ListSourceHelper

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ListSourceHelper クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

IListSource インターフェイスによって定義されたメンバを実装する際、データ ソース コントロールによって使用されます。このクラスは継承できません。

名前空間: System.Web.UI
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public NotInheritable Class
 ListSourceHelper

Visual Basic (使用法)

静的クラスのメンバは、クラスのインスタンスなしに直接アクセスされます。

C#

public static class ListSourceHelper

C++

public ref class ListSourceHelper abstract
 sealed

J#

public final class ListSourceHelper

JScript

public final class ListSourceHelper

解説

ListSourceHelper クラスは、データ ソース コントロールによる IListSource インターフェイスの実装を容易にするためのユーティリティ クラスです。IDataSource インターフェイスを実装するが、DataSourceControl クラスからの拡張ではないデータ ソース コントロールは、IListSource インターフェイスによって定義されたメソッドを実装する際、静的な ListSourceHelper メソッドを使用できます。DataSourceControl クラスから拡張されたデータ ソース コントロールの場合、これらのメソッド実装を自動的に継承します。

使用例

IListSource メソッドを実装するデータ ソース クラスのデザイン パターンを次のコード例に示します。

Visual Basic

#Region "Implementation of IDataSource"

Public Overridable Function
 GetView(viewName As String) As
 DataSourceView Implements IDataSource.GetView
   If view Is Nothing Then
      view = New SomeDataSourceView(Me)
   End If
   Return view
End Function 'GetView


Public Overridable Function
 GetViewNames() As ICollection Implements
 IDataSource.GetViewNames
   Dim al As New ArrayList(1)
   al.Add(GetView(String.Empty).Name)
   Return CType( al, ICollection)
End Function 'GetViewNames

Event DataSourceChanged As EventHandler Implements
 IDataSource.DataSourceChanged

#End Region

#Region "Implementation of IListSource"

ReadOnly Property ContainsListCollection()
 As Boolean Implements
 IListSource.ContainsListCollection
   Get
      Return ListSourceHelper.ContainsListCollection(Me)
   End Get
End Property


Function GetList() As IList Implements
 IListSource.GetList
   Return ListSourceHelper.GetList(Me)
End Function 'IListSource.GetList

#End Region

C#

#region Implementation of IDataSource

public virtual DataSourceView GetView(string
 viewName) {
    if (null == view) {
        view = new SomeDataSourceView(this);
    }
    return view;
}

public virtual ICollection GetViewNames() {
    ArrayList al = new ArrayList(1);
    al.Add(GetView(String.Empty).Name);
    return al as ICollection;
}

event EventHandler IDataSource.DataSourceChanged {
    add {
        ((IDataSource)this).DataSourceChanged += value;
    }
    remove {
        ((IDataSource)this).DataSourceChanged -= value;
    }
}

#endregion
#region Implementation of IListSource

bool IListSource.ContainsListCollection {
    get {
        return ListSourceHelper.ContainsListCollection(this);
    }
}

IList IListSource.GetList() {
    return ListSourceHelper.GetList(this);
}

#endregion

.NET Framework のセキュリティ

• AspNetHostingPermission  (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)要求値 : LinkDemand; アクセス許可値 : Minimal。
• AspNetHostingPermission  (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)要求値 : InheritanceDemand; アクセス許可値 : Minimal。

継承階層

System.Object
  System.Web.UI.ListSourceHelper

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
ListSourceHelper メンバ
System.Web.UI 名前空間
IListSource
DataSourceControl クラス
DataSourceView クラス

ListSourceHelper メソッド

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	ContainsListCollection	指定されたデータ ソース コントロールが、データ ソース ビュー オブジェクトのコレクションを格納しているかどうかを示します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetList	データ ソース オブジェクトの IList コレクションを取得します。
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)

参照

関連項目

ListSourceHelper クラス
System.Web.UI 名前空間
IListSource
DataSourceControl クラス
DataSourceView クラス

ListSourceHelper メンバ

IListSource インターフェイスによって定義されたメンバを実装する際、データ ソース コントロールによって使用されます。このクラスは継承できません。

ListSourceHelper データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	ContainsListCollection	指定されたデータ ソース コントロールが、データ ソース ビュー オブジェクトのコレクションを格納しているかどうかを示します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetList	データ ソース オブジェクトの IList コレクションを取得します。
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)

参照

関連項目

ListSourceHelper クラス
System.Web.UI 名前空間
IListSource
DataSourceControl クラス
DataSourceView クラス