ケルト‐ごは【ケルト語派】
読み方:けるとごは
インド‐ヨーロッパ語族の一語派。アイルランド語やウェールズ語などがこれに属する。
ケルト語派
ケルト語派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:28 UTC 版)
「インド・ヨーロッパ語族」の記事における「ケルト語派」の解説
「ケルト語派」も参照 ケントゥム語群。イタリック語派と類似点が多い。前1000年代には中部ヨーロッパに広く分布していたが、現在はブリターニュ地方、アイルランド島やブリテン島ウェールズ地方、スコットランド地方などのみである。近年、マン島語、コーンウォール語が復活している他、スコットランドゲール語もスコットランドの公文書で使用されるようになっている。 ゲール諸語 - ケルト祖語の[kw]をそのまま保っている諸語。このためQケルト語とも呼ばれる。アイルランド語 マン島語(マンクス語、マン島ゲール語とも) スコットランド・ゲール語など ブリソン諸語 - [kw]が合体して[p]に変わった諸語。このためPケルト語とも呼ばれる。ブルトン語 ウェールズ語 コーンウォール語(ケルノウ語とも) 大陸ケルト諸語ガリア語♰ ルシタニア語♰ 古代リグリア語♰
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ケルト語派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 14:23 UTC 版)
これらの地域とそこに住む人々を指す「ケルティック・ネイションズ(Celtic nations)」という名称は、18世紀の学者ジョージ・ブキャナン(英語版)やエドワード・ロイド(英語版)の言語学研究より派生した。ロイドは学芸員助手、その後オックスフォードのアシュモレアン博物館の学芸員(1691年-1709年)として、17世紀後半から18世紀初頭のグレートブリテン島、アイルランド島、ブルターニュを広く旅した。彼はブルターニュ、コーンウォール、ウェールズの言語の類似性に注目し、これらをPケルト語またはブリソン諸語と呼んだ。それらに対してアイルランド、マン島、スコットランドの言語はQケルト語またはゴイデリック語と呼んだ。これら6つの島嶼ケルト語に関する調査をまとめて『ブリテン考古学:言語と歴史』(Archaeologia Britannica)を1707年に出版した。この中でロイドは、起源言語は鉄器時代にガリア人(古代ギリシャおよびローマの作家たちがケルト人と呼んでいた)が話した大陸ケルト語の子孫であると結論づけた。ケルト語派としてこれら分野の言語を定義し、そこに住む人々やこれら言語を話す人々もケルト人とされたのは、このように実は、近世になってからである。このようなロイドの見方には現代の研究からは科学的でなく、ケルト語派(Celtic)という用語と派生、及び分類については現在では見直しが進んでいる。
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