岩手県立大学盛岡短期大学部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 23:26 UTC 版)
概観
大学全体
岩手県立大学盛岡短期大学部は、岩手県滝沢市内にある日本の公立短期大学。かつて岩手県立盛岡短期大学として盛岡市住吉町1番48号にキャンパスが置かれていたが、岩手県立大学開学に伴い岩手郡滝沢村(現滝沢市)に移転され県立大学併設の短期大学となり、学科体制が2学科と1学科2専攻から、従来の1学科2専攻と新設1学科として再編され現在に至っている。
なお、盛岡市住吉町の跡地(約1万7千平方メートル)は未利用の状態が続いていたが、その一部(約3千平方メートル)を盛岡市が岩手県から取得し、山王児童センターと山王老人福祉センター、母子生活支援施設かつら荘を移転し、2026年度に利用を開始する計画である[1][2]。
教育および研究
全国の短大でも数少ない国際文化学科が設置されている。英語ほか中国語やハングル語・ロシア語などがあり東北地方では数少ないものとなっている。
学風および特色
岩手県立大学に併設された短大であるため、キャンパスは大学と共用である。就職面では客室乗務員への内定実績が高い(#就職についての節も参照)。
沿革
主な出典:[3]
- 1946年7月 岩手県立女子専門学校を設置。
- 1948年5月 岩手県立美術工芸学校を設置。
- 1951年 以上の2校を発展改組して盛岡短期大学(もりおかたんきだいがく)が開学される。所在地は盛岡市新庄田中51番地。
- 家政科
- 美術工芸科
- 1954年 学生数
- 1958年 3月31日をもって美術工芸科を正式廃止する[5]。
- 1962年 家政科を専攻分離。
- 被服専攻
- 食物専攻
- 1963年 岩手県立盛岡短期大学と学名変更。
- 1964年 食物専攻を栄養専攻に改称。
- 1965年 保育科を増設(在学者数:女52[6])
- 1966年 旧来の各種学校盛岡市立法経学院を統合・改組して、短期大学に法経科第二部を増設(1968年時点の在学者数:男166・女36[7])。
- 1968年 新校舎落成により、新庄田中51番地から住吉町1番48号へ移転。
- 1988年 学科名及び専攻名の変更が行なわれる。
- 1997年 保育学科及び法経学科の第二部募集停止。
- 1998年 岩手県立大学の開学により、岩手県立大学盛岡短期大学部と学名改称。旧来の盛岡市住吉町1番48号から滝沢村滝沢字巣子152番地52に移転。国際文化学科を増設(在学者数:男4・女44)[8]。
- 1999年 3月31日をもって保育学科を正式に廃止[5]。
- 2000年 3月31日をもって法経学科を正式に廃止[5]。
交通アクセス
以上の路線で、「県立大学」下車。
- ^ “旧盛岡短大跡地に移転新築 山王児童・老人福祉センターなど”. 岩手日報 (2023年6月2日). 2023年6月2日閲覧。
- ^ “旧県立盛岡短大跡地に市が3施設を移転へ 約1.7万平方メートルの一部を取得 岩手”. TBS NEWS DIG. (2023年6月15日)
- ^ 岩手県立大学盛岡短期大学部のあゆみ(2015年3月7日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ a b 昭和30年度版『全国学校総覧』1370頁
- ^ a b c 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』13-14頁「岩手県立大学盛岡短期大学部」の項
- ^ 昭和41年度版『全国学校総覧』25頁
- ^ 昭和44年度版『全国学校総覧』28頁
- ^ 1999年度版『全国学校総覧』51頁
- ^ a b 『教員養成課程認定大学短期大学一覧』(1955年)47頁「盛岡短期大学」の項
固有名詞の分類
短期大学 |
鶴見大学短期大学部 東京交通短期大学 岩手県立大学盛岡短期大学部 聖セシリア女子短期大学 福島学院大学短期大学部 |
日本の公立短期大学 |
福山市立女子短期大学 名寄市立大学短期大学部 岩手県立大学盛岡短期大学部 川崎市立看護短期大学 三重短期大学 |
岩手県の大学 |
富士大学 岩手県立大学 岩手県立大学盛岡短期大学部 修紅短期大学 盛岡大学 |
- 岩手県立大学盛岡短期大学部のページへのリンク