INORAN
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INORAN | |
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2013年のシンガポール公演にて | |
基本情報 | |
出生名 | 井上清信 |
別名 | イノラン |
生誕 | 1970年9月29日(53歳) |
出身地 | 日本・神奈川県秦野市 |
ジャンル |
ロック オルタナティヴ・ロック ガレージ・ロック シューゲイザー ドリーム・ポップ アンビエント |
職業 |
ミュージシャン シンガーソングライター 音楽プロデューサー モデル |
担当楽器 |
ボーカル ギター |
レーベル | KING RECORDS |
共同作業者 |
LUNA SEA FAKE? Tourbillon Muddy Apes SUGIZO |
公式サイト | INORAN official web site |
略歴
- 1991年、LUNA SEAのギタリストとしてインディーズデビュー。
- 1992年、LUNA SEA メジャーデビュー。詳細は「LUNA SEA」を参照
- 1993年、JとX JAPANのhideとMxAxSxSを結成する。
- 1996年12月、LUNA SEA活動休止。
- 1997年、ソロデビュー。
- 1998年、LUNA SEA活動再開。
- 2000年、LUNA SEA終幕。
- 2001年、シングル、アルバム、DVD、リミックスアルバムを立て続けてにリリース。
- 2002年、KEN LLOYDとFAKE?を結成。ソロと並行して活動する。
- 2005年、RYUICHI、H.Hayama(葉山拓亮)とTourbillonを結成する。
- 2005年10月31日をもってFAKE?を脱退。
- 2009年、香港のバンドEVERの楽曲「必經之路」にゲストとして、編曲・レコーディングを参加しており、該当楽曲のMVにもINORANの姿が披露されている。その後、お互いのライヴイベントの出演もしていた。
- 2010年、LUNA SEA活動再開。
- 2012年、フィーダーのタカ・ヒロセ、8ottoのMAESON、フィーダーのサポートギタリストとしても活躍するディーン・テディ(英語: Dean Tidey)とともにMuddy Apesを結成し、9月5日に1stアルバム『Crush It』をリリース。アルバムの発売に伴いライヴも行われている。
5月、清春の楽曲「The Sun」のMusic Videoに架空のバンドメンバー役として参加(楽曲へは参加していない)。また、12月26日に発売されたOLDCODEXの2ndアルバム『CONTRAST SILVER』のリード曲「HEAVEN」にサウンドプロデューサーとして参加しており、該当楽曲の作曲・編曲・レコーディング・ミュージッククリップ出演もしている。 - 2014年、テキーラ・マエストロの資格を取得[1]。同年、メキシコのパトロン蒸留所へ研修及びオリジナル・テキーラの制作に向い、そこで制作したテキーラを翌年にINORAN限定ボトルとして数量限定で発売した[2]。
- 2022年、吉川晃司のライブツアー「KIKKAWA KOJI LIVE 2022-2023 “OVER THE 9”」にてサポートギタリストを務める。
人物
- 神奈川県秦野市出身。神奈川県立大秦野高等学校(現・神奈川県立秦野総合高等学校)出身。身長170cm。自らのファンクラブ「NO NAME?(ノー・ネーム)」を持つ。
- 「INORAN」の芸名の由来は、最初のあだ名だった「井上ちゃん」が変化していったものと思われ、本人も「気が付いたら(いつの間にか)そう呼ばれていた」とのこと。
- 中学時代にJと出会い、LUNA SEAの原型となる「LUNACY」を高校1年生の頃に学祭バンドとして結成し、活動をスタートさせた。当時はコピー中心で、高2辺りからオリジナル楽曲を演り始めた。LUNA SEAのメンバーのSUGIZOも同じ中学校に通っていたが、学年が異なっており(SUGIZOが1歳年長)、また、マンモス校だったために気付かなかったという。(SUGIZOはINORANのことを知っていた)。
- INORAN本人曰く、中学3年生の時にギターを最初にINORANに教えたのはJ。その時に教わった曲はマイケル・ジャクソンの「ビートイット」とアクションの「アメリカンキッス」。それから色々と洋楽を耳コピするようになり、よくコピーしていたのはデフ・レパード、モトリー・クルー、WASPなどで、Jの影響で日本のインディーズ物のムルバスやサヴラベルズ等々。土台はハードロックだが、チェッカーズなどジャンルに捉われずに、いい物はいいという感じで演っていたのがLUNACY。幅広く色々と演っていた。SUGIZOは当時のINORANについて、「この男は中3の時から長髪でした。俺の頭はチリチリでした」と語っている。[3]
- LUNACYでオリジナルを演るようになった頃に「運命的」に昔のD'ERLANGERを聴き、「そこからパーッと一直線で、そっちの方へと走っていった」[4]。その流れで憧れだったギタリストはD'ERLANGERのCIPHER(瀧川一郎)で、青紫色のシングルコイルピックアップのレスポールタイプのギターはメーカーこそESPとフェルナンデスと違うもののほぼズバリで、初期にはステージングにもリスペクトしている事がうかがえる動き等があった。CIPHERとはデビュー後には交流も生まれ、D'ERLANGER再結成後の2008年主催のイヴェント「ABSTINENCE'S DOOR #002」、2015年にはLUNA SEAの主催ロックフェス「LUNATIC FEST.」にて、それぞれゲストギタリストとしてD'ERLANGERとの共演を果たした。
- LUNA SEA時代はギターソロなどはSUGIZOが担当し、本人は「ベーシックな部分をしっかり出す」ということを意識しており、「サイドギターって意識はある」と言っていた。しかし、INORANがずっとリズムを刻むということもなく、お互いにリードにもサイドにもなる[5]。また、作曲も手がけ、シングルのカップリングの曲にINORAN原曲のものが多い。
- 左利きだが、ギターを弾き始めた当時は左利き用のギターは種類が少なく、かつ値段も高かったため(これは現在も同じで、いわゆる「特注扱い」になるため、同じ機種であっても、大体右利き用よりも2〜3割増しの価格になる)、右利き用のギターを使用している。後にMonophonicにて、左利き用のギターを試奏してみたが、全く弾けなかったと語っている。
- LUNACY時代の楽曲「JUNK」ではSUGIZOではなくINORANが唯一ギターソロを披露しているが、公式に音源化はされていない。
- 近年のソロ活動では、ギターソロを披露することも少しずつ増えている。例として、海外イベントにて「I for You」をカバーした時に、イントロとソロパートを弾いていることを、動画サイトで確認できる。また、Muddy Apesのレコーディングにソロを弾いている動画も確認できる。
- 車はフェラーリ(色は黒)を好み、F1好きでもある。1998年日本GPのスペシャルゲストとして招かれたことがあり、観戦のために海外まで足を伸ばすことも多い。またF1解説者の片山右京と仲が良い。
- サッカーファンでもあり元日本代表選手の田中隼磨、中田浩二らの選手とも交流がある。
- 元JUDY AND MARYのTAKUYAや西川貴教と仲が良い。
- ヘビースモーカーである。
- LUNA SEA結成初期からESPのエンドーサーであったが2009年頃に契約を解消して、自身のシグネイチャー・モデルであるレスポールタイプのギターを持つことが無くなり、その後はギブソン・レスポール、フェンダー・ストラトキャスター、フェンダー・ジャズマスター等を使うようになる。2010年12月にフェンダー社とのエンドースメント契約を結び、本人所有の59年製のジャズマスターを元にしたモデルをベースにした、INORANシグネイチャー・モデルが制作され、現在はこちらをメイン・ギターとして使用している。
- 2019年のLUNA SEA武道館公演にて「FACE TO FACE」でパーカッションプレイを披露。
- ^ LUNA SEAのINORAN、テキーラに満足 日刊スポーツ(2015年10月10日)
- ^ INORANテキーラ、発売 BARKS(2015年10月10日)
- ^ SHOXX. 音楽専科社. (1991年5月21日)
- ^ SHOXX. 音楽専科社. (1991年5月21日)
- ^ SHOXX. 音楽専科社. (1991年5月21日)
- ^ “INORAN、1stアルバム『想』音源が配信スタート”. BARKS. 2022年1月26日閲覧。
- ^ “INORAN、ソロ25周年アルバムのダイジェスト試聴トレーラー公開”. BARKS. 2022年7月1日閲覧。
- ^ “INORAN、<TOKYO 5 NIGHTS>を収めた映像作品よりライブ映像公開”. BARKS. 2022年3月10日閲覧。
- ^ “SUGIZO vs INORAN、第三弾<BEST BOUT>が映像作品化”. BARKS. 2022年3月10日閲覧。
- ^ “INORAN、『IN MY OASIS Billboard Session』ダイジェスト映像公開”. BARKS. 2022年12月10日閲覧。
- ^ “INORAN、Billboard Liveを舞台にアコースティック・ツアー開幕「ここは自分の“オアシス”」”. BARKS. 2022年7月12日閲覧。
- ^ “INORAN、ツアー"BACK TO THE ROCK'N ROLL 2022"開催記念し特別企画スタート!ライヴ映像を4日間毎日1曲ずつプレミア公開!ツアー特設Instagramも登場!”. 激ロック. 2022年9月8日閲覧。
- ^ “INORAN、FC発足記念日にアコースティックライブ開催「美しい場所をつくっていくのでついて来てね」”. BARKS (2024年3月25日). 2024年3月27日閲覧。
- ^ “TOKYO MX FES.2019 vol.2「イケダンMAXのつなげる つなげる つなげる」”. TOKYO MX (2019年). 2019年9月19日閲覧。
- ^ イケダンMAX INORAN公式ブログ(2019年9月18日)
- ^ 12月11日 (土) Char Live 日本武道館「Char 45th anniversary concert special」
- ^ RyoYamagata.com
固有名詞の分類
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