製品化へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 23:06 UTC 版)
「Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜」の記事における「製品化へ」の解説
製品化にあたり、レベルデザイナーのJake Strasserは、ステージの設計に際して「独自性があること」「信憑性があること」「ニュアンスを感じさせること」という3つの目標を立てる。Strasserはオーストラリア在住であり、イギリスに行ったことがなかったため、初期のステージマップをイギリスに住む友人に見せ、イギリスらしさがあるかを問うたところ、「違う」という回答を得る。彼らは、庭の仕切りに用いられた金網フェンスがイギリスでは用いられていないことを指摘した。このフェンスは、Strasserがイギリスのガーデニング用品販売サイトで調べ、「これが売られているということは、イギリスのどこかにはこのフェンスを用いた庭があるはず」という考えの元で採用したものだった。これを受け、Strasserは、「現実にイギリスで販売されていること」と、「それがイギリス的である」ということは必ずしも同一ではないと考える。加えて、製品版では庭以外にもパブやゴール地点などが作られる予定であり、このような事態が頻発する可能性が出てきたほか、ステージにつなげ方によってはマップ全体に違和感が出る恐れがあった。このため、StrasserはGoogleを用いた資料集めに乗り出した。まず、彼は「Village Green With Pond」(村 緑 池あり)と、デモ版を表現する言葉を画像検索で検索し、そこから得られた画像から、モデルとなる土地を探すことにした。最初に選んだ場所は店などの必須要素がなかったため、その近隣にあるサクステッド(英語版)をモデルとすることにした。また、StrasserはGoogleマップの履歴機能で数年分の過去の街並みが保存されていて助かったともGDC2021の中で振り返っている。Strasserはそれぞれのステージを作成して一つのマップにまとめるが、ステージが奥行きに欠け、プレイヤーの移動方向が制限されるという新たな問題に直面する。これを解決するためにStrasserは、モデルとなる町を探し、サフォークのオーフォード(英語版)のポンプストリートを見つけた。
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