Total Hi Def
別名:Total HD,THD
Total Hi Defとは、2007年に米国のワーナー・ブラザース社が発表した、再生専用の光ディスクの規格である。次世代DVDとしてBlu-ray DiscとHD DVDの両規格が台頭していた当時に発表された規格で、ディスクの両面にそれぞれBlu-ray DiscとHD DVDの記録方式によるコンテンツの記録ができるという点を特徴としていた。
参照リンク
Warner Home Video Announces Creation of Total Hi Def Disc - (プレスリリース。英文)
Total Hi Def
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 06:48 UTC 版)
「第3世代光ディスク」の記事における「Total Hi Def」の解説
2007年1月、両規格を支持するワーナー・ブラザースがBlu-ray Disc・HD DVDの双方を両面に記録した再生専用ディスクTotal Hi Def(トータルハイデフ、略:Total HD、THD)を発表した。Total Hi Def DiscやTotal Hi Defディスクとも表記される。 しかし以下のような理由で多くの冷ややかな反応・批判を受けていた。 製造コストが極めて高いとされ、実売価格も高く設定されるとすれば消費者に余分な負担を強いることになる。 ワーナーはHD DVD・BDの片面ディスクも併売すると発表していた。同じ映画タイトルでHD DVD・BD・THDの3種類の次世代ディスクが発売されれば流通業者に余計な負担がかかることになり、当然消費者にも混乱を与える。 THDの製品化以前に発売された再生機器との互換性に疑問が残る。 両面記録メディアのため「レーベルが印刷できない」、「取り扱いに注意を要する」などの難点。 これらの反響を受けてか、ワーナーは2007年6月、同年後半としていたTotal Hi Defの発売を2008年に延期した。 さらに2008年1月にワーナーがHD DVD撤退を発表し、Total Hi Defソフトが継続的に発売される可能性はほぼ無くなった。開発が既に打ち切られたとの報道もなされた。 なお、ワーナーでは片面にBD、HD DVD、DVD、CDのいずれか2規格の記録面を持つことのできる光ディスクの特許も出願したが、製品化されていない。
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