SENSITIVITY ANALYSISとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 工学 > 石油用語 > SENSITIVITY ANALYSISの意味・解説 

感度分析

読み方かんどぶんせき
【英】: sensitivity analysis

経済分野における感度分析とは、経済的事象予測において、それに関係する一つ変数変動したとき、結果がどれだけ変化するかを分析することである。
油・ガス田の開発プロジェクト計画する時点行われるプロジェクト経済性分析フィージビリティ・スタディにおいてはプロジェクト収益性影響を及ぼすいろいろな変動要因パラメーター)、例えば、開発投資額、開発実施スケジュール油・ガス田の生産能力可採埋蔵量坑井生産レート)、将来石油価格操業原価インフレーション率ロイヤルティ課税条件などが、経済性分析基本ケース想定したものと異なる値を取った場合、それに感応してプロジェクト収益性どのように変化するかを示す関数関係を明らかにすることによって、そのプロジェクト内在するリスク程度をあらかじめ知ることができる。例え油・ガス田開プロジェクト実施スケジュール1 年遅れが出れば開発投資額は不変であっても、それによって通常プロジェクト収入の遅れを生じプロジェクト収益性減少する。この減少程度基本ケースのそれに対して)をあらかじめ知ることにより、開発実施スケジュールの遅れのリスク程度予測でき、プロジェクト実施管理データとして使える。感度分析は取り上げパラメーターによって、いろいろなレベル行い得る。例えば、可採埋蔵量そのものいろいろな大きさ仮定して、それにより収益性がどう変化するかを見る場合もあれば、埋蔵量規定する変数油層孔隙率こうげきりつ}、水飽和率層厚など)が変化した場合埋蔵量がどう変化しその結果開発プロジェクト収益性がどう変化するかを見ることもできる油田開発プロジェクトの感度分析の一例を図に示してある。九つパラメーター変化に応じてプロジェクト内部利益率IRR)がどのように変化するかが示されている。

図 変動パラメーター値の変化に対する内部利益率(ROR)の感度

感度分析 (システム分析における)

読み方かんどぶんせき
【英】:sensitivity analysis

重要な要因中に不確実な要因がある場合,これらが全体分析結果にどの程度影響するかを把握するのが, 感度分析である.この場合, これらの不確定な要因パラメーターの値をいくつか設定(例えば,高・中・低などと)し, モデル等によりそれぞれの場合計算する. そして,それらの設定値により分析結果どの位敏感に動くかを検討し,不確定性のある技術的要因等の影響度把握する.


感度分析 (数理計画の)

読み方かんどぶんせき
【英】:sensitivity analysis

数理計画問題において, 目的関数制約関数微小変化させたときの, 最適解最適値の変化, 特に, 微分可能性や, 変化率等の定量的性質調べ問題. 感度分析を通して, ラグランジュ乗数と, 経済学重要な概念であるシャドープライスとの関係が明らかになる. 安定性理論類似の問題取り扱うが, 後者連続性中心に定性的性質調べる.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「SENSITIVITY ANALYSIS」の関連用語

SENSITIVITY ANALYSISのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



SENSITIVITY ANALYSISのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JOGMECJOGMEC
Global Disclaimer(免責事項)
本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、 機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。 また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。 したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。 なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
※Copyright (c) 2024 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation. All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。
日本オペレーションズ・リサーチ学会日本オペレーションズ・リサーチ学会
Copyright (C) 2024 (社)日本オペレーションズ・リサーチ学会 All rights reserved.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS