SH-Naviシリーズとは? わかりやすく解説

SH-Naviシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:34 UTC 版)

SuperH」の記事における「SH-Naviシリーズ」の解説

車載情報機器向けのSoCSH-Navi(SH7770 400MHz) SH4Aコア採用カーナビ用のグラフィックエンジンとしてPowerVR MBXコア内蔵している。 SH-Navi2(SH7774/SH7775) 画像認識処理回路搭載した「SH-Navi2V」(SH7774)が2006年7月に、独自の2次元/3次元地図描画回路搭載した「SH-Navi2G」(SH7775)が2007年5月製品化された。 SH-Navi3(SH7776 最大周波数533MHz) 65 nm プロセスとなったデュアルコアSH-4A × 2マイコン車載用では世界で初めDDR3 SDRAM対応した2009年1月発表され同年中にサンプル出荷開始NECエレクトロニクスの「NaviEngine」(EMMA Car)への対抗製品と言う面が強かった画像処理エンジンとして自社開発コアの他、次世代PowerVRグラフィックコア「PowerVR SGX」などを搭載し、高度な画像処理能力持っているため、もしルネサスNECエレ統合されず、もし「SH7776」が量産出荷されていればEMMA Car」と十分対抗できるはずだった。SH7776の量産2011年から2012年にかけてと想定されたため、車載マルチコアマイコンのデファクトスタンダードとなりつつある「NaviEngine」への対抗上、グラフィックス処理回路などを持たない汎用品の「SH7786」が2009年からとりあえず」でカーナビ向けに出荷されていたが、SH7776は結局量産されず、SH-Naviはこれが最後製品となったSH-Naviローコスト版である「SH-NaviJ」も存在するSH-NaviJ(SH77721) 2008年9月発表SH-Naviローコスト版。SH7770と比較すると、パッケージ520ピンBGA(33mm×33mm)から440ピンBGA(23mm×23mm)に小型化されている。メモリインタフェースが64ビットバスDDR SDRAMから16ビットバスDDR2 SDRAMへと変更されており、DDR2を1個接続するだけで3Dグラフィックス描画可能なので、カーナビローコスト製造できるSH-NaviJ2(SH7772) 2009年5月発表。SH-Navi1のローコスト版。DDR2 SDRAMメモリインタフェースのバス幅従来16ビット幅から32ビット幅に増強し2画表示に対応。 SH-NaviJ3(SH7777) 2009年10月発表2006年発表ハイエンドSoC「SH-Navi2V/G」のローコスト版。

※この「SH-Naviシリーズ」の解説は、「SuperH」の解説の一部です。
「SH-Naviシリーズ」を含む「SuperH」の記事については、「SuperH」の概要を参照ください。

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