アルメニア語派とは? わかりやすく解説

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アルメニア語

(アルメニア語派 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 09:17 UTC 版)

アルメニア語(アルメニアご、Հայերեն / Հայերէն、ラテン文字化:Hayeren)は、カフカス(コーカサス)地方の一国アルメニア公用語言語学的にはインド・ヨーロッパ語族に分類され、この言語だけで独立した一語派を形成している。表記には独自のアルメニア文字が用いられる。


  1. ^ a b c d e f 岸田泰浩 (3 2018). “現代アルメニア語はどのような言語か -その地域的特徴-”. ユーラシア諸言語の多様性と動態 (20): 227-280. http://el.kobe-ccn.ac.jp/csel/wp-content/uploads/2018/04/a062879f0424c4285f737ed5d96f14cd.pdf. 
  2. ^ 平成25年度言語研修アルメニア語 (東) 研修テキスト』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2013年。doi:10.15026/95077hdl:10108/95077ISBN 9784863371408NCID BB17916845https://doi.org/10.15026/95077 
  3. ^ a b c d 吉村貴之『平成25年度言語研修アルメニア語(東)研修テキスト1 東アルメニア語文法Ⅰ』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2013年。doi:10.15026/95079ISBN 9784863371385NCID BB17916845https://hdl.handle.net/10108/950792022年1月10日閲覧 
  4. ^ DORA SAKAYAN. “EASTERN ARMENIAN FOR THE ENGLISH-SPEAKING WORLD”. YEREVAN STATE UNIVERSITY. 2021年7月16日閲覧。
  5. ^ a b 吉村貴之『平成25年度言語研修アルメニア語(東)研修テキスト2 東アルメニア語文法Ⅱ』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2013年。doi:10.15026/95078ISBN 9784863371392NCID BB17916845https://hdl.handle.net/10108/950782022年1月10日閲覧 


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アルメニア語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:28 UTC 版)

インド・ヨーロッパ語族」の記事における「アルメニア語派」の解説

アルメニア語」および「アルメニア文字」も参照 古典アルメニア語 - 中世アルメニア語英語版) - 現代アルメニア語 (東アルメニア語西アルメニア語) アルメニア語のみで一語派として扱われる。かつてイラン系言語であると考えられたほどイラン語群からの語彙の借用多くイラン系のみならずチュルク語族コーカサス諸語から語彙の借用はじめとして様々な影響受けた考えられている。現代口語は、東アルメニア語と、西アルメニア語分類される東アルメニア語アルメニア共和国を含む旧ソ連圏に、西アルメニア語世界散在するアルメニア人におよそ対応している5世紀初頭当時アルメニア語が持つ音素対応するアルメニア文字考案された。ギリシアシリア影響から脱してアルメニア語聖書を記す目的背景にあり、ギリシア文字主要なモデルとしているが、字形大きく異なっている。11世紀ごろから文語口語音声差異が目立つようになり、音と文字対応していない状態となっていた。ソビエト連邦時代1922年1940年正書法改革実施され東アルメニア語は文字音の対応関係単純になった。 希求法接続法合流していて、直説法命令法接続法3つの法がある。3つの時制があり、未完了過去未完了未来特異な発達をしている。古典アルメニア語アオリスト完了形融合して現代アルメニア語完了(単純過去未完了過去)が生じた結果両者時制機能語幹含まれるようになった名詞・形容詞は主格体格属格与格奪格具格格変化する。文法上の性はなく、人称代名詞も性の区別がない。ふつう動詞語頭にくることはなく、定動詞後置原則とするが、強調したい語を前におく一定の自由度がある。形態や統辞法では印欧祖語由来する要素優勢である。一方で記録以前時代に、アクセント終わりから2番目の音節固定したことが、母音の弱化最終音節消失もたらしていて、音韻・語構造は独特である。 伝統的に屈折語分類される。古い印欧語比較すると、母音長短区別文法性双数なくなっている。さらに屈折の型が一定化進んでいる、格の融合現象見られる動詞叙法時制組織大きく単純化されているなど多様な単純化起こっている。岸田現代アルメニア語形態について膠着的な面が強まってとしている。 アルメニア語研究行った言語学者アントワーヌ・メイエによる『史的言語学における比較方法』によってアルメニア語基数詞大きく変化しながらも印欧祖語由来するものだと立証されている。

※この「アルメニア語派」の解説は、「インド・ヨーロッパ語族」の解説の一部です。
「アルメニア語派」を含む「インド・ヨーロッパ語族」の記事については、「インド・ヨーロッパ語族」の概要を参照ください。

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