フリー‐フォール【free fall】
フリーフォール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 06:47 UTC 版)
フリーフォール(Freefall)は、スイスのGiovanola社が開発した、遊園地に設置されているアトラクションの一種で、同じくスイスのインタミンによって全世界に販売された。いわゆる絶叫マシンの中で垂直に落下するというのが特徴である。第一世代と第二世代があり、第一世代はリフトタワーの基部に角度のついた支柱があることで識別することができる。第二世代では、タワーの構造がより合理化された。1990年代にドロップ・タワーが開発されるまでは主な遊園地やテーマパークにほぼ設置されていたが、その後はドロップタワーなどと入換が行われ見かけなくなってきている。なお、身長42インチ(107cm)未満の乗客は利用できない。
概要
第一世代のフリーフォールでは、ライド(乗車部)は4人乗りになっており、ライドは一旦乗車位置まで運ばれ、乗客を乗せると後方に移動してから、リフトタワーの最上部まで運ばれる。 そこから、ライドが前方にスライドして、落下トラック上にセットされる。ライドは数秒後にリリースされる。ライドは垂直に落下して、タワー下部の円軌道で向きを変え水平軌道(ブレーキラン)に入る。このとき乗客は寝た状態(空に直面している)になり、ブレーキランを進みながら減速し、終端近くに停止する。その後、ライドは45度まで起きて後方に移動しながらブレーキランの下にスライドし、乗車位置まで下がって停止する。落下の瞬間は無重力、円軌道の部分では約5Gもの加速度が発生する為、宇宙飛行士の訓練に使われたという話がある。
第二世代のフリーフォール(ドロップ・タワー)は、鉄塔の周囲にライドが設置され、タワーの上部までウィンチによって引き上げられる。ライドが最上部に到達して数秒後にロックが解除される。リリースされたライドは軌道に沿って垂直落下し、渦電流ブレーキで減速され、乗車位置まで停止する。同時期に登場したものには、カウントダウン直後に最上部まで一気に打ち上げられ、上昇と落下を繰り返す「スペースショット」や、最上部から機械的に強制落下をしマイナスGを味わえる「ターボドロップ」も登場している。
事故
- イリノイ州
- 1984年、イリノイ州、ガーニーのテーマパークであるシックス・フラッグス・グレート・アメリカで「エッジ」と呼ばれたフリーフォールで事故が発生した 。支持ケーブルが切れた際に、アンチ・ロールバック機構はライドがタワーから急落するのを止めることができなかった。 しかしながら、別のライドの上に落下することはなかったため、死亡者はなく、4人の10代の乗客は、地元の病院で治療をしただけで済んだ。 同種の事故の再発防止のため、インタミンは、アンチ・ロールバック機構の数を倍増するとともに、前のライドがタワーからの降下を完了するまで、次のライドがエレベーターシャフトに入れないようプログラミングを変更した。この変更により、若干乗車効率が下がることとなった。
- 「エッジ」は、改修された後に再オープンしたが、事故の汚名により乗客数が伸び悩み、翌年には閉鎖され、ロードアイランド州のロッキーポイント・アミューズメントパークに移転された。その後、オハイオ州のギィウーガ・レイク遊園地に移転され、2006年に解体された。部品は、オハイオ州のシダーポイント(テーマパーク)に送られ、同所の「デーモン・ドロップ」と呼ばれるフリーフォールを維持するために使用された。
- ケンタッキー州
- 1995年、ケンタッキー州ルイビルのケンタッキー・キングダムに「Hellevator」と呼ばれるインタミン第二世代のフリーフォールの第一号が設置された。2007年には、「スーパーマン:タワー・オブ・パワー」とリネームされたが、ケーブル破損により女児の足を切断する事故が発生し、2008年に解体された[1][2]。
人気の低下
シックス・フラッグス・セントルイスの「スーパーマン:タワー・オブ・パワー」はケンタッキーで事故を起こしたものを移転したものではなく、ヒューストンのシックス・フラッグス・アストロワールドが閉鎖した後に移転したものである。
1996年、 パラマウント・グレート・アメリカが第二世代となるジャイアントドロップ「ドロップゾーン・スタントタワー」を設置した。それは1995年シーズン終了後に撤去された第一世代のフリーフォールの約2倍の大きさだった。2008年にグレート・アメリカはドロップゾーンの名前を「ドロップタワー」に変更した。
90年代後半になると、初期型のフリーフォールは、より大きく多人数が乗れる後継機種に置換されていった。後継機には、インタミンの「ジャイアントドロップ」(第二世代)、「ジャイロドロップ」(第三世代)や、S&S Powerの圧縮空気を利用したタワーの等が含まれる。
2023年現在、現存する第一世代のフリーフォールはドーニーパーク&ワイルドウォーターキングダム、ブラジルのBeto Carrero World、イタリアのMovie Studios Park、日本のルスツリゾート、ナガシマスパーランドのものだけである。2006年12月には、シックスフラッグス・グレート・アドベンチャーとシックス・フラッグス・オーバー・ジョージアは、それぞれ第一世代のフリーフォールを解体した。2007年9月には、 シックスフラッグス・オーバー・テキサスが第一世代のフリーフォールを解体することを発表した。2008年2月にはシックス・フラッグス・マジックマウンテンで第一世代のフリーフォールが解体されているところが目撃されている。
2004年、スコットランドのラウドン城のテーマパークでインタミンのフリーフォール設置が計画されたが、許可が降りるのに時間がかかりすぎたため、2005年シーズンに向けて新しいアトラクションをオープンするためフリーフォールの機器を売却した。皮肉なことに、2007年に新たに導入されたのは、S&S Powerのダブルショットタワードロップであった。
2009年シーズンの終わりには、 シダーポイントは第一世代のフリーフォール「デーモン・ドロップ」を撤去した。
2019年5月6日、東京サマーランドは第一世代のフリーフォールの営業を終了した。
2022年未明、姫路セントラルパークにあった第一世代のフリーフォールの営業を終了した。
関連項目
脚注
- ^ Associated Press (2008年2月27日). “Six Flags Dismantles Ride Where Teen's Feet Were Amputated”. WSAZ. "Six Flags Kentucky Kingdom began taking down the Superman Tower of Power ride on Wednesday, eight months after a cable snapped and cut off 14-year-old Kaitlyn Lasitter's feet."
- ^ “Parks shut down drop-tower rides after teen loses feet”. CNN. (2007年6月22日). オリジナルの2007年10月1日時点におけるアーカイブ。. "The girl's feet were completely amputated just below the ankle Thursday afternoon while riding the Superman Tower of Power at Six Flags Kentucky Kingdom in Louisville."
フリーフォール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/18 00:16 UTC 版)
「ポケットモンスターの技一覧 (は-わ)」の記事における「フリーフォール」の解説
ひこうタイプの物理技。相手を1ターン目に空へと連れ去り、2ターン目に地面へ落とす。空へ連れ去られた相手はその間、行動できない。ひこうタイプやディグダ、ダグトリオ、重さ200kg以上のポケモンには効果がない。なお、この技を覚えているポケモンは、2010年11月10日以降Wi-Fiランダムマッチに参加できない
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