アルバニア語派とは? わかりやすく解説

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アルバニア語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:28 UTC 版)

インド・ヨーロッパ語族」の記事における「アルバニア語派」の解説

アルバニア語」も参照 アルバニア語のみで1語派として扱われる印欧語含まれることが判明してから、イリュリア語トラキア語ダキア語ヴェネト語エトルリア語など古代バルカン諸語との関係が研究された。直野によればイリュリア語から発展した考え研究者が多いという。 シュクンビン川境界線として北部話されているゲグ方言と、南部話されているトスク方言大きく分類されるアルバニア系のコミュニティアルバニア共和国隣接した地域にも存在していて、コソボマケドニア北西部モンテネグロ南東部ゲグ方言用いられている。また、アルバニア語から派生したものとして、イタリアアルバニア離散民に用いられるアルバレシュ語ギリシアアルバニア離散民に用いられるアルヴァニティカ語がある。 文字として最古の記録15世紀遅く1462年ラテン文字洗礼儀式に関する文書記された。16世紀なかばのゲグ方言文献残っており、これに続いてトスク方言やアルバレシュで記され文献残っている。これらの文献からは、方言差が大きくなかったことが伺われる。15世紀後半オスマン・トルコ支配によって国土宗教分断された状態となり、差異大きくなった。対応してアラビア文字ギリシア文字用いられるようになった1908年開かれた会議アルバニア語ラテン文字制定され、現在まで使われている。19世紀以降ゲグ方言に近いエルバサントスク方言基礎として標準語整備しようという提案がなされ、1952年1972年会議でこれに近い形の案が採択された。アルバニア国外で文語としてはこれに従っているという。 名詞男性名詞女性名詞分類され限られた範囲中性名詞認められている。単数複数それぞれで、主格, 属格, 与格, 対格, 奪格5つの格を持つ。定冠詞取らない名詞では主格対格一致し属格, 与格, 奪格一致する形容詞格変化せず、性と数に対応して変化するタイプとしないタイプがある。変化するタイプでも性と数のどちらかのみに対応するものも多く4種類変化をするのは不規則な形容詞がほとんどである。能動形を基本として多く動詞が中動・受動態をもつ。法に直接法接続法条件法願望法感嘆法命令法があり時称態との関係は複雑である。 アルバニア語バルカン言語連合属するとされている。系統的な関係とは別に接触による収束が起こるもので、幅広い文法上の共通性見られる。直野によれば特にルーマニア語平行する点が多いという。数詞にはスラヴ語影響見られ、また15~16世紀トルコ語ギリシア語から受けた影響研究対象になっている

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アルバニア語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 03:07 UTC 版)

喉音理論」の記事における「アルバニア語派」の解説

アルバニア語は、語頭の h が喉音として保存されているいくつかの証拠提案する少数見解がある。 PIE語根意味アルバニア語他の言語同根語*h₂erǵʰi- 睾丸 herdhe ギリシャ語 orkhis

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アルバニア語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 18:50 UTC 版)

アルバニア語」の記事における「アルバニア語派」の解説

アルバニア語派はインド・ヨーロッパ語族語派のひとつである。標準アルバニア語アアルヴァニティック語アルバレシュ語英語版)などが含まれる

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