IBM 2314/2319
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「IBMのディスク記憶装置」の記事における「IBM 2314/2319」の解説
IBM 2314ディスクアクセス記憶装置(IBM 2314 Disk Access Storage Facility)は1965年4月22日に発表されたSystem/360の1年後に発表された。System/360およびSystem/370ラインと共に使用された。IBM 2314のディスクアクセスメカニズムはIBM 2311に似ていたが記録方法を改良することによりデータ密度はより高くなった。また、IBM 2314はIBM 1316と設計が似ており、共に2917万6000文字(1つのトラック当たり200×20×7294バイト)の保存が可能であった。1965年4月22日に発表されたモデル1はIBM 2314コントロールユニット、IBM 2312シングルドライブモジュール、2つのIBM 2313フォードライブモジュールから構成された。9つのうち、8つのドライブが常時利用可能であり、残りのドライブはスペアであった。また、外観から「ピザ・オーブン」という愛称を付けられた。 IBM 2314モデルAシリーズ - IBM 2312、IBM 2313、IBM 2318ディスク記憶装置をIBM 2314に追加することで拡張することが可能であった。また、System/370モデル135から195及びSystem/360モデル30から195に直接アクセス記憶を提供し、1から9のストレージモジュールを提供した。 IBM 2314モデルBシリーズ - System/370及び、System/360モデル30から195(モデル44を除く)に低価格のダイレクトアクセスストレージを提供した。 IBM 2314 DASF-Bシリーズ - IBM 2314ストレージコントロールモデルB1とIBM 2319ディスク記憶装置モデルB1とB2の組み合わせから構成された。 IBM 2312ディスク記憶装置(IBM 2312 Disk Storage)はディスク記憶装置を機器に追加することで2,917万バイトの記憶領域を追加できた。 IBM 2313ディスク記憶装置(IBM 2313 Disk Storage)は4つのディスク記憶装置を機器に追加することで5835万バイトの記憶領域を追加できた。 IBM 2316ディスクパック(IBM 2316 Disk Pack)は直径14インチ(360mm)のディスクが11枚、記録面が20面あり、2917万6000文字の保存が可能であった。ドライブアクセスは20のヘッドが搭載されたアクチュエータにより行なわれ、ヘッドは油圧式および機械式で動くアクチュエータによってアクセスするトラックに移動させられた。記録面にはそれぞれ200トラックあり、初期のアクセスタイムはIBM 2311と同様であったが、後のモデルでは油圧アクチュエータの改良により速くなりデータ転送率は310KB/秒と2倍になった。 IBM 2318ディスク記憶装置(IBM 2318 Disk Storage)は2つのディスク記憶装置を機器に追加することで1億1670万バイトの記憶領域を追加できた。 IBM 2319ディスク記憶装置(IBM 2319 Disk Storage)はディスク・ストレージ・モジュールを含む装置であり、平均アクセス時間は60ms、データレートは312,000バイトであった。また、IBM 2319モデルB1、B2では、記憶媒体としてIBM 2316ディスクパックを使用していた。
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