INOMAT
10段のトラック用MTに、クラッチと変速操作を自動化するアクチュエーターと電子空圧制御装置を取り付け、発進時だけ人がクラッチ操作するが、Dレンジでは自動変速する半自動変速機である。1996年に三菱の高速カーゴトラックへ搭載し、観光バス、トラクターなどへ拡大している。
INOMAT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/05 22:18 UTC 版)
INOMAT(Intelligent & Innovative Mechanical Automatic Transmission イノマット)は、三菱ふそうトラック・バスが製造する機械式セミATである。1996年に三菱自動車工業(当時)が開発。自社製MTをベースに、コンピュータ制御で自動変速させるものである。主にトラックに搭載されるが、1984年発売の初代エアロスターに搭載されたバス用機械式AT「MMAT」(エムマット)の後継でもあり、バスにも搭載車種が存在する。シフトレバーは三菱製乗用車のINVECSシリーズのスポーツモードA/Tに似た外観だが、Pレンジは装備されていない。積載状況などに応じて1段飛ばしで変速する機能もある。
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