特捜最前線 特捜最前線の概要

特捜最前線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 16:04 UTC 版)

特捜最前線
ジャンル 刑事ドラマ
企画 高橋正樹
出演者 二谷英明
西田敏行
大滝秀治
本郷功次郎
渡辺篤史
横光克彦
荒木しげる
夏夕介
誠直也
桜木健一
三ツ木清隆
阿部祐二
関谷ますみ
愛田夏希
藤岡弘
オープニング 作曲:木下忠司
エンディング チリアーノ「私だけの十字架」
製作
プロデューサー 五十嵐文郎、浅香真哉、斉藤頼照、深沢道尚、武居勝彦、阿部征司、東一盛
制作 テレビ朝日
東映
放送
音声形式シネテープ/モノラル
放送国・地域 日本

特記事項:
放送回数:全509回
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2012年東映チャンネルで放送された『特捜最前線2012 爆破0.01秒前の女』と、2013年にテレビ朝日系列『日曜エンターテインメント』で放送された『特捜最前線2013〜7頭の警察犬』についても本項で扱う。

概要

東京総合ビル33階の一室に置かれた警視庁特命捜査課(通称「特命課」。架空の部署)に所属する刑事たちの捜査活動と人間ドラマをシビアに描く。

取り上げられる事件は「行方不明になった子供の捜索」から「特殊爆弾によるテロ」まで幅が広い。

放送時間

番組の歴史

1977年

  • 4月6日:「頭脳と行動力を駆使して多発する凶悪犯罪や難事件に挑戦する6人の刑事の活躍物語」というコンセプトでスタート。メンバーの設定も課長の神代、ヘリ捜査専門の桜井、落としの名人船村、地方出身のバイタリティ男高杉、諸突猛進の熱血漢吉野、新米津上と明確であった。当初は特命ヘリの存在を作品の見せ場とし、他の刑事ドラマでありがちなエピソードが連作され、作風も比較的マイルド路線であった。また、各刑事にスポットを当てた個人編の存在も神代と桜井に集中し、各々の個性に言及しているものは少なかった。
  • 6月29日:第13話「愛・弾丸・哀」放送。これ以降佐藤肇・野田幸男演出回を中心に作風がハード化(刑事間の衝突を描いたり、世の不条理を問うような内容にシフト)していく。また、各刑事に主役が回るようになる。
  • 9月:番組初の地方ロケ(石川県金沢)が行われた(第24話・第25話)。

1978年

  • 3月:桜井役の藤岡が降板。それに代わる特命ヘリポジションで紅林(演:横光克彦)が加入(第52話)。
  • 4月:桜井に代わる警部ポジションとして橘が加入。タイトルロゴ、オープニングテーマ、アイキャッチ、ナレーターを一新、メンバーを全員エリートキャラにシフトさせハードアクション中心の路線に(第53話)。
  • 7月:北海道函館でロケを行った(第68話・第69話)。
  • 9月:3話連続作品「挑戦」を放送。

1979年

  • 1月 - 2月:北海道での二度目のロケを行った際(第97話・第98話)、二谷が撮影中スキーで転倒し重傷を負い番組を一時離脱。また55話以降、西田のスケジュールの都合で準レギュラー化していた高杉がほとんど姿を見せなくなり、実質レギュラーメンバーが橘、船村、紅林、吉野、津上の5人となる。
  • 3月:そのピンチを乗り越えるべく、蒲生警視(長門裕之)を特命課相談役として登場させる(第100話 - 第104話)。さらに補強策として、藤岡がスタッフの説得により条件付き(理由は後述)で復帰(第103話・第104話)。
  • 4月:西田が降板(第105話)。その穴埋め的なポジションとして、庶民派の滝と(第108話)高杉幹子婦警が加入(第109話)。
  • 5月:視聴者公募作品において二谷が番組に復帰(第110話)。
  • 9月:一時の危機を脱し安定したと思われた矢先、大滝が映画『影武者』の撮影のため一時降板(第127話・第128話)。

1980年

  • 1月:荒木が降板(第146話・第147話)。番組初の殉職という形を取る(その際のエピソードは後述)。
  • 2月:叶が加入(第148話)。
  • 7月:桜木が降板(第169話)。その翌週、大滝が復帰(第170話)。その後、番組は(オープニング登場順に)神代、船村、橘、紅林、叶、吉野、幹子、桜井の体制になり、このメンバーで5年間にわたり固定される。

1981年 - 1982年

  • 1981年3月:第200・201話「ローマパリ縦断捜査!」で、番組200回記念作品として初の海外ロケを行った。
    • この時期に製作された第212話「地図を描く女!」が有識者から高い評価を獲得。刑事たちや事件に関わる人々の心情を深く描いた、いわゆる「人情系」の路線へとシフトしていった。また、この時期には、蒲生警視のシリーズ物(窓際警視シリーズ)、視聴者投稿作品といった企画が登場するようになり、次回予告では五木田武信がリポーターとして顔を出すようになる。
  • 1982年8月:海外ロケ第2弾として、ハワイロケを行った5周年記念作品を放送(第275話・第276話)。
  • 1982年9月:第278話「逮捕・魔の24時間!」で、二谷が初めて監督を担当。
  • 1982年11月:制作サイドと対立したメインライターの長坂秀佳が番組を降板。

1983年 - 1984年

  • 1983年6月:制作サイドと和解し、長坂が7か月ぶりに番組に復帰。「長坂秀佳シリーズ」として原則集中型の放送形式となる。
  • 1983年9月:このころからオープニングも一新して、20パーセント以上の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯。以下略)を連発するようになる。
  • 1983年12月:藤岡が映画『SFソードキル』の撮影のために一時番組を離れ渡米。その間、五代高之扮する早見巡査長が加入して穴を埋める(第342話 - 第348話)。
  • 1984年1月:第347話「暗闇へのテレフォンコール!」で、番組史上最高視聴率となる27.4パーセントを記録するなど、9週連続20パーセント以上の視聴率を記録した。
  • 1984年2月:350回記念作品の第1弾として放送された第350話「殺人トリックの女!」で、二谷英明の妻の白川由美が準レギュラーとして初登場(以後419話、第436話に登場)。続く第2弾での第351話「津上刑事の遺言!」では、荒木も含めこれまでのレギュラーが勢ぞろいした。
  • 1984年3月:作家シリーズ第2弾、石松愛弘シリーズを4週連続で放送した。
  • 1984年3月:五木田武信が予告担当を降板。
  • 1984年4月:7周年記念作品の一環として、第359話・第360話「哀・弾丸・愛 7人の刑事たち!」(第13話のリメイク版)が放送。この作品は、「特捜」の中でも名作との評価が高いと言われる。視聴率は、第359話、第360話ともに20.0パーセントの好視聴率を記録。
  • その後も、沖縄ロケ、東京の街シリーズ、秋の特別企画、女性の犯罪体験の手記シリーズといった企画を連発した。

1985年

  • 1月:大滝が舞台で番組を一時離れたため、代打で渡辺裕之演じる的場巡査長が4話限定(第397話 - 第400話)で加入(その後、第428話で再びゲスト出演)。
  • 3月:8周年記念としてベルギーロケを行った作品(第407話・第408話)を放送。
  • 6月:第418話「少年はなぜ母を殺したか!」では、全編法廷内でドラマを展開。
  • 8月:塙五郎と、8年半(途中離脱時期もあるため実質は7年と数ヶ月)レギュラーを務めた大滝が降板(第430話)。
  • 10月2日:誠が殉職という形で降板(第435話)。
  • 10月10日:『ニュースステーション』スタートに伴い、木曜21時に枠移動。その初回は番組唯一の2時間スペシャルとして放送。この回から、5年9か月ぶりの新メンバーでマイホームパパの時田と、激情派の犬養が加入。オープニングが一新された。
  • 11月:メンバー歴代最年少の杉が加入、婦警が6年半ぶり3度目の交代(第441話)。6年半ぶりに特命課刑事が8名になった。
  • 12月:岡山・香川ロケを行った(第444話「退職刑事失踪の謎!瀬戸内に架けた愛!!」・第446話「倉敷〜高松〜観音寺・瀬戸内に消えた時効!」)。
  • 木曜21時に移動後、視聴率が黄金期の平均20パーセント台から平均12パーセント台に下降するようになる。

1986年 - 1987年

  • 1986年4月:9周年記念・犯人当て懸賞付きドラマ(第460話「挑戦・この七人の中に犯人は居る!」)を放送。その後編(第461話「挑戦II・窓際警視に捧げる挽歌!」)で、番組準レギュラーの蒲生警視が殉職。視聴率は振るわなかったものの、捜査四課の西岡刑事(蟹江敬三)がその後もセミレギュラーとして登場、ミステリアスな刑事役を演じた。また、この回から神代と桜井のオープニング映像が変更された。
  • この時期は、終着駅の女シリーズ(第457話 - 第459話)、石松愛弘シリーズ(第474話・第475話・第477話)、二谷英明監督作品第2弾(第490話「強殺犯逃亡・あぶない道連れ!」)、若者向けの作品など趣向を凝らした企画が練られた。
  • 1986年10月からは、再びオープニングを一新した。
  • 1986年12月には、1987年3月をもっての番組終了が決定[1]
  • 1987年1月:500回記念作品(第500話・第501話)を放送。この作品では、船村ファミリーのほか、誠が殉職した吉野刑事と瓜二つのチンピラ役で出演。
  • 1987年3月:「長坂秀佳終幕三部作」を放送。警官大量汚職事件と橘・桜井・神代、3人それぞれの人生模様を絡めた。3部作の最終回、警察内部の黒い霧の圧力によって、ついに特命課廃止案が浮上。しかし神代の命懸けの捜査を経て、特命捜査課は刑事部から独立、警視総監直轄の(警務・刑事・警備・公安などの各部と同じ)「特命捜査部」に格上げとなる。神代は特命部の部長に、橘、桜井はそれぞれ特命第一課と特命第二課の課長となり、「特捜最前線」は10年の歴史の幕を閉じた。

登場人物

※新番組予告紹介順および初登場順

特命捜査課・刑事

神代 恭介
演 - 二谷英明(第93話 - 第96話、第99話 - 第109話は未出演。)
刑事歴25年の警視正。城南警察署捜査二課[2]警視庁捜査第一課、丸の内警察署[3]、警視庁捜査第二課長、警察庁捜査課長[4]警察大学校教官などを歴任したのち、新設された特命捜査課の課長に。自らの命令は絶対で、背いた刑事には容赦なく雷を落とす。その妥協を見せない捜査姿勢から「剃刀(かみそり)のカミシロ」の異名を持つが、部下からは「四角ダルマ」と陰口を叩かれることもある。正義感が強く相手が誰であろうと犯罪を許さない性格で上からの圧力(政治家など)にも動じない気迫を持つ。自ら捜査の現場に出ることも多く、メンバーからの信頼も厚いが、その部下が不祥事を起こした際には査問会側に立つなど一定の距離を置く一面もある(立った上で他の刑事に問題解決のヒントを与える役回りである)。番組開始当初は娘がいたが、その娘夏子は暴力団組長という裏の顔を持つ男に射殺されるという悲劇に直面、妻も神代のかつての部下と蒸発していた。家族について言及することはないものの、第87話の女流画家(演:小山明子)や第424話での会社社長(演:ハナ肇)との会話の中で、自身の職務一辺倒の姿勢が夫人の蒸発や娘の死へとつながったと後悔の念を吐露している。その事件に関与した暴力団を単独で襲撃したり、メンバーの心配をよそに無謀な捜査を行ったりと、気性の激しい一面も持ち合わせている。煙草は赤ラーク(第51話)。基本的に劇中での一人称は「私」だが、長坂秀佳・塙五郎などの脚本回では「俺」、石松愛弘脚本回では「僕」なども使っている。最終回、警視庁に新設された特命捜査部の部長に就任する。なお二谷が休養中に番組は三年目に突入。オープニングが大幅にリニューアルされたが、神代の紹介シーンのみ二年目のオープニング映像を流用、加工したものとなっている。
一見、冷徹で職務優先の指揮官を装っているが、第78話では捜査上の過程で接近したために夫を失ったレストラン経営者(演:野際陽子)親子のために捜査の打ち切りを決断したり、津上、吉野の両刑事の殉職には相当心を痛めていていたようで、反発を買いながらも潜入捜査を続行させた津上の最期の間際には「お前の命が何よりも大事だ」と叫び、片や吉野に関しては父親に「私にとっても手の掛かる(可愛い)息子でした」と評している。
また、最終盤のオープニングから江崎を除く、特命課員全員がこれまでの「刑事」表記から「橘警部」など、個々の階級で字幕テロップが入ったものに変更されたのに対し、神代のみ番組開始から、最終回まで「神代警視正」の表記だったが、番組スタート前の番組宣伝では、唯一「神代刑事」と表記されている。
桜井 哲夫
演 - 藤岡弘(第1話 - 第52話・第103話 - 第509話、うち未出演回多数。)
警部→警部補
昭和20年1月18日生まれ。丸の内署、城西署、外事課、警視庁スカイポリスなどを経て丸の内署時代の署長だった神代が桜井の才能を見い出し特命課に呼んだとされている。初期の位置づけは特命ヘリを用いた空中捜査担当の警部だった。その当時は単独捜査が多く神代からしばしば激昂されることもあったが、次第に特命課No.2としてのポジションを確立していく。不言実行型で考えていることを今一周囲に理解されないこともあるが、基本的にはやはり他のメンバーと同じく人情派である。父・正規は弁護士で法曹界の大御所。長兄・修一郎は判事、次兄・道夫も弁護士というエリート一家に生まれる。父親は非常に厳格な人物で2人の兄が大変優秀であったため、末っ子の哲夫に対してはとりわけ厳しく教育する。そのため彼は幼少時から劣等感の塊であり、それが父親への反発心につながって、警察官を志すことになった。捜査の過程で父が介入してきた際には、反抗期の少年のような不貞腐れた態度をとるなど、普段の姿からは想像出来ない一面を垣間見せたこともある。第52話で国外逃亡した外国人容疑者の続行捜査という形でワシントン日本大使館に派遣され、それから程なくして異動したニューヨーク市警(この時は国際警察に籍を置いていた)で親友刑事の家族が射殺される事件に遭遇。その復讐のために彼は手段を選ばない悪徳刑事に変貌する。結果として国外追放処分となり事件と深い繋がりのあった容疑者を追って帰国。同事件を捜査中の特命課と遭遇し、確執の末、警部補に降格という形で復帰。それ以降は特命課陣も手を焼くほどの犯人を上げるためには手段を択ばない荒くれ刑事となる。船村ほどではないものの、事件の関係者から罵声や憎言を叩かれることもままあるが、自らの行動・発言に一切言い訳をしない態度は船村から一目置かれている(第114話「サラ金ジャック・射殺犯桜井刑事!」)。
特命課復帰当初は人情派の橘・理論派の紅林とは捜査方針を巡り衝突することもしばしばであったが、後に打ち解け、荒くれぶりも形を潜めシリーズ中盤以降は橘と共に神代を支える。荒くれ者のようでも強い正義感は健在で、猟銃を持ったサラ金強盗に辱めを受けた女性が復讐しようとして逆に撃たれそうになった際には激高して射殺している。被害者である女性を庇い査問会で全ての罪を被ろうとしていた桜井だが(女性に対して威嚇するように真実の証言を遮っている)、皮肉にもその時の桜井を救ったのは橘による真実の捜査証拠であった。他にも橘が赴任する前に神代の娘・夏子が殺害された際に暴走し独断行動を行っていた神代に代わり特命課を仕切っており、指揮能力も確かで優秀な刑事であることは間違いない。当初は空中捜査担当というポジションだが、復帰後のオープニングでは漁船、ボートなど、船上や岸壁沿いのシーンが多い。
服装はノーネクタイの皮ジャン(襟付きのシングルライダース)か派手めな柄の背広が多い。煙草は時期によってハイライトモアキャビンなどを吸っていたが、番組終了直前には禁煙パイポを愛用している。これはスポンサーに禁煙パイポメーカーがいたためである。最終回、特命捜査部管轄の特命第二課の課長に就任した。
船村 一平
演 - 大滝秀治(第1話 - 第128話・第170話 - 第430話、うち未出演回多数。第499話・第500話)
警部補。1925年(大正14年)6月6日生まれ。新潟県で出生、東京都出身[注釈 2]。刑事生活40年[注釈 3]。神代とも数十年の付き合い[注釈 4]があり、彼をはじめ、特命課のメンバーからは「おやじさん」と呼ばれている[注釈 5]。気性が荒い者揃いの特命課スタッフの中でも最もその傾向が強く、「犯罪を立証することも大切だが、残された者のためには時として目を瞑ろう」という思想の持ち主である。そのために事件性と関係していても「どうして、あの娘をそっとしておいて上げないんだ」などと他の刑事にくってかかることも多数。一方で相手の境遇を知りつつもそれに付け込んだ捜査を行うことから、娘の香子は勿論事件の関係者や犯人の家族からは憎しみや悲しみの捌け口にされることも少なくなかった。ただ、同僚の刑事たちからは絶大なる信頼を得ており、紅林からは「おやじさんが辞めるなら自分も辞めます」、叶からは「僕はおやじさんみたい(な刑事)に成りたいんです」、滝からは「おやじさんのファンなんです」とも称されている。
家族は妻と子供が二人いたが長男・秀平は6歳で他界、妻の香代も癌に侵され、その看病のため、1979年(昭和54年)の9月に刑事を辞職し、妻の郷里・飛騨高山に旅立つ。妻の他界後は東京に戻り、娘の香子と共に妻の名を冠したビーフシチュー店を経営していたが、その従業員が関わった事件で神代と再会し、彼の説得で1980年(昭和55年)の7月に特命課属刑事に復職することとなる。刑事に戻ってからは娘の駆け落ち、その夫の死と不幸な経験を繰り返したのち、自身の心臓病が悪化。刑事の職を続けるかどうかで苦悩した末、ドクターストップがかかり1985年(昭和60年)の8月に刑事を再び退職する[5]
再退職後は倉庫の作業員として働いていたが、自分を事件の証人として訪ねてきた橘と桜井を拒絶する一方で、全く面識のない西岡刑事の尋問に対してはあっさり自白するという謎めいた行為を見せている。
神代をはじめ、特命捜査課の刑事たちは部下や後輩を呼ぶときは基本的に呼び捨てであったが、船村だけは基本的には「○○君」と君付けで相手を呼んでいた。階級が上である橘に対しても船村の方が年齢が上であるために「橘君」と呼んでいる。なお、船村をメインとしたエピソードの脚本は塙五郎が特に多く手がけており、船村が退職した第430話をもって、塙も番組を降板している。
高杉 陽三
演 - 西田敏行(第1話 - 第105話、うち未出演回多数。第351話[注釈 6]
東北出身の巡査部長[注釈 7]。妻と娘との3人暮らし。兄弟については「12人兄弟の貧乏農家の倅(第7話)」、「末っ子(第36話)」、「8人兄弟の三男(第105話)」と一定していない。当初は神代の捜査方針によく陰口をたたくバイタリティー志向の刑事だったが、キャラクターも次第に涙もろい人情刑事へとシフトしていった。所轄の係長への栄転という形で特命課を去るが、その後、津上がやり残した事件の捜査に協力。そのときは保護観察官に転身していた。悪気はないのだがいつも一言多い性格で、橘を傷つけたり、真面目な津上などから反感を買ったこともある。特命課では数少ない妻子ある刑事だが、妻との間で仕事と家庭を巡って対立したりするなど、家庭持ちならではの悩みもある。基本的にはブラウンのスーツを着用しているが、他にベレー帽やチェックのコートの他、スーツにショートウエスタンブーツを合わせたりと、お洒落な一面もある。主な活躍では電車内のいざこざで、暴行され死亡した父親の敵討ちをと、その息子に誓い犯人を検挙しているが、腕っぷしの強い犯人を柔道技で圧倒しており格闘能力も確かである。演ずる西田のスケジュールの都合上、第55話以降は欠場することが多く、後姿のシーンなどはスタッフが代役を務めたこともある。最終的には他の出演者が西田のスケジュールに合わせて収録することに対して、申し訳ないと感じた西田自身が降板を申し出た形となった[注釈 8]
吉野 竜次
演 - 誠直也(第1話 - 第435話、うち未出演回多数。)
巡査長→巡査部長
佐賀県出身で、浅草の所轄から特命課に配属された叩き上げの巡査長。性格は猪突猛進の直情径行型。課内では桜井と並ぶ武闘派的存在で、古巣の浅草では吉野の名を知らない者はモグリと言われるほど。直情的ゆえに正義感も強いが犯罪者に対して容赦ない一面もある。それゆえに湿っぽい捜査活動への鬱憤から帰国直後の桜井の非情な捜査方針にメンバーで唯一共感したりしていたが、特命課員としての年数を重ねるうちに次第に人情味あふれる刑事へと変化していった。叶と同じく、父親が愛人に産ませた子供で、その出生の境遇から父親には複雑な心情を抱いているが、その父親の設定には矛盾があり、第18話では元水道局の職員ですでに他界していることを語る一方で、第96話、第220話では吉野が父を気にかける様子が描かれている(後者のラストは吉野の帰省)。さらに第334話では断絶状態となっている。また学歴面でも、高校に所属した部活動がボクシング部(64話)、水泳部(第120話)、ラグビー部(第185話)と話によって違い、第382話ではアルバイトで大学の学費を賄った旨を語っているのに対し、第435話では無学歴発言もしている。年齢に関しても30歳(第220話)、28歳(第316話、第325話)、30歳(第434話)と一定していない。煙草は第34話ではチェリーを吸っていたが、第133話ではモアを吸っている描写がある。出世欲がなく、捜査にかこつけて昇進試験をすっぽかしたりすることもあったが、第405話で巡査部長に昇進。第435話の拳銃事件で殉職後は二階級特進となって警部に。なお、演ずる誠は吉野の殉職後に第499話と第500話に「吉野にそっくりな暴力団員」の松田鉄治役でゲスト出演している。
津上 明
演 - 荒木しげる(第1話 - 第147話、第351話[注釈 9]
警察大学を卒業したばかりの巡査長。当初はエリート意識を鼻にかけた新米刑事として描かれていたが、次第に情熱的な若手刑事にシフトしていった。事件の大小に関係なく捜査に情熱を燃やし、特に子供には優しく小さな約束からも事件解決に積極的に取り組んだ。感情的になることも多く、神代にも噛みつくことも多々あった。両親は既に他界しており、幼いころから妹のトモ子(演:牧美智子立枝歩)と二人で懸命に生きてきた。大学時代はラグビー部に所属。特技はドラムを叩くことで、第90話、第146話などそれが生かされるエピソードもあった[注釈 10]。煙草はマイルドセブン(第57話)。同僚の警官が女性の「下着泥棒」事件で冤罪がかけられた際には、同僚を罵倒するマスコミに対して「あんたたちは、一度でも女を抱きたいと思ったことはないのか?僕は道行く女性を見て押し倒したい衝動に駆られる時がある」と弁護し男性の本能をリアルに語ったこともある。神代の娘・夏子に対して密かに想いを寄せていたが、あえなく失恋。夏子が殺害されたときには神代を激しく糾弾した。第146話、第147話における細菌爆弾事件で、細菌入り風船の脅威から市民を守るため、風船を積んだ車で廃工場の鉄柱に突っ込み爆死。享年28。殉職から4年後、少年に解決を約束していた事件があることが判明し、特命課やそのOB(高杉と滝)がその解決に尽力した。妹がおり、前述の話にも登場しており、事件に巻き込まれたこともある。
紅林 甚一
演 - 横光克彦(第52話 - 第509話)
警部補。群馬県出身。前所属は警視庁外事課。特命課との合同捜査を機に外事課時代の先輩でもあった桜井の転勤に伴い特命課に転属。旧満州からの引揚者である実母・常子とは幼少時に生き別れ(昭和57年に交通事故で死亡)、実父とは大学生の時に死別している。また第507話では「父親の味を知らない」と語っている。エリート揃いの特命課にあって最も特命課員らしい刑事で、性格は、演ずる横光曰く「個性がないことが個性」[注釈 11]、滝からは「クソ真面目」、桜井には「真面目って辞書で引くと『特命課の紅林』と載ってる」などと揶揄されたほど。メンバーの中で唯一の左利きであるため、第129話では彼のイメージとはほど遠い、軽妙な男に化けて潜入させられたこともある。桜井と同じくヘリの操縦ができ、空からの捜査場面も多く見られた。中盤で義理の妹の存在が明らかになる。第173話で血液型はAB型であるとカミングアウトしている。他の刑事と比較すると影は薄いが、主役となったエピソードは全刑事の中でも最多である。最終回、特命第一課に転属する。桜井の後任的ポストだったこともあり、初期と、最終盤を除き、オープニングにはヘリコプターに乗降するシーンが使われている。
正義感が強過ぎる吉野とは対照的で、警察としての権限を冷静に語ったこともある。「市民として犯罪を通報する義務がある」と言う吉野に対し、「それは我々が警察手帳を持っているから周りの脅迫にも屈しないだけだ」と返している。また、東京で孤独に生きる人間たちを視ても「やはり私はこの街が好きだ」と語っている。
横光は第40話「初指令・北北東へ急行せよ!」に、町工場を倒産させて妻と子供2人と一家心中を図ろうとする父親役でゲスト出演をしてから、本作品のレギュラーとなった。
橘 剛
演 - 本郷功次郎(第53話 - 第509話、うち未出演回多数。)
長崎県警警部→長崎県警巡査→警視庁警部
昭和13年10月21日生まれ、長崎県出身。渋谷区在住。高校時代は野球部に在籍していた。県警本部のエリートだったころ無二の親友を逮捕したことから五島派出所に自ら進んで転属(その時点での階級は巡査。ザ・テレビジョンドラマⅡやポリドール版サウンドトラックの解説によると以前は長崎県警警部)。やがて野球選手であるその親友の息子を応援に上京した際に、別事件で親友を追っていた特命課と遭遇。苦悩の末、再び親友を逮捕することになる。その自責の念から警官を退職しようとしていた矢先に、神代の計らいで本庁警察官の採用と警部の階級を再び得て特命課に着任。射撃の腕前は警視庁内でもトップクラスであり、その百発百中ぶりは第277話や第339話などで見ることができる。ときには長距離からの狙撃を任されることもある。その上、柔道四段で格闘能力も高い。また、変装しての潜入捜査も得意で、第74話、第137話、第177話、第234話、第277話などで実力を発揮した。こうした有能さを持つことから、次第に神代の右腕的存在となっていき、やがては特命課No.2のポジションに収まることとなる。神代の不在時などには課長代理として捜査の指揮を執ることも多い。普段は自らを「牛」と例えるほど温厚だが、感情的になると「待てぇ!」「行けよこの野郎」「おい、おっさん」「ここは日本だぞ。日本語使え馬鹿!」「外国人だ?ほざくな!」「証拠なんかあるかい!」などと怒声を浴びせることが多い。家族は妻・美詠子と息子二人だが、五島への転勤の際に起きたいざこざがきっかけで長年別居状態が続き、終盤にて離婚を決意。東京の予備校に通うために上京した長男・信一とは紆余曲折の末同居、次男・健二も終盤で上京した際に事件に巻き込まれている。信一との同居までは1人暮らしであったが部屋は小綺麗で清潔な一面も持っている(登場当初はボサボサの髪に無精髭、風呂にもまともに入っていない不潔な身なりだったが、すぐに改めている)。初期は高杉同様、スーツにショートウエスタンブーツを合わせるというファッションが多かった。ピークドラペル(剣襟)のシングルスーツを着ることが多く、拳銃を撃つ際のグローブ、煙草を吸う際のシガレットホルダー、聞き込みの際には警察手帳ではなく名刺を差し出すなど、細部の小道具にまでこだわりの詰まった刑事である。最終回、特命捜査部管轄の特命第一課の課長に就任した。
滝 二郎
演 - 桜木健一(第108話 - 第169話、うち未出演回多数。第351話[注釈 12]
巡査。所轄署の交番勤務だったころ、巡回中にビルから人の転落する現場を目撃し、捜査にあたった特命課に協力する。出世と金のために特命課に憧れを抱き、自ら配転を希望したため、マスコミ対策も兼ねて特別配属され、事件解決後に正式に配属された。捜査においては失敗が多いが、饒舌で韋駄天である。演じた桜木は当時31歳だったが、年齢設定は24歳とかなり差があり、エリートが多い特命課の中では階級が低いゆえ、同じ若手の吉野、津上、叶よりも格下的な扱いを受けていた。演じた桜木のスケジュールの関係から欠場も多く、主演エピソードも少ないが、捜査において他の刑事よりも早く手がかりを見つけるなど地味ながらも重大な役回りを演じることも少なくなかった。特命課で働くうちに人を信じるよりも疑うことが優先される刑事の職務に疑問を抱き、それが原因で不本意ながら刑事を退職する羽目に。その際に知り合った女性(赤座美代子)とラーメン屋を共同経営する。幹子とはデートの約束をするほどの仲だったようだが、進展することはなかった。その後、津上がやり残した事件の捜査に加わり、高杉同様、特命課を応援した。初登場の第108話はゲスト扱いのためオープニングではなくエンディングにクレジットされ、翌週からオープニングに加わっている。
叶 旬一
演 - 夏夕介(第148話 - 第509話)
警部補。昭和30年2月2日生まれ(戸籍上の誕生日は2月11日)。初登場時は新宿中央署捜査一係所属。大物政治家が愛人に産ませた子供であったが、母は出産直後に彼を捨てて自殺したため、新宿区中央町の孤児院ひまわり学園で育つ(実際には、実母は実父の政治家としての将来を考え自殺。父親自身も孤児となった叶の存在を気にかけて心を痛めており、最期は彼を護るために凶弾に倒れた)。苦学の末、若くして警部補になるが自信過剰な性格と法律スレスレのスタンドプレーを繰り返すことから所轄をたらい回しにされる。そんな中で自分を狙った狙撃事件の捜査中に、同事件を追っていた特命課のメンバーと遭遇し、衝突の末に神代の強引な転属命令で配属される。当初は施設育ちのコンプレックスのせいか、誰にも心を開かない一匹狼だったが、次第にメンバーとも心を通わせるようになり、最終的には庶民に最も近く、親しみを持てる刑事となっていった。一見エリートに見られがちだが、警官に採用されるまでは職を転々としていた時期もあり、施設育ちで幼いころから苦労を重ねてきたために、物や食べ物を粗末にする容疑者に対して激怒したこともある。また、自身が孤児の辛さを身をもって体験しているだけに、犯罪者や若者に親の有り難みを説くことも多かった。なお、吉野との関係では、叶の方が吉野より階級は上であるが、特命課では吉野の方が先輩であるため、彼には目上の態度で接している(逆に吉野は叶を呼び捨てにするなど、先輩としての態度を取る)。吉野とは同じ若手とあって仲が良く一緒に飲みに行くことも多い。刑事のキャリアもそれなりにあるが、後期のエピソードでは船村から新米呼ばわりされたことも。終盤では恋人の存在も発覚、また犬養や杉という後輩も増え中堅として特命課を支える存在となっていった。煙草はマイルドセブン(第152話)。初登場の第148話はゲスト扱いのためオープニングではなくエンディングにクレジットされ、翌週からオープニングに加わっている[注釈 13]。服装も最初は黒系のスーツに茶色の皮ベスト、ノーネクタイだったが、程なく他の特命課刑事同様にスーツにネクタイをするようになる。
夏は第3話「禁じられた愛の詩」第31話「浅草・愛と逃亡の街」第82話「望郷殺人カルテット!」第133話「六法全書を抱えた狼!」のゲスト出演を先にしており、第133話は悪徳非道な犯人にも扮し、これらを経て本作品のレギュラーとなった。最終回、特命第二課に転属。
時田 伝吉
演 - 渡辺篤史(第436話 - 第509話)
警部補。眼鏡がトレードマーク。家族は妻と10歳の娘、6歳の息子と4人。誘拐事件の合同捜査の過程で大田北署から人員補充のため特命課に転属した叩き上げ。大田北署では「秋の花火」と揶揄され浮いた存在だった。江戸っ子気質であり、配属当初はエリート揃いの特命課に妙な偏見を持っていたため自ら進んで馴染もうとはしなかった。その後特命課の面々が仲間意識の強い好漢揃いと気付き、逆に時田にとって特命課は居心地の良い職場となる。他の特命課刑事と異なり、家族の写真を肌身離さず携帯し、徹夜勤務のときは自宅に電話をする様子や、捜査後の酒飲みの誘いも「(妻子が)待っているから帰る」と家庭を大切にする描写が多くなされた。なお、一家は仏教徒のため、クリスマスを祝うことはやらない方針。比較的ドライな言動が多いが、社会的弱者を食い物にする犯罪に対しては思わぬ熱さを見せることも多々あった。脚本上の都合から船村に似通ったキャラクターになることが度々あった。最終回、特命第一課に転属。
犬養 清志郎
演 - 三ツ木清隆(第436話 - 第509話)
巡査部長。時田と同じく誘拐事件の合同捜査の過程で警視庁捜査一課から人員補充のため特命課に配属した。殉職した吉野の後任的存在であるが設定年齢26歳とかなり若い。自己中心的で子供じみた部分があり、饒舌で一度決めたことは意地でも曲げない性格で、暴走して状況を悪化させたり、自分の意見が通らなかった時には相手構わずヒステリックに噛み付くことも多い。捜査方針で対立し、桜井を殴ったり、叶を突き飛ばしたこともあるが、おっちょこちょいな一面もある。タイトなフレアスラックスが主流の特命課には珍しく、ツータックのスラックスを愛用していたこともあった。イライラするとしきりにタバコを吸う癖がある。最終回、特命第二課に転属。
三ツ木は前後篇である第160話「復讐I・悪魔がくれたバリコン爆弾!」第161話「復讐II・五億円が舞い散るとき!」に犯人役でゲスト出演している。
杉 敏夫
演 - 阿部祐二(第441話 - 第509話)
巡査。原宿に住んでいる。西新宿署の刑事課にいた時、ヤクザの拳銃乱射事件の捜査中に特命課と出会い協力捜査。事件解決後に転属された巡査。いかにも現代の若者といった性格であるが、特命課員の中では長身以外大した特徴もなく影が薄かった。だが第481話、第488話など終盤では彼が中心となって解決した事件もあり成長も少なからず見られた。的外れかつ不謹慎な発言で、周囲から顰蹙を買うこともある。レギュラー刑事陣で唯一劇中ナレーションをしていない。最終回、特命第二課に転属。

特命捜査課・婦警

※高杉幹子は3代目、江崎愛子は4代目婦警。初代と2代目は準レギュラー一覧に表記。

高杉 幹子
演 - 関谷ますみ(第109話 - 第441話、うち未出演回多数。第446話〈第446話はゲスト扱い〉)
高杉刑事のいとこで巡査。通称「カンコ」。登場当初は「みきちゃん」、「高杉」などと呼ばれていた。第137話で滝に初めて「カンコちゃん」と呼ばれ、以後そのあだ名が定着する。ただし、神代は「高杉君」と呼ぶことが多く、橘は「高杉」と呼び捨てにする。普段は無線連絡やデスク業務が中心であるが、外出捜査に加わることも多く、第284話では婦警として唯一拳銃を携行しているシーンが描かれている。女性ならではの潜入捜査を任されることもしばしばあり、そのため犯人に襲われることもあった。特命課員とのラブロマンスは特に描かれなかったが、滝や吉野とデートの約束をしたことがある。しかし、結果として滝は辞職、吉野は殉職という結末に。その後、農協に勤めている青年からの3年越しのプロポーズを受けたことと、病弱の母の面倒をみることを理由に退職。
江崎 愛子
演 - 愛田夏希(第442話 - 第509話)
高杉幹子の退職後に配属された婦警。あだ名は「アイちゃん」。オープニングでは杉と一緒に登場していた。外出捜査に参加する機会が多かった。最終回、特命捜査部・第一課、第二課が新設されるもどれが転属先かは不明。

その他


注釈

  1. ^ 枠移動後初回は20:00 - 21:48の2時間SPとして放送。
  2. ^ 大滝自身も新潟県上越市で生まれ、東京都で育った。
  3. ^ 現実の刑事生活で40年続けるのは不可能である。
  4. ^ 第29話では神代が「20年来のつきあい」と発言。
  5. ^ 初期には「落としの船さん」「落としの一(ピン)さん」と呼ばれることもあった。
  6. ^ 第105話・第351話はゲスト扱い。
  7. ^ 青森県出身と語るシーンもある。ちなみに演じた西田本人は福島県出身
  8. ^ また西田が運転するシーンも度々あったが、のちに本人は運転免許を持っていないと話している。
  9. ^ 第145話は未出演、第351話はゲスト扱い。
  10. ^ 荒木がフォー・セインツのドラマーだったため。
  11. ^ ファミリー劇場での談話[出典無効]
  12. ^ 第351話はゲスト扱い。
  13. ^ なお加入当時のオープニングでは飛び降りて銃を発砲するシーンであったが、オープニングがリニューアルされたことで間も無く変更となる。
  14. ^ のちに(株)エースヘリコプターに改称したが、2002年12月解散した。
  15. ^ 例えば、「キネマ旬報2006年12月上旬特別号の宮城正樹「懐かしのテレビ・ドラマ『特捜最前線』『服部半蔵 影の軍団』『柔道一直線』」では、チリアーノ名義でクロード・チアリが歌っているとしている[要ページ番号]
  16. ^ この路線はのちに『はぐれ刑事純情派』や『相棒』に引き継がれた。
  17. ^ 一部地域を除き、20:57 - 21:00に『今夜のドラマスペシャル』も別途放送。
  18. ^ 地上波での新作放送は26年ぶりとなる(BS・CSを除く)。
  19. ^ 1981年に秋田放送から移行。移行後から1985年3月までは同時ネット、同年4月以降は遅れネット(1987年時点では日曜22:00[24])。
  20. ^ 1980年3月まではフジテレビ系列・テレビ朝日系列とのクロスネット局、同年4月から1993年3月まではフジテレビ系フルネット局。
  21. ^ a b 1985年9月までは同時ネット。同年10月以降は遅れネット。
  22. ^ a b 当該地域のおけるANN加盟局の変更(日本テレビ系列とのクロスネット局化)に伴う移行。
  23. ^ 1978年8月時点で水曜24:23 - 25:15のフィルムネット
  24. ^ 水曜日放送時代は同時ネット、1985年10月の枠移動後は最終回まで遅れネット
  25. ^ 正式社名は静岡県民放送。
  26. ^ 月曜日 22:00 -22:54枠
  27. ^ 1981年3月までは同時ネット、同年4月以降は遅れネット。
  28. ^ 1980年4月当時は同時ネットでありながらもテレビ朝日と同じスポンサーではなく、地元スポンサーと混ぜた。画像より
  29. ^ 水曜日放送時代は同時ネット、1985年10月の枠移動後もそのままの時間帯で最終回まで遅れネット

出典

  1. ^ a b 週刊TVガイド 1986年12月19日号 p.36「REPORT・長寿ドラマ『特捜最前線』が来春3月終了へ!」
  2. ^ かつては所轄署での刑事部署を実際に「捜査課」と称していたが、「捜査一課」「捜査二課」といった名称および呼称は本庁および道府県警察本部にのみ存在する。
  3. ^ 丸の内警察署は警視庁管内に実在する警察署である。
  4. ^ 現実世界での警察庁の課長職は警視長の階級にある警察官が就任する。また、警察庁は行政機関であり、事件を捜査をする実動執行部隊は存在しない。
  5. ^ 現実では1985年(昭和60年)3月31日に公務員の60歳の定年退職制度が施行されていて船村は、その年の6月6日に60歳の誕生日を迎えたのだが公務員の規定で翌年の3月31日(1986年(昭和61年)3月31日)が定年退職日だったので定年退職日の半年以上前に自己都合退職している事になる。
  6. ^ セダン黒色・330前期2000DX→430前期280Eブロアム
  7. ^ C110前期2ドアハードトップ2000GTX(通称:ケンメリ)白色→C210前期ゼダン2000GT-E.S(通称:丸目ジャパン)黄色→C210後期セダン2000GT-E.S(通称:角目ジャパン)銀色→R30前期セダン2000ターボGT-E.X(通称:ニューマン)銀色
  8. ^ セダン白色・330前期2000SGL→430前期200E-SGL
  9. ^ 4ドアHT・前期V20ターボSGL、黒色
  10. ^ 前期銀色
  11. ^ 前期黒色
  12. ^ 4ドアHT・R31前期GTパサージュツインカム24V(通称:7th・セブンス)白色
  13. ^ Y30前期黒色
  14. ^ 後期V20ターボブロアム
  15. ^ 前期白色
  16. ^ 前期黒色
  17. ^ 『昭和40年男』2016年4月号(クレタパブリッシング)109-112ページ「長坂秀佳インタビュー」より。
  18. ^ a b c d e f g 東映ビデオ - 特捜最前線「DVD-BOXに収録する ファンが選ぶベストエピソード」結果発表※なお同順位の場合を含む。
  19. ^ a b c d e f g 東映ビデオ - 特捜最前線DVD-BOX
  20. ^ 刑事ドラマの最高峰「特捜最前線」25年ぶりに復活! - 映画.com(2012年7月20日 06:00)
  21. ^ 平岡祐太:「特捜最前線」復活に手応え - MANTANWEB(2012年08月30日)
  22. ^ web ザ テレビジョン (2013年9月28日). “上川隆也の“一筆入魂”ポスターを公開!「特捜最前線2013」がいよいよ明日オンエア!!”. 2013年9月30日閲覧。
  23. ^ “伝説の「特捜最前線」が上川隆也主演で26年ぶりに復活! ED曲は笹野高史が熱唱”. クランクイン!!. (2013年9月18日). オリジナルの2014年4月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140413194858/http://www.crank-in.net/entertainment/news/26779 2013年9月30日閲覧。 
  24. ^ 昭和62年2月付け東奥日報テレビ欄の秋田テレビのテレビ欄
  25. ^  YBSテレビ基本番組表 1978年8月号参照。
  26. ^ 1985年10月2日、10月15日、1987年3月31日 信濃毎日新聞 テレビ欄






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