Store and forwardとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > Store and forwardの意味・解説 

ストア‐アンド‐フォワード【store and forward】

読み方:すとああんどふぉわーど

蓄積交換


ストアアンドフォワード

(Store and forward から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/06 03:29 UTC 版)

ストアアンドフォワード: Store and forward)は、中継局を介して電気通信を行う場合に、情報を中継地点で一旦蓄積して、その後最終目的地あるいは別の中継局にそれを転送する方式を指す。パケット通信の方式そのものを指す場合は、蓄積交換(Store and forward switching)とも呼ぶ。中継局やコンピュータネットワークノードは、メッセージが完全性を保持しているかどうかを確認した上で転送する。一般に間欠的な接続のネットワークで使われる技法であり、過酷な状況や移動しながらの通信でよく使われる。遅延が長くてもよい場合、誤り率が高い場合、中継しないと通信できない場合などにもよく使われる。

この技法は遅延耐性ネットワークに発祥するものである。その種のネットワークではリアルタイムサービスは期待できない。

人手による中継

ストアアンドフォワード型のネットワークはコンピュータ以前にも存在した。テレタイプ端末による通信網では、中継センターに送られたメッセージが紙テープの形態で蓄積されていた。人間のオペレータがそのテープを受信機から取り、アドレス情報を読んで、適切な相手に送信するという方式がとられていた。送信用の回線が他に使われている場合、オペレータは送信待ちのテープ入れにそのテープを入れるので、送信される順番を待たされることになる。1900年代中盤の中継センターは数十台の受信用テレタイプと送信用テレタイプを備え、ピーク時には数千のメッセージがテープの形で送信を待つことになった。

UUCP

インターネットが普及する以前、コンピュータの接続には様々な方法が採用され、小型のコンピュータはダイヤルアップ接続であることが多かった。UUCP はそのようなネットワークでのストアアンドフォワード型のメッセージ転送を行うものであった。

その他の例

参考文献

関連項目


「Store and forward」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

Store and forwardのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Store and forwardのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのストアアンドフォワード (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS