ドイツ工業規格とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ドイツ工業規格の意味・解説 

ドイツ‐こうぎょうきかく〔‐コウゲフキカク〕【ドイツ工業規格】

読み方:どいつこうぎょうきかく

ディンDIN


ドイツ工業規格

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

DIN:ドイツ工業規格 Deutsche Industrie Normen

  ドイツの準国家規格10,000件以上の規格制定されている。DIN規格は,1~80,000番台までの一連番号表され分類はない。DIN規格種別,�@Norm正式規格 ,�ANorm Entwurt:規格原案 ,�BVornorm:暫定規格 ,�CBeiblatt:補足のために発行される ,�DAuswahlbatt:特定分野にのみ適用 ,�Ex-Ausgabe:微細な修正印刷ミス等の場合そのまま発行されるもの ,�FTeil:分冊 ,�GDIN Taschenbuch:主要規格をまとめたハントブック からなる
ドイツ工業規格
分野 石油関連規格
同義語 ドイツ連邦規格
関連用語 GOST, ACEA, DTD, BS, BSI
類似語  
略語 DIN
ドイツ工業規格

ドイツ工業規格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 13:30 UTC 版)

ドイツ工業規格(ドイツこうぎょうきかく)は、ドイツ規格協会: Deutsches Institut für Normung、略称:DIN(ディン、ダイン))が制定した工業規格であるDIN規格: DIN-Norm)の通称である。パソコンキーボードの接続部分に採用されるコネクタDINコネクタ)、カーオーディオカーナビゲーションの外寸サイズなどがDINに準拠している。

最初の規格「DIN 1」はMG08重機関銃の軽量化型であるMG08/15遊底のテーパーピンドイツ語版1918年3月)である。

規格名称

頭字語"DIN"は、Deutsche Industrienorm(ドイツ工業規格)の略と誤って伝えられることが多い。ドイツ規格協会の前身、ドイツ工業標準化委員会の時代には実際にその規格をDI-NormDeutsche Industrienorm、ドイツ工業規格)として公表していた。現在のDIN規格は正しくはDIN-Normと記すが、今なお多くの人が誤って規格名称にDI-Normをつけている。

DINコネクタ

DINコネクタの例

ステレオテープレコーダーオーディオアンプを接続するには、ピンケーブルが録音用と再生用それぞれ左チャンネルと右チャンネルに合計4本必要であるが、過去にはそれらをひとつに束ね、(マイナスは1本にまとめて)先端を5つの接点としたDINケーブルが使用された。これは音がよくないとされ、次第に使われなくなったが、MIDIケーブルに流用され、2008年現在でも一般に使用されている。

DINコネクタはPC/AT及びPC/AT互換機のキーボード接続端子(ATコネクタ)として使われていたほか、IBM PS/2でキーボード、マウスを接続するためのコネクタとしてミニDINコネクタPS/2コネクタ)が採用され、一時期はデファクトスタンダードになった。

写真フィルムの感度

また、日本において古くから知られるDIN規格として写真フィルムの感度がある。アメリカの規格であるASA規格と並存していたが、現在ではASA規格と共にISO感度規格に統一され、例として一般に感度400と言われる場合のISO表記は ISO400/27° と表記される。スラッシュ以降の度数で表示される数値がDIN規格と同一数値である。

カーオーディオ

1DIN サイズのカーオーディオ
ソニー MEX-BT2500

自動車ダッシュボードに設置するカーラジオの外寸のサイズ規格として始まったもので、操作パネルの部分が幅(横寸)180 mm × 高さ(縦寸)50 mm の「シングルDIN」(1DIN)として定められている。後にDIN 75490として規格化され、1984年に国際標準規格ISO 7736として採用された。

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ドイツ工業規格」の関連用語

1
98% |||||

2
90% |||||


4
ディン デジタル大辞泉
70% |||||


6
56% |||||


8
34% |||||

9
34% |||||

10
34% |||||

ドイツ工業規格のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ドイツ工業規格のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
石油技術協会石油技術協会
Copyright © 2025, 石油技術協会 作井技術委員会 作井マニュアル分科会
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのドイツ工業規格 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS