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NHK教育テレビジョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/02 00:53 UTC 版)

(NHK教育 から転送)

日本放送協会 > NHK教育テレビジョン
NHK Eテレ
NHK Educational TV logo.png
開局 1959年1月10日 -
映像形式 480i(SD、アナログ放送)
1080i(HD、デジタル放送)
日本の旗 日本
言語 日本語
放送地域 日本全域
NHK Eテレ[1]
基本情報
略称(愛称) Eテレ
運営(番組供給)事業者 日本放送協会
本社(本部) 〒150-8001
東京都渋谷区神南2-2-1
NHK放送センター
ジャンル 地デジ難視対策衛星放送
放送内容 地上デジタル放送サイマル放送(マルチ編成の場合は主番組のみ)
視聴料金 NHK地上契約1,345円/月(沖縄県は別料金)
衛星基幹放送(BSデジタル放送)
放送事業者 社団法人デジタル放送推進協会
チャンネル番号 Ch.292
物理チャンネル BS-17ch
放送開始 2010年3月11日
放送終了 2015年3月31日終了予定
公式サイト
特記事項:
地デジ難視対策衛星放送対象リスト(ホワイトリスト)に掲載された地区のみ視聴可能。

NHK教育テレビジョン(エヌエイチケイきょういくテレビジョン)は、日本放送協会(NHK)の地上波テレビジョン放送局のひとつで、教育番組を中心とした編成で全国放送を行っている。2011年6月1日より対外的名称としてNHK Eテレ(エヌエイチケイ イーテレ)を用いる。

目次

概要

地域ごとに番組が異なる編成を組む総合テレビに対して、Eテレでは日本全国でほぼ統一した番組編成を基本とするため、中京広域圏および近畿広域圏では総合テレビのように各府県の放送ではなく、民間放送と同じ広域放送をとっている。これにより独自に放送を行うことができる放送局は41局と総合より少なくなっている。

編成は概ね各種教育(学習指導要領に基づく学校教育放送、語学番組)、趣味・教養講座、福祉・障害者向け、子供向けの娯楽を基本としている。一部はかつて総合テレビで放送されていたものが、媒体変化などもあって集約されたものである。

コールサインは、同じ教育放送を行うラジオ第2の符号のあとにテレビジョン放送を示す符号がついたものとなっている。例えば、東京は“JOAB-DTV”、大阪は“JOBB-DTV”である。

かつては24時間放送を行っていた時期があったが、諸般の事情により中止し、2011年現在においては一日平均21時間前後の放送となっている。ただしこれについてはデジタル化原則完了もあり、引き続きマルチ編成の活用などによる削減に向けた取り組みが進められており、2012年度からは、さらに放送時間の削減を進める予定にしている。[2]

過去最高視聴率は、高校野球の「伝説の試合」として語り継がれている、第61回全国高等学校野球選手権大会の「箕島対星稜」の中継(放送日時:1979年(昭和54年)8月16日(木)18時から)で、29.4%ビデオリサーチ調べ)。この数字は30年以上経った現在でも破られていない。

歴史

世界初の教育専門チャンネル

1959年昭和34年)1月10日に、日本で初めて教育放送を専門に扱ったテレビジョン放送局として東京大阪で開局した。当初は現在のような全日放送ではなく、日中の数時間は中断しテストパターンが流されていた。

東京は完成から間もなかった東京タワーから1chで開局し、同年4月6日に千代田区の送信所(後の千代田放送会館)から3chで放送されていた総合とチャンネルが入れ替わった。大阪はそれまでアメリカ軍レーダー用に割り当てられた12chが使用された。全国的にみても、教育テレビのアナログ放送には、12chが割り当てられている地域が多かった。 なお、教育テレビが全国に置局化されるまでは、教育テレビの未開局の地域では総合テレビで一部の学校放送番組が放送されていた。

カラー放送は総合に遅れること4年、1964年(昭和39年)度に「幼稚園・保育所の時間」の枠内で放送されていた4番組から始められた。

教育テレビの開始は、NHK内部で当時経営効率化に向けて今日ほどは真剣に取り組まれていなかったこともあり、相次ぐ受信料値上げの遠因のひとつともなっていった。

オイルショックとその後の変容

第1次オイルショックの影響を受け、1974年(昭和49年)1月16日以降、14:30〜17:30のうち1〜3時間を休止に充てるとともに、深夜も23:00で放送が打ち切られた。但し早仕舞い全面解除までその後10年を要した総合と異なり、2か月半後には深夜の終了が30分延ばされ23:30に、9月には日中の放送休止解除、そして翌1975年(昭和50年)度には東京・大阪のアナログUHF実験局閉局もあり、放送大学の開学に向けた実験番組『大学講座』を放送することになったため、1年2か月半ぶりにオイルショックによる時間短縮措置が全面解除された。

番組の全面カラー化は渋谷の放送センターへ東京の拠点集約を完了してからもまだ実現せず、1977年(昭和52年)10月であった。また、アナログ音声多重放送についても、まず三大都市圏で1990年平成2年)10月から、その他は翌年3月21日春分の日)からの実施であった。いずれも総合テレビや在京・在阪民間放送より相当遅かった。文字多重放送字幕放送)については1999年(平成11年)と、さらに開始が遅かった。

しかし、これらのサービスを開始することにより、教育テレビの編成における制約が徐々に少なくなっていった。この動きに合わせるかのように、それまで総合で放送されていたジャンルの一部が、衛星テレビジョン本放送開始も相まってジャンル整理の一環として教育テレビに移ってくるようになった。総合で放送されていた子供向け番組は、平成時代に入ると姿を消し、教育テレビに集約された。総合の空いた時間帯には、報道・情報番組が編成されるようになっていった。

時間枠の拡大→縮小

時間枠の拡大は、長らく編成上止むを得ずどうしてもという場合に限られていた。山田誠浩アナウンスによる放送終了告知も存在したが、放送されることは極めて稀であった。

教育テレビが大規模に時間枠拡大に向けた動きを見せたのは、1989年(平成元年)11月頭に3夜連続で編成した『Channel E ウィークエンドラリー』が最初であった。但しこれは終夜放送ではなく、午前2時前後に終了するものであった。実験的編成であったため、この時は継続して行われることは無かった。

1990年代後半になって、少しずつ「24時の壁」が破られるようになる。1998年(平成10年)度には語学講座の深夜編成により平日一部は0:35(放送日基準24:35)終了となった。翌1999(平成11)年度はさらに拡大され、平日は2:00(放送日基準26:00)までに。そして翌2000年(平成12年)には遂に、原則第2・4・5週の日曜深夜=月曜未明を除き、5:00基点の24時間放送を開始した。ただ当時は第2・4・5週の日曜の翌日が祝日や振替休日になる場合、放送休止の編成に対する批判の声が多かった[3]

しかし、一連の不祥事による受信料収入の減少の影響で、経営再建と経費削減を行う観点から、2006年(平成18年)4月2日から3日にかけての深夜の放送を以って衛星ハイビジョンと共に24時間放送を中止し、深夜は再び原則としてメンテナンスタイム(放送休止枠)に充てることとなった。その後、地球温暖化防止対策として2008年(平成20年)10月からアナログ放送で、翌2009年(平成21年)4月からは三大都市圏のデジタル放送でもそれぞれ完全停波するようになった。休止時間については後述する

2012年度からは平日の放送開始時刻が1999年度から続いていた5:00から5:30に繰り下がることになった。土日は従来どおり5:00開始となる。

デジタル化

2003年(平成15年)12月1日に三大都市圏からスタートしたデジタル放送は、それまでのアナログ放送を置き換えることを主目的とした。

2008年(平成20年)7月24日よりアナログ放送において、3年後の同日までにアナログ放送が終わる予定であることを周知するためとデジタル放送への円滑な移行を促進するため、画面右上に「アナログ」の字幕を出すようになった。

2010年(平成22年)になると、アナログ終了が迫ったことから、目まぐるしく状況が変化していった。

2011年(平成23年)は、激動の年となった。

  • 3月11日東日本大震災により、発生直後から予定されていた番組のほぼ全部を休止し、津波警報、また翌日以後も安否情報・生活関連情報を繰り返し生放送した。同月末での廃局が決まっていたBS2(BS102ch=ID2)でも、衛星によるセーフティーネット(BSデジタルch292)とは別に、18日まで暫時的に教育テレビの番組の同時配信を実施した。19日以降も暫く一部時間帯で避難所にいる被災者名簿の放送を行った。
  • この震災により、“JOQC-TV”(盛岡)、“JOHB-TV”(仙台)並びに“JOFD-TV”(福島)の3局では、廃局の予定が2011年度末に延ばされた。
  • 6月1日、前年度より愛称として使われていた「NHK Eテレ」を、50年以上使われてきた「NHK教育テレビ」に代わる一般名称として採用した。
  • 7月24日23:59、前述3局とその中継局を残して、アナログ放送は完全停波された。なお、「デジアナ変換」では、それまでアナログ放送で用いられてきたチャンネルで送信されることが多い。



[ヘルプ]
  1. ^ 東京局の再送信であるが法令上は全国同一エリア。
  2. ^ 日本放送協会 理事会議事録(平成23年12月13日開催分)
  3. ^ 大地震津波が発生した場合以外の自然災害=災害対策基本法履行、及び大事件など有事発生時の速報義務が教育放送系チャンネルには無いため、2000年(平成12年)7月以後も放送休止は全国一斉に行われている。但し24時間放送実施時の平日のメンテナンスは各局任意だった
  4. ^こころの時代アーカイブス』、『NHK高校講座』のうち、2009年(平成21年)度以前に製作された講義の一部他
  5. ^ サイドカットを継続した一部番組を除く。
  6. ^ 旧社名は「日本教育テレビ」(愛称:NETテレビ)。
  7. ^ NETの他、日本科学技術振興財団テレビ事業本部(愛称:東京12チャンネル。現在のテレビ東京)が教育放送専門のチャンネルだったが、NET、東京12とも1973年(昭和48年)11月1日に一般総合局に移行。
  8. ^ NHKトップトーク(放送総局長 2010/1/20)”. NHK INFORMATION. 日本放送協会 (2010年1月20日). 2010年1月21日閲覧。
  9. ^ 統一前は「NHK教育・(放送局名)」と表記されていた。
  10. ^ 2011年10月にサイズが一回り小さくなった。
  11. ^ 北海道地方は「NHK教育デジタルテレビジョンです」。
  12. ^ 2011年7月24日の完全地上デジタル放送化以降はサブチャンネルを使って本来の番組とマルチ編成を行うこともある。
  13. ^ ラジオではスポーツ中継と災害・国会などと重複した場合、NHK-FM放送で代替する場合があるが、ローカル放送などまれにFMで放送できないケースもある。
  14. ^ この2005年9月6日の時刻出しは、総合テレビ:3時台〜6:25、6:50〜7:30、8:00〜10:00 教育テレビ:6:25〜6:30、7:10〜9:00 だった。
  15. ^ 第2、4、5週の日曜深夜=翌月曜未明は原則1:00終了だが、第1、3週の日曜深夜でも一部地域のみの放送休止あり
  16. ^ 月曜は2006年10月から2:10、木曜は2:30、金曜と土曜は3:00、日曜は1:00
  17. ^ 月曜は21時間10分、木曜は21時間30分放送、金曜と土曜は22時間放送、日曜は20時間放送
  18. ^ 火曜は2時間50分、金曜は2時間30分、土曜と日曜は2時間、月曜は4時間
  19. ^ 2011年度まで、メンテナンス実施日(平年9月-10月、翌年2月-3月)、及びストック調整が行われる7月下旬-8月初旬と年末年始は高校講座ライブラリーが休止となるため、表記時間から90分繰り上げての放送終了となる
  20. ^ 芸術劇場劇場への招待の放送時間により表記時間より繰り下がる場合もある(2010年度まで)
  21. ^ 関西地方のみ、総合テレビで放送しない世界ふれあい街歩きの振り替え放送があるため2:20まで。2007年(平成19年)4月アートエンターテインメント 迷宮美術館の振り替え放送があるため3:03まで延長していた。ただし芸術劇場劇場への招待の内容によって放送時間の変動があり4時過ぎに終了し、メンテナンスが1時間未満だった場合、あるいは当該週に放映されていなかったら1:35で打ち切る場合もあった
  22. ^ 関西地方のみウィークエンドジャパノロジーの1週遅れ放送があったため、1:15で終了していた。これは本来他の地域では1週間前の日曜日深夜に総合テレビで放送するはずだが編成の都合で同時放送ができなかった振り替え処置だった。但し前週に総合テレビの機器メンテナンスや編成の都合などで休止があった場合は0:30終了の日もあった
  23. ^ これは各国語学講座放送の都合による
  24. ^ a b c 関西地方のみ『NHKアーカイブス』(2008年度は金曜日、2009年度は日曜日)を送り、その終了後である。これは、他の地域で本来総合テレビで放送する時間である土曜日午前中に『ぐるっと関西プラス』を放送するための振り替えである。なお、2010年度からNHKアーカイブスは総合テレビ日曜13:35-14:45(作品により延長あり)放送となり、関西地区でも同時放送されることから振り替え処置はせず、全曜日、全国共通での終了となる
  25. ^ これは10Minボックスを2本分(他の曜日は1本のみ)放送する都合による
  26. ^ 九州・沖縄のみ「アスリートの魂」、または月1回「大人ドリル」の再放送のため1:15終了。これは本来総合テレビの再放送が行われる時間に「トン☆スタ」が放送される都合のため
  27. ^ これは総合テレビで参議院議員選挙の開票速報を放送する為、総合テレビでサッカー中継が出来ない事による措置。
  28. ^ 通常の同時間は日曜討論が放送されているが、この日は参院選特番の関係諸準備のため休止となっている
  29. ^ 正確には23:57.30から23:59に考える人銅像(総合テレビは終了アナウンス)→日章旗国旗)掲揚・君が代演奏が行われて、IDを挟んで終了。


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