製品化以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 06:48 UTC 版)
1999年7月 ソニー、フィリップスがDVR-Blue規格を発表した。DVR-Blueは405nmの青紫色レーザーを使用し、保護層0.1mm、直径12cmのディスク片面一層で22.5GBの容量を持つ規格である。 2001年10月 DVD-RAMを支持していた松下電器産業(現:パナソニック)や日立製作所、東芝、日本ビクターによりDVD-RAM規格を発展させた「二層相変化RAMディスク」を開発。DVR-Blueと同様405nmの青紫色レーザーを使用し、直径12cmのディスクを使用しているものの二層記録方式を採用しているため50GBの容量を持つ規格である。 2002年2月19日 DVR-Blueと二層相変化RAMディスクの技術を統合し、日立製作所、LG電子、松下電器産業(現:パナソニック)、パイオニア、フィリップス、サムスン電子、シャープ、ソニー、トムソンの9社がBlu-ray Disc(BD)の規格を策定したことが発表された。BD規格はDVD規格を定めてきたDVDフォーラムで策定した物ではなく、上記の9社が共同で策定した規格である。この時に承認されたのは片面一層の書き換え型規格である。同年5月には「Blu-ray Disc Foundations」が上記の9社により設立。 8月29日東芝、NECは共同で青紫色レーザーを用いた第3世代光ディスク規格として「Advanced Optical Disc(AOD)」(仮称)をDVDフォーラムに提案、11月26日にHD DVDという名称で正式に承認された。この時に承認されたのは再生専用(HD DVD-ROM)ディスク規格である。
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