インド-ヨーロッパ語族とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > インド-ヨーロッパ語族の意味・解説 

インドヨーロッパ‐ごぞく【インドヨーロッパ語族】

読み方:いんどよーろっぱごぞく

共通のインド‐ヨーロッパ祖語から分かれて発達し古代よりインドからヨーロッパにかけて分布している大語族近代以降南北アメリカ・オーストラリアなどにも使用者広まった。インド・イラン・バルト・スラブ・ギリシャ・イタリック・ゲルマン・ケルトなどの語派分かれる印欧語族インド‐ゲルマン語族


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 08:52 UTC 版)

インド・ヨーロッパ語族(インド・ヨーロッパごぞく)は、インドからヨーロッパにかけた地域に由来する語族である[1][2][3]




「インド・ヨーロッパ語族」の続きの解説一覧

インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 09:41 UTC 版)

長母音」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

特にゲルマン語派属す言語ドイツ語オランダ語など)は母音長短弁別する言語が多い。 ただし、英語やアイスランド語では、歴史的に長母音短母音対応していたものの、長母音発音変化したこと(大母音推移など)により、音声学上の長短対応関係崩壊している。 古代ギリシア語ラテン語でも母音長短弁別するが、ラテン語の子孫であるフランス語スペイン語などロマンス諸語母音長短区別失っている。同様に現代ギリシャ語長短区別はない。アクセントなどの関係で長母音現れることはあるが、これはあくまでも異音であり、意味の弁別関与しないスラヴ語派は、チェコ語スロバキア語など一部除き母音長短区別しない言語が多い。 バルト語派(ラトビア語リトアニア語など)では区別される

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「長母音」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「長母音」の記事については、「長母音」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 14:09 UTC 版)

畳語」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

インド・ヨーロッパ語族ではあまり畳語使わず現在のヨーロッパ言語ではほぼ俗語的表現限られる。英語などのオノマトペアには母音変えたアプラウト畳語」(ZigzagFlip-flop、Cling-clangなど)が多い。 上記とは別に古代ラテン語古代ギリシア語ゴート語などでは、動詞完了相表現するために動詞語根最初の子音に母音eを加えた音節語頭添えことがある。これを特に古典語文法用語では畳音じょうおん)と呼ぶ。ギリシア語動詞完了相では畳音規則的に出現する畳音また、ごく一部動詞現在形現れることがあるラテン語 現在形tango「私は触れる」、完了形tetigi「私は触れたギリシア語 現在形κλείω (kleiō)「私は閉める」、完了形 κέκλεικα (kekleika)「私は閉めた」:

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「畳語」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「畳語」の記事については、「畳語」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 19:00 UTC 版)

母音交替」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

インド・ヨーロッパ語族に属す言語では、動詞の活用名詞の数・格などによる変化は、一般に語尾変化によって行われるが、この中には母音変化するものもある。 そのほか語幹母音変化する現象多く見られる。これはウムラウトUmlaut)とアプラウト(Ablaut)に分けられる現代ではドイツ語などにみられるが、英語にも例が多いのでそれらを例に示す。 ウムラウトmousemicefootfeet など不規則名詞の複数形アプラウトsink→sank, sunk sitsat(またset同語源) など不規則強変化動詞の活用歴史的にウムラウト語尾にあったiの影響母音変化した同化)と考えられアプラウトインド・ヨーロッパ祖語にまで遡る古い現象考えられるウムラウトのことを母音変異とも呼びアプラウトという用語で他の言語含め母音交替一般を指すこともある。

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「母音交替」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「母音交替」の記事については、「母音交替」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/23 20:06 UTC 版)

アフリカの言語」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

アフリカーンス語は、アフリカのほとんどのクレオール言語語彙基盤となった言語 (en:Lexifier) と同様インド・ヨーロッパ語族に属しアフリカ発展したインド・ヨーロッパ語族の言語として知られている唯一ののである植民地時代以来アフリカーンス語、英語、フランス語イタリア語ポルトガル語スペイン語のようなインド・ヨーロッパ語族の言語多くの国で公用語地位持ち一般にリングワ・フランカとして広く用いられている。 ドイツ語はかつてアフリカでのドイツの植民地において、1800年代後半から第一次世界大戦イギリスフランスドイツ引き継ぎドイツ語公用語から外すまで広く[要出典]用いられていた。ただしナミビアでは今でもおもに白人によってドイツ語話されており、1990年代公用語ではなくなったものの、代わりに国語として認められている。グジャラート語などのインド系言語もっぱら南アジアからの移住者によってのみ用いられている。歴史を遡れば、アフリカ大陸あちこち他のインド・ヨーロッパ語族言語を見つけることができる。エジプトにおける古代ペルシア語コイネー北アフリカにおけるラテン語ヴァンダル語(英語版)、アフリカの角におけるペルシア語などである。

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「アフリカの言語」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「アフリカの言語」の記事については、「アフリカの言語」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 14:54 UTC 版)

農耕/言語拡散仮説」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

アナトリア仮説では、印欧祖語話者新石器時代通じてアナトリア住んでおり、印欧語族拡散紀元前7-6千年紀新石器革命関連しているとする。印欧語族新石器革命ともなって紀元前7000年頃より小アジアからヨーロッパ拡散し、それは平和裏先住民族混合しながら起こったものと主張する。ゆえに、新石器時代のヨーロッパのほとんどの住民印欧語話しており、のちに起こった移住によって別の印欧語属す言語置き換えられたとしている。しかし、学問的には、もう一つ仮説であるクルガン仮説支持する結果出ている。

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「農耕/言語拡散仮説」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「農耕/言語拡散仮説」の記事については、「農耕/言語拡散仮説」の概要を参照ください。


インド・ヨーロッパ語族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 07:22 UTC 版)

接中辞」の記事における「インド・ヨーロッパ語族」の解説

ラテン語の linquo (残す)に対して liqui (残した)のように、現在語幹接中辞 -n- があらわれ動詞がある。

※この「インド・ヨーロッパ語族」の解説は、「接中辞」の解説の一部です。
「インド・ヨーロッパ語族」を含む「接中辞」の記事については、「接中辞」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「インド-ヨーロッパ語族」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

インドヨーロッパ語族

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:09 UTC 版)

名詞

インド・ヨーロッパ語族(インド・ヨーロッパ ごぞく)

  1. 語族一つ英語フランス語ロシア語ギリシア語ヒンディー語ペルシア語などを含み、主にインドからヨーロッパにかけて分布する。その推定される祖語インド・ヨーロッパ祖語呼ばれる

翻訳

関連語


インド・ヨーロッパ語族

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:09 UTC 版)

名詞

インド・ヨーロッパ語族(インド・ヨーロッパ ごぞく)

  1. 語族一つ英語フランス語ロシア語ギリシア語ヒンディー語ペルシア語などを含み、主にインドからヨーロッパにかけて分布する。その推定される祖語インド・ヨーロッパ祖語呼ばれる

翻訳

関連語


「インド=ヨーロッパ語族」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「インド-ヨーロッパ語族」の関連用語

インド-ヨーロッパ語族のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



インド-ヨーロッパ語族のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのインド・ヨーロッパ語族 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの長母音 (改訂履歴)、畳語 (改訂履歴)、母音交替 (改訂履歴)、アフリカの言語 (改訂履歴)、農耕/言語拡散仮説 (改訂履歴)、接中辞 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのインドヨーロッパ語族 (改訂履歴)、インド・ヨーロッパ語族 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS