SL&DL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/15 06:26 UTC 版)
台湾糖業公司(台糖)で使用されたSL、および木曽森林鉄道のDLの動態保存運転を行っていた。軌間762mmの一周350mの周回線上を走行していた。機関車に牽引される客車は2両であり、前がオープンタイプ、後が窓付きタイプとなっている。軌道上には踏切もある。 運行時間は10:10 - 16:10発の30分間隔。土休日とゴールデンウィーク・夏休みはSL、平日はDLの運転となっていた。 SL 362号 1948年(昭和23年)にベルギーのアングロフランコベルジ社で製造された蒸気機関車。製造時から「チュービッツ」の愛称が付けられていた。野辺山SLランドでは廃車後に放置されていたものを1986年(昭和61年)に購入し、開園当初は後述のディーゼル機関車が無火の同機と客車を牽引していたが、1988年(昭和63年)に動態復元されゴールデンウィークから運行を開始している。当初は現役時代の姿のまま復元する予定だったが規制の関係上、既存のボイラーを修復して使用することは困難であったため、機関車後方に別の蒸気ボイラーとディーゼル発電機を搭載する改造を行い、ディーゼル発電機で発電した電力でボイラーを駆動して蒸気を発生させ、機関車を駆動する。 DL 1号(木曽118号) 1952年(昭和27年)に酒井工作所で製造されたA型ディーゼル機関車。野辺山SLランドでの運行に当たり、赤色に白帯の塗装に変更された。 DL 2号(木曽60号) 1936年(昭和11年)に酒井工作所で製造されたA型ディーゼル機関車。 DL 3号(143号) 1964年(昭和39年)に酒井工作所で製造されたA型ディーゼル機関車。他のDL2両とは異なり関東特殊製鋼から1999年(平成11年)に引き取り。 井笠7号 詳細は「井笠鉄道機関車第4号形蒸気機関車」を参照 閉園後、古河機械金属古河足尾歴史館(栃木県日光市)が譲受保存。
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