田崎潤 エピソード

田崎潤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/21 19:09 UTC 版)

エピソード

  • 三船敏郎は一番の飲み友達だった。土屋嘉男は夜銀座を歩いていて、2人が広い車道の真ん中を大声でわめきながら歩いているのを見て、慌てて隠れたことがあるという。
  • 成城に家を新築した際にパーティーを開いた。和やかな宴だったが、突然酔った三船が怒鳴り声をあげて帰ってしまった。しばらくすると三船が田崎邸の前に車を停め、「やーい田崎! 出てこーい!」と叫んでピストル[注釈 1]を三発撃ち、轟音を上げて走り去った。土屋によると原因は田崎と三船の「誰を呼んで、誰を呼ばなかった」という子供っぽいいさかいによるもので、この出来事は「成城のピストル事件」と呼ばれ、閑静な成城でしばらく有名な話だったという[9][信頼性要検証]
  • 映画『八甲田山』では雪中行軍中に尋ねられる地元民の役で出演、故郷の完璧な津軽弁を披露している。
  • 映画監督の本多猪四郎は、田崎は訛りがとれずに苦労したというが、そうした経験が演技に深みを与えていたと評している[10]
  • 映画『怪獣大戦争』で共演した沢井桂子は、田崎は声が大きく豪快な話し方で、酒を飲むとさらに大きな声になったと証言している[11]
  • 夏木陽介によれば、撮影の合間に撮影所の床山の部屋で田崎や三船敏郎宝田明佐藤允らでよくセブンブリッジに興じていたといい、田崎は印刷所に依頼してスコア用紙を作り、各人の点数をつけるなど細かい面もあったという[12]

主な出演作品

下郎の首』(1955年)メイキング。瑳峨三智子

映画

テレビドラマ

テレビアニメ(声優として)

吹き替え

バラエティー番組

CM

著書


注釈

  1. ^ 土屋は「撮影用の空砲だったと思う」と語っている。
  2. ^ a b c 田中実名義。
  3. ^ 新東宝が独自に映画配給業務を開始した第1回作品であり、田崎潤の新東宝入社第1回作品。
  4. ^ 第2話は声のみ。

出典

  1. ^ 『日本タレント名鑑70』日本タレント年鑑刊行会、1970年、92頁。 
  2. ^ a b c d e f g h 東宝特撮映画全史 1983, p. 531, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
  3. ^ a b 決定版ゴジラ入門 1992, p. 164, 「第5章 これがゴジラ映画だ 出演した人たち」
  4. ^ a b c d e f g ゴジラ大百科 1993, p. 124, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
  5. ^ a b c d 超常識 2016, p. 124, 「Column ゴジラ映画 俳優FILE」
  6. ^ 亡くなる前年刊行の『夜想12 上海』(ペヨトル工房、1984年)に、回想談「冒険児梅花郎の伝説」がある
  7. ^ a b c NHK. “田崎潤|NHK人物録”. NHK人物録 | NHKアーカイブス. 2022年1月23日閲覧。
  8. ^ 「豪快な笑い、渋いわき役・田崎潤さん死去」 読売新聞1985年10月19日朝刊23面
  9. ^ 『クロサワさーん!』(土屋嘉男、新潮社)[要ページ番号]
  10. ^ 「本多猪四郎監督 長編インタビュー(3)」『海底軍艦/妖星ゴラス/宇宙大怪獣ドゴラ』東宝出版事業室〈東宝SF特撮映画シリーズ VOL.4〉、1985年8月1日、207頁。ISBN 4-924609-13-7 
  11. ^ 東宝特撮女優大全集 2014, p. 105, 聞き手・構成 友井健人「沢井桂子インタビュー」
  12. ^ 別冊映画秘宝編集部 編「夏木陽介(構成・文 友井健人)」『ゴジラとともに 東宝特撮VIPインタビュー集』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年9月21日、88頁。ISBN 978-4-8003-1050-7 
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–538, 「主要特撮作品配役リスト」


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