SPFレコードとは? わかりやすく解説

Sender Policy Framework

(SPFレコード から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/24 06:39 UTC 版)

Sender Policy Framework(センダー・ポリシー・フレームワーク)とは、電子メールにおける送信ドメイン認証のひとつである。差出人のメールアドレスが他のドメイン名なりすましされていないか検出する技術である。 SPFまたはSPF認証とも呼ばれる。


  1. ^ 2008年10月、RFC 2822は、RFC 5322で置き換えられた。
  2. ^ ドメイン認証規制”. 2009年9月11日閲覧。
  3. ^ 送信ドメイン認証SPFレコードについて”. 2009年9月11日閲覧。
  4. ^ 送信ドメイン認証(Sender ID/SPF)について”. 2009年9月11日閲覧。
  5. ^ 「かんたん設定」の導入とブロック機能拡張について”. 2009年9月11日閲覧。
  6. ^ 「Sender IDやSPFを逆手にとったスパムが増加」、米MX Logicの調査”. 日経BP (2005年7月16日). 2011年6月24日閲覧。
  7. ^ 迷惑メールへの対応の在り方に関する研究会 最終とりまとめ”. 2009年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月24日閲覧。


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SPFレコード

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Sender Policy Framework」の記事における「SPFレコード」の解説

SPFは、RFC 7208 で定められており、その仕様公開されている。 SPFレコードの一般的な内容を示す。以下の内容が指定されドメインは、「指定したIPアドレス帯域から送信され電子メールなら信頼して欲しいが、それ以外IPアドレスからの電子メール拒否して欲しい」と宣言することになる。 v=spf1 +ip4:203.0.113.0/24 +ip4:198.51.100.0/24 -all 実際にSPFレコードを反映したゾーンファイルの、一般的な内容を示す。以下の内容が指定されドメインは、「 203.0.113.1 または 203.0.113.2 から送信され電子メール信頼して欲しいが、それ以外IPアドレスからの電子メール拒否して欲しい」と宣言することになる。 : : IN MX 10 mail IN TXT "v=spf1 +ip4:203.0.113.1 +ip4:203.0.113.2 -all" IN A 203.0.113.1mail IN A 203.0.113.2 : : 古いDNSサーバとの互換性維持するため、SPFレコードは450文字以内収めることが推奨される。しかし、DNSサーバTXTレコードは、1行につき255文字しか記入できないこと注意要する。例として、電子メール送信するIPアドレス帯域が非常に多くあり255文字超える場合には、以下のようにレコード途中でダブルクウォートを閉じ区切りながら記述する必要がある区切られ部分は、DNSサーバによってそのまま結合され解釈される。 : : IN MX 10 mail IN TXT "v=spf1 " "+ip4:203.0.113.0/28 +ip4:198.51.100.64/28 +ip4:192.0.2.16/28 " "+ip4:203.0.113.128/28 +ip4:198.51.100.96/28 +ip4:192.0.2.48/28 " "+ip4:203.0.113.144/28 +ip4:198.51.100.128/28 +ip4:192.0.2.160/28 " "+ip4:203.0.113.160/28 +ip4:198.51.100.160/28 +ip4:192.0.2.176/28 " "+ip4:203.0.113.192/28 +ip4:198.51.100.192/28 +ip4:192.0.2.240/28 " "-all" IN A 203.0.113.1mail IN A 203.0.113.2 : : 以下の内容が指定されドメインは、「 sp.example.jp や sp.example.com で指定されている SPF レコードの記述準じる」と宣言することになる。後述するが、ip4 ip6 all 以外の項目が1レコード内に10個を超えてならない。 : : IN MX 10 mail IN TXT "v=spf1 +ip4:203.0.113.2 include:sp.example.jp include:sp.example.com -all" IN A 203.0.113.1mail IN A 203.0.113.2 : :

※この「SPFレコード」の解説は、「Sender Policy Framework」の解説の一部です。
「SPFレコード」を含む「Sender Policy Framework」の記事については、「Sender Policy Framework」の概要を参照ください。

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