日蓮と蒙古大襲来とは? わかりやすく解説

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日蓮と蒙古大襲来

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/06 01:31 UTC 版)

日蓮と蒙古大襲来
Nichiren and the Great Mongol Invasion
監督 渡辺邦男(本編)
築地米三郎(特撮)
脚本 渡辺邦男
八尋不二
製作 永田雅一
出演者 長谷川一夫
音楽 山田栄一
撮影 渡辺孝(本編)
今井ひろし(特撮)
本間成幹(特撮)
編集 宮田味津三
製作会社 大映京都
配給 大映
公開 1958年10月1日
上映時間 2時間18分
製作国 日本
言語 日本語
製作費 5億円[1]
配給収入 3億512万円[2]
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日蓮と蒙古大襲来』(にちれんともうこだいしゅうらい)は、1958年10月1日に公開された大映京都製作の映画作品。

概要

日蓮北条時宗を中心に蒙古襲来(元寇)を描いた作品。カラー映画

製作の永田雅一は熱心な日蓮宗信者であり、本作の構想に3年、脚本執筆に1年半費やしている[1]。永田は日蓮の生涯を描くことをライフワークと掲げており、1979年に再び日蓮を題材にした映画『日蓮』を製作している[3]。本作の特撮シーンの一部が『日蓮』の元寇のシーンに流用されている。

あらすじ

1200年代、伝説的な僧侶の日蓮が留学から帰国し、日本を道徳的危機から導き、新しい仏教の形を創ることでモンゴルの侵略者と戦う準備を整えた。彼は既存の仏教宗派やその政府支持者と衝突し、迫害されている。モゴール艦隊が日本上陸する前に日蓮は耐えることができるだろうか?

スタッフ

スタッフ(ノンクレジット)

出演



エピソード

  • 監督の渡辺邦男は、「カット」を叫ぶ際、いつも被っている鳥打帽を地面に投げつけ、踏みにじる癖があった。本作の撮影では、クレーンに乗っての演出を忘れ、カットの際に思わず鳥打帽を投げた。しかし、当然帽子は地面に落下。続いての癖で帽子を踏もうとした渡辺も足を踏み外し、地面に落下。「カット」と叫んだものの、病院行きとなった。
  • クライマックスの海洋シーンでは、本作のために88548平方メートルの面積の巨大なオープンプールが作られた[1]
  • 2001年7月11日に放送された『その時歴史が動いた』の中で本作の弘安の役の映像が使用された(文永の役については当時の大河ドラマの映像を使用)。

映像ソフト

脚注

  1. ^ a b c 『日本特撮・幻想映画全集』勁文社、1997年、89頁。ISBN 4766927060 
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)148頁
  3. ^ 『日本特撮・幻想映画全集』勁文社、1997年、255頁。 ISBN 4766927060 
  4. ^ 「'99TV・映画 特撮DVD・LD・ビデオ&CD」『宇宙船YEAR BOOK 2000』朝日ソノラマ宇宙船別冊〉、2000年4月20日、63頁。雑誌コード:01844-04。 

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