M1931 76mm高射砲とは? わかりやすく解説

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M1931 76mm高射砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/07 07:23 UTC 版)

M1931 76mm高射砲
種類 高射砲
原開発国  ソビエト連邦
運用史
配備先 ソビエト連邦
関連戦争・紛争 第二次世界大戦
開発史
開発者 ラインメタル
製造期間 1932~1940
製造数 3821
諸元
重量

3,750kg(射撃状態)

4,970kg(牽引状態)
要員数 8

口径 76 mm (3.0 in)
仰角 -3° to 82°
旋回角 360°
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M1931 76mm高射砲ロシア語:76-мм зенитная пушка образца 1931 года (3-К))はソビエト連邦高射砲である。

開発はドイツラインメタル社。

概要

本砲のプロトタイプは1930年に既に造られ、同年8月28日にソ連で試験が行われた。

M1931は労農赤軍の眼鏡にかない、ソ連はラインメタル社と契約、その後1932年に開発が完了し、これも試験に合格、制式採用となった。

1938年に本砲をさらに近代化したM1938 76mm高射砲が開発されるまでの間に3800門程が生産されたが、M1938は更に強力な52-K 85mm高射砲が開発された事であまり大量生産がされなかった。

その為冬戦争独ソ戦序盤ではM1931が労農赤軍の主力高射砲であり、フィンランド国防軍包囲戦術ドイツ国防軍の快進撃、ソ連の稚拙な運用も相まって多くが失われた。

装甲列車に車載する計画もあったとされるが詳細は不明。

自走砲化

1933年にM1931をT-26に搭載した自走砲の製作が企図された。

これはSU-6として開発が行われ、48発の砲弾を車載することが可能であった。

1936年3月までに試験を終え、1937年には4輌のSU-6が製作されたが、実戦運用がされたかどうかは不明である。

参考





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