目的格とは? わかりやすく解説

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もくてき‐かく【目的格】

読み方:もくてきかく

文中で、ある語句が動詞の目的語であることを示す格。賓格(ひんかく)。


目的語

(目的格 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/04 09:54 UTC 版)

目的語(もくてきご、羅: objectum, 英: object)は、文の構成素、文の成分の一つ。客語(きゃくご、かくご)、賓語(ひんご)とも。補語(対象語)と呼ぶ場合もあるが、注意を要する。

ロマンス諸語では目的補語と呼ぶことが多い。日本語ではおもに格助詞「を」や「に」で示される。目的語を示す格を目的格と呼ぶ。

行為の直接的な対象を表す直接目的語(主として対格、日本語では「を」等で示される)と、その行為によって間接的に影響を受ける対象を表す間接目的語(主として与格、日本語では「に」等で示される)に分類される。

英語

英語においても、日本語に直訳した場合に「……を」・「……に」の「……」に相当する語、句または節と理解して大きな間違いはないが、動詞の語法や文型との兼ね合いから若干の注意が必要となる。というのは、英語には助詞がなく、それに相当する役割を動詞の語法(文型)と前置詞の組合せが担っており、それとの兼ね合いが問題となるからである。

ここでは、目的語を「動詞の目的語」と「前置詞の目的語」に分類して説明する。目的語になれるのは、名詞・動名詞・不定詞・代名詞(名詞句・名詞節を含む)である(動詞の目的語か前置詞の目的語かによらない)。代名詞のうち、人称代名詞・疑問代名詞・関係代名詞は目的格をとる。

以下では基本5文型に従い、次の例文を用いて説明する。

  1. I go to school. (S+V: 第1文型) 私は学校 に通う。
  2. I love you. (S+V+O: 第3文型) 私はあなた を愛する。
  3. He gave you a lot of money. (S+V+IO+DO: 第4文型) 彼はあなた にたくさんのお金 をあげた。
  4. This news made me sad. (S+V+O+C: 第5文型) そのニュースは私 を悲しませた。

上記の例文において S は主語、V は動詞、C は補語、O・IO・DOは(動詞の)目的語・間接目的語・直接目的語の略称である。ここでは第2文型 (S+V+C) は挙げていない。

前置詞の目的語

まず、上記の例文 1. の直訳は、「私は学校に通う」である。この場合、“to school”は「学校に」と直訳されるが、これを「動詞 go の目的語」とは考えない。このように、「……を」・「……に」に相当する語句であっても、to, in などの前置詞を伴ってはじめて「……を」・「……に」という意味を成す場合には[注釈 1]、「動詞の目的語」とは考えない。この例文における“to school”の“school”は「前置詞 to の目的語」である。一般に、前置詞に続く名詞・動名詞・代名詞(名詞句・名詞節を含む)が前置詞の目的語である。

動詞の目的語

第2文型以外で、動詞の直後に、前置詞を置かずに現れる名詞または代名詞は、動詞の目的語である。ただし、動詞とその名詞または代名詞との間に、それを修飾する形容詞や、形容詞をさらに修飾する副詞、および限定詞(冠詞など)を伴うことがある。それらの場合でも、前置詞は挟まない。

  • 例文 2. において、“you”は動詞 love の目的語である。
  • 例文 3. において、“you”は動詞 give の間接目的語 (IO)、“a lot of money”は動詞 give の直接目的語 (DO)である。
  • 例文 4. において、“me”は動詞 make の目的語である(“sad”は目的格補語である)。

ドイツ語

ドイツ語では、与格(Dativ、3格)の目的語を間接目的語(Dativobjekt、3格目的語)、対格(Akkusativ、4格)の目的語を直接目的語(Akkusativobjekt、4格目的語)と呼ぶ。冠詞、形容詞、代名詞などの格変化において、与格と対格を区別する。

他動詞とは直接目的語をとる動詞のことをいい、それ以外の動詞は自動詞と呼ぶ。例えば、“Ich liebe dich.”(日本語: 「私はあなたを愛してる」) における dich は対格であり、したがって liebe (不定形: lieben)は他動詞である。一方、“Er half dir.” (日本語:「彼があなたを助けた.」)における dir は与格であり、したがって half (不定形: helfen)は自動詞である。

また、目的語を文頭に置いた場合、主語は動詞の次に置かれる(V2語順)。

  • Ich liebe dich. → Dich liebe ich.
  • Er half dir. → Dir half er.

通常、目的語と副詞が動詞の後ろに並ぶときは、副詞、目的語の順に並ぶ。

  • Ich lese nachts das Buch. (日本語: 夜、この本を読んでいます。)

脚注

注釈

  1. ↑ to 不定詞(to に続くのが動詞)はこれに含まない。ただし、不定詞には副詞的用法もあり、この場合は動詞の目的語ではない。

関連項目


目的格

出典:『Wiktionary』 (2021/07/22 12:01 UTC 版)

名詞

目的 格(もくてきかく)

  1. 文中において、直接・間接を問わず、動詞の表す動作を行われる対象のもの、または作用・性質が働く対象のものをあらわす格。賓格。 ≒ 対格 ⇔ 主格。
    • Iの目的格はmeだ。
  2. 直接目的語・間接目的語(補語)をあらわす格。

発音(?)

も↗くてき↘かく
  • IPA: [mok(ɯ̊)˦tékç(i̊)˦kak(ɯ̊)˨]
  • X-SAMPA: [mok(M_0)_Hte_Hk(i_0)_Hkak(M_0)_L]

関連語

翻訳


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