Jehan Alain

ピティナ・ピアノ作曲家事典

アラン

【英】：Alain, Jehan

[フランス]  1911～1940

2006年7月 執筆者： 横田　敬

フランスのオルガニスト、作曲家。パリ音楽院ではG．コサード、P．デュカス<、ロジェ＝デュカス、M．デュプレに師事している。即興演奏を得意とし、メゾン＝ラフィットの教会オルガニストを務めていた。不幸にも第二次世界大戦中に戦死し、その才能が惜しまれた。
作品は1929～39年の間に作曲されたオルガン曲、ピアノ曲、ミサ曲など93曲が残されているが、いずれもきわめて私的な色合いの強いものである。オルガン曲については、妹であり、国際的に活躍するオルガニストであるマリ＝クレール・アランの演奏により広く知られることとなった。

ピアノ独奏曲

  [ピアノ独奏曲]

コラール《主よ、永久の平和を与えたまえ》／Choral "Seigneur, donne-nous la paix éternelle" 1930

響きのエチュード／Étude de sonorité 1930

しなやかな銀の輪／Un cercle d’argent souple 1932

幸いなことに、代母は娘を立派に育て上げた／Heureusement, la bonne fée sa marraine y mit bon ordre 1931

日本神話／Mythologies japonaises 1932

ロマンス／Romance 1932

夜想曲／Nocturne 1935

易しい組曲／Suite facile 1938

主題と変奏／Thème varié 1930

エッチェ・アンチルラ・ドミニ（見よ、主のはしためを）／Ecce ancilla Domini 1930

二全音符上のエチュード／Étude sur les doubles notes 1930

トーゴ／Togo 1929

小窓から注ぐ月光／Lumière qui tombe d’un vasistas 1931

原始林でトランペットを吹いていた男の物語／Histoire d’un homme qui jouait de la trompette dans la forêt vierge 1935?

前奏曲／Prélude 1936

一日中雨でしょう／Il pleuvra toute la journée 1932

４音の主題に基づくエチュード／Étude sur un thème de quatre notes 1929

小さなラプソディー／Petite Rhapsodie 1931

ヴィヨンの絞首刑者たちのバラードから取り残された夢の中で／Dans le rêve laissé par la Ballade des pendus de Villon 1931

タラス・ブールバ（隊長ブーリバ）、エンケラドゥス、イカロスなど／Tarass Boulba, Encelade, Icare, etc. 1936

曲集・小品集  [ピアノ独奏曲]

10の小品／Dix pièces 1929-31

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ジャン・アラン

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ジャン・アラン（Jehan Alain, 1911年2月3日 サン＝ジェルマン＝アン＝レー - 1940年6月20日 ソミュール）はフランスのオルガニスト・作曲家。実名ジャン＝アリスト・アラン（Jehan-Ariste Alain）。第二次世界大戦に従軍して戦死した。オルガン曲や管弦楽曲など数々の楽曲は、20世紀音楽の中でも独創的な音楽作品に数えられている。