JMS 10K-5【JMS 10K-5】(きのこ類)
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登録番号 | 第4229号 |
登録年月日 | 1994年 12月 26日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | JMS 10K-5 よみ:JMS 10K-5 |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 森産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 群馬県桐生市西久方町一丁目2番23号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 福井陸夫 稲田稔 鈴木基 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者の保存菌(静岡県産野生種)と「JMS 9K-3」を交配して育成されたものであり,小型,中肉の菌床栽培向きの低中温性品種である。 菌傘の形は円形,平形,大きさは小,色は茶褐色,肉の厚さ及び質は普通である。鱗被の付着部位は周縁,大きさは小,色は無色である。菌褶の並び方は正常,幅は狭,色は白色,密度は密,形は1型である。菌柄は有色,長さは短,太さは普通,菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は1.5~2.0である。走り子発生までの期間は12~15か月,発生最盛期までの期間は18~24か月,子実体の発生温度は10~15℃,発生時期は春秋型である。乾物率は10~15%,子実体1個当たりの平均乾重は2.5~3.0gである。 「明治904」と比較して,走り子発生までの期間が長いこと,菌傘の色が茶褐色であること等で,「JMS 7L-5」と比較して,走り子発生までの期間が長いこと,菌傘の大きさが小さいこと,菌傘の色が茶褐色であること等で区別性が認められる。なお,「明治904」,「JMS 7L-5」,「森121号」,「北研600号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の施設(栃木県宇都宮市)において,昭和61年に出願者の保存菌(静岡県産野生種)と「JMS 9K-3」を交配し,得られた菌株の中から選抜し,63年から平成3年にかけて栽培試験を行い,諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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