M4 105mm榴弾砲とは? わかりやすく解説

M4 105mm榴弾砲 (戦車砲型)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 10:19 UTC 版)

M101 105mm榴弾砲」の記事における「M4 105mm榴弾砲 (戦車砲型)」の解説

M2A1 105榴弾砲ベース開発され戦車砲であり、M4中戦車搭載するため1942年初め頃に計画された。当初M2A1M4中戦車バリエーション1つであったM4A4砲塔T70砲架を介して搭載され1942年11月には本砲を搭載した試作車M4A4E1が完成している。しかし、搭載されM2A1鎖栓器は、M4中戦車砲塔に対して過大であり、砲弾装填難があることが発覚した加えてそれまで搭載されていた75戦車砲M3よりも重量増えているためバランス悪く地面傾斜30%を超える仰俯角用の安定装置機能しなくなった。これらの問題からM2A1改良計画改め立てられ改良後のM2A1T8よばれた。このT8制式化時期はっきりしていないが、1943年8月頃T8搭載したM4中戦車がM4E5としてアバディーン試験場射撃試験行っており、その後でフォートノックスにて機甲局による試験供されている。少なくとも最初試作車同年2月完成していたとされるT8105榴弾砲M4として制式化された後、1944年2月から1945年6月にかけて本砲を搭載したM4中戦車が計4,680両生産されている。M4榴弾砲搭載したM4中戦車量産型は、空冷星形ガソリンエンジン後期仕様ラージハッチ車体のM4(105)、これをHVSSサスペンション改修したM4(105)HVSS、V型8気筒ガソリンエンジンM4A3(105)、これをHVSSサスペンション改修したM4A3(105)HVSSが存在している。 使用弾はM1榴弾(弾丸重量15kg、全備重量19.1kg)/曳光成炸薬榴弾M67(弾丸重量13.3kg、全備重量16.7kg)/白燐発煙弾M84(弾丸重量15.6kg、全備重量19.9kg)/発煙弾M84(弾丸重量14.9kg、全備重量19kg) 砲口初速はM1を使用した場合は472.4m/s程度であり、最大射程は11.2kmであった。また対戦車用であるM67場合砲口初速381m/sとなり、距離にかかわらず102の垂直装甲板貫通できた。 また、M4榴弾砲M26パーシング搭載したM45突撃戦車試作時の名称はT26E2)が1945年7月185両生産され朝鮮戦争使用された。 詳細は「M4中戦車」および「M26パーシング」を参照 T19 105mm自走榴弾砲 M7B1 105mm自走榴弾砲 M3 105mm榴弾砲 M4(105)HVSS

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