PD-204Y〜PD-207 「X-1」(本編未登場)
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ATR計画によって誕生した史上初のPLD。プロトタイプのPD-204Yは技術的な問題は多かったものの、その高いテスト結果は軍上層部に可能性を示すには十分なものであった。その13ヵ月後に完成したアップデート版PD-207Yはテストの結果正式採用が決定、X-1と命名された。駆動系には燃料電池を動力とする人工筋肉「PAM(Piezoelectric Artificial Muscle)」が採用されている。装甲は軽量化のため、燃料電池周辺やコックピット以外は薄く、重機関銃の連射を受けると貫通されてしまう程度でしかなかった。武装は両手以外にも背部のパイロンに2つ装備可能。初の実戦配備は2535年の独立戦争勃発直後であり、機甲師団の後方支援部隊であった。その後積極的に改良が進められ、初期型と後期型とでは搭載兵器がかなり異なる。X-1/Bという複座機も存在するが、これは単に「X-1のコックピットブロックを複座型に乗せ変えたもの」という意味しか持たず、シリアルナンバー上はX-1と区別されていないばかりか、ブロックナンバーも単座、複座両方のものが併記されている。頭部の主照準装置の単眼から、地球政府軍兵士からは「サイクロプス」と呼ばれていた。X-1C及びX-1C/Nの部隊配備が軌道に乗って以降、31機のX-1が転換訓練用の練習機PD-207Tに改修された。最終生産数は120機。
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