JM5【JM5】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8224号 |
登録年月日 | 2000年 7月 31日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | JM5 よみ:JM5 |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田義雄、土屋七郎、副島淳一、定盛昌助、羽生田忠敬、真田哲朗、樫村芳記、増田哲男、別所英男、小森貞男、伊藤祐司、阿部和幸、古藤田信博 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「マルバカイドウ(セイシ)」に「M9」を交配して育成されたもので,樹姿が開張,枝梢の太さが細,葉の大きさが中,果重が極小で栄養繁殖の難易が中の台木用品種である。樹姿は開帳,樹の大きさは小, 樹勢は弱である。枝梢の太さは細,節間長は中,皮目の大きさは大,多少は中である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上,えき花芽の着生は多である。葉身の形は中間,大きさ(葉身の長さ)は中,葉色は濃緑,たく葉の形は長円,長さは長,葉柄の長さは短,太さは中である。花の大きさは小,花色(蕾の色)は濃桃,花弁の形は長円,やくの色は濃黄である。果実の外観は扁円,王冠は弱,がくの開閉は閉,がくあの深さは浅,広さは中,こうあの深さは浅,広さは広,果実の大きさは極小,果皮の地色は黄緑,果皮を被う色は黄,被う色の型は縞不明,さびの量は無~僅か,さび状果点は無,果点の大きさは小,密度は低,スカーフスキンは無,果皮のろう質は中,粗滑の程度は滑である。果梗の長さは長,太さは細,肉こうの有無は無である。果心の形は短円,大きさは中,果肉の色は黄,果肉の褐色化は強,硬さは中,きめは粗,蜜の多少は無~僅か,甘味は中, 酸味は強, 渋味は有,香気は少,果汁の多少は中である。種子の形は倒卵,大きさは小である。発芽期は早,開花期は中, 成熟期は中で育成地(岩手県盛岡市)では10月上中旬である。挿し木による栄養繁殖の難易は中, 接木後の樹勢は極矮性である。「JM1」と比較して,枝梢が細いこと,えき花芽の着生が多いこと,花が小さいこと等で,「JM7」と比較して,枝梢が細いこと,えき花芽の着生が多いこと,花が小さいこと,さび状果点が無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和47年に農林省園芸試験場盛岡支場(現農林水産省果樹試験場リン ゴ支場(岩手県盛岡市))において,「マルバカイドウ(セイシ)」に「M9」を交配し, 翌年は種,59年に選抜,60年から「リンゴ台木盛岡5号」の系統名で系統適応性検 定試験を行い,平成9年に最終選抜して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「リンゴ台木盛岡5号」であった。 |
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