ニホンザル
ニホンザル
和名:ニホンザル |
学名:Macaca fuscata |
サル目,サル科 |
分布:本州,四国,九州と屋久島(前出の亜種),淡路島および小豆島に分布し,北海道には生息しない。 |
写真(上):ニホンザル成獣 |
写真(下):ニホンザルの被害 |
説明 本種は,ヒトに親しまれている野生動物であり,霊長目のオナガザル科,Macaca属に含まれる。島嶼群のヤクシマザルは亜種(M. c. yakui)として取り扱われている。身体はがっしりし,毛衣はうすい茶褐色,顔面と尻は無毛で赤く,尾は短い。体重は成獣雄で10〜18Kg,雌で8〜10Kgになる。本種はわが国の固有種であり,分布の北限は青森県下北半島,南限は屋久島で,わが国における分布域は広い。基本的な生息空間は森林域にあり,分布はシイ・カシを中心とした暖温帯常緑広葉樹林から,山岳地に広がるミズナラ・ブナの冷温帯落葉広葉樹林までの多くの植生に亘っている。主な被害は農業におけるものであるが,特用林産物のシイタケ,タケノコなどへの食害が顕著になっている。また,最近では林木の梢端部における剥皮・摂食被害も見られ始めている。 |
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