他。 テレビ放送化に向けてパイロット版制作することが普通であるから上記以外にも実際に放送なされた番組にはそれに対応して製作されパイロット版存在する・したと思われる

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パイロットフィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 10:05 UTC 版)

ジャングル大帝」の記事における「パイロットフィルム」の解説

第3作放送前年の1988年作られた4分6秒のパイロット版演出宇井孝司、原・動画:小林準治。

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パイロットフィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 05:38 UTC 版)

完全勝利ダイテイオー」の記事における「パイロットフィルム」の解説

エルドランシリーズ終了10周年記念イベント用とテレビアニメ化目指し、パイロットフィルムが制作されている。このフィルム使われBGM全てサンライズフリー音源であり、他の同社製作作品でも聞くことができる。例として、後半流れBGMは『スクライド』(第10話)や『銀魂』第135話)、『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』(第1部)でも使用された。本作に関する設定資料は「エルドランシリーズ メモリアルブック」(新紀元社)にまとめて掲載されている。 テレビアニメ化はならなかったが、このパイロットフィルムは雑誌展開中にDVD販売された後、ライジンオーガンバルガーの両DVD-BOX購入者応募特典DVD収録された。2014年〜2015年ライジンオーとガンバルガー・ゴウザウラーのBD-BOX発売された際、3作品すべてのBOX購入した人に「連動購入特典」として、このパイロットフィルムをHDリマスター化し声優のアフレコセリフ・SE追加した「完全勝利ダイテイオープロモーションディスク 完全勝Ver.」(以下「HDリマスター版PV」)としてプレゼントされた。声優陣は3作品含めスーパーロボット大戦NEO』に出演した声優起用された。

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パイロットフィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:07 UTC 版)

GR-GIANT ROBO-」の記事における「パイロットフィルム」の解説

『ジャイアントロボ』GR-GIANT ROBO-ミレニアムBOX』に映像特典として収録登場メカ GR-1 GR-2 GR-3 ダコラー スタッフ 原作 - 横山光輝 演出 - 本郷みつる 絵コンテ - 西村博之佐々木正勝、高倉佳彦本郷みつる キャラクターデザイン作画監督原画 - 高倉佳彦 メカデザイン作画監督原画 - 西村博之 設定デザイン原画 - 佐々木正CGI - のりのりカンパニー 美術監督 - 工藤ただし 音楽 - 和田薫 ナレーション - 河口宏 協力 - めがてんスタジオ 制作 - OLM 製作 - SOFT GARAGE

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パイロットフィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/05 09:22 UTC 版)

東映ロボットガールズ」の記事における「パイロットフィルム」の解説

2011年7月2日より公式サイト配信されたパイロットフィルム。2011年7月2日9日にはTOKYO MX局のバラエティ番組サンドウィッチマンのご当地アイドル発掘団』内でも放送された。『惑星ロボ ダンガードADVDCM兼ねており、ダンダン初登場している。 『ロボットガールズZBD/DVD第3巻映像特典として収録された。

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パイロットフィルム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 04:51 UTC 版)

ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の記事における「パイロットフィルム」の解説

詳細は「ドラえもん 勉強部屋のつりぼり#日本テレビ動画版」を参照 内容は「ドラえもん未来からやってくる」という原作第1話意識した作品で、1979年放送開始されたテレビ朝日版第1話「ゆめの町ノビタランド」およびシンエイ動画制作パイロット版勉強部屋つりぼり」において「ドラえもん未来からやってくる」といった内容描かれなかったのに対し本作ドラえもんのび太出会い描いた物語となっている。このパイロットフィルムはほぼそのまま本編1話流用されたらしい[要出典]。 パイロット版制作および演出は、日本テレビ動画の真佐美佐々木一雄が担当し設定シナリオ文芸担当徳丸正夫用意した。なお、チーフディレクターの上満雄は、藤子不二雄FCネオ・ユートピア会報誌43号のインタビューパイロット版制作には不参加だったと述べている。

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