滝浦静雄とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 滝浦静雄の意味・解説 

滝浦静雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 05:21 UTC 版)

滝浦 静雄(たきうら しずお、1927年1月19日 - 2011年6月14日[1])は、日本の哲学者東北大学名誉教授。

フランス及びイギリスの哲学を研究、メルロ=ポンティの翻訳を多く行った。

略歴

岩手県出身[2]。1951年、東北大学文学部[2]哲学科卒業。岩手大学助教授、1971年東北大学教授。1989年定年退官、名誉教授。岩手県立大学盛岡短期大学部学長。2005年秋、瑞宝中綬章受勲[3]

2011年6月14日、胃癌のため仙台市の病院で死去。84歳没[1]

著書

翻訳

  • 『英雄と異端 反権力の思想史 第1』(バロウズ・ダンハム、木村毅, 明珍昭次訳、みすず書房) 1968年 - 1977年
  • 『心像』(アラン・リチャードソン、鬼沢貞共訳、紀伊国屋書店) 1973年
  • 『メルロー=ポンティの現象学的哲学』(レミ・C・クワント、竹本貞之, 箱石匡行共訳、国文社) 1976年
  • 『ことばと意味 言語の現象学』(J・M・エディ、岩波現代選書) 1980年
  • 『笑いと泣きの人間学』(ヘルムート・プレスナー、紀伊国屋書店) 1984年
  • 『意志的なものと非意志的なもの』全3巻(ポール・リクール、紀伊国屋書店) 1993年 - 1995年

モーリス・メルロー=ポンティ

  • 『行動の構造』(メルロ=ポンティ、木田元共訳、みすず書房) 1964年
  • 『眼と精神』(メルロ=ポンティ、木田元共訳、みすず書房) 1966年
  • 弁証法の冒険』(メルロ=ポンティ、みすず書房) 1972年
  • 『世界の散文』(メルロ=ポンティ、木田元共訳、みすず書房) 1979年5月
  • 『心身の合一 マールブランシュとビランとベルグソンにおける』(M・メルロ=ポンティ、中村文郎, 砂原陽一共訳、朝日出版社) 1981年、のちちくま学芸文庫
  • 『意味と無意味』(メルロ=ポンティ、みすず書房) 1983年
  • 『見えるものと見えないもの』(メルロ=ポンティ、木田元共訳、みすず書房) 1989年9月
  • 『人間の科学と現象学』(メルロ=ポンティ、木田元, 竹内芳郎共訳、みすず書房) 2001年
  • 『哲学者とその影』(メルロ=ポンティ、木田元共訳、みすず書房、メルロ=ポンティ・コレクション 2) 2001年
  • 『幼児の対人関係』(メルロ=ポンティ、木田元共訳、みすず書房、メルロ=ポンティ・コレクション 3) 2001年
  • 『言語の現象学』(メルロ=ポンティ、木田元, 竹内芳郎共訳、みすず書房、メルロ=ポンティ・コレクション 5) 2002年

参考文献

  • 滝浦静雄先生略歴・研究歴 (滝浦静雄先生御退官記念号) 「思索」1989年

脚注

  1. ^ a b 時事ドットコム:滝浦静雄氏死去(東北大名誉教授・哲学)
  2. ^ a b 滝浦静雄”. みすず書房. 2022年10月20日閲覧。
  3. ^ 平成17年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 10 (2005年11月3日). 2006年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「滝浦静雄」の関連用語

滝浦静雄のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



滝浦静雄のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの滝浦静雄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS