IBM 2321
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「IBMのディスク記憶装置」の記事における「IBM 2321」の解説
IBM 2321 データ・セル(IBM 2321 Data Cell)は1964年4月にIBM System/360のコンポーネントの一つとして発表された。IBM 2321は最大10個のリムーバブルで交換可能なデータ・セルを収容した。データ・セルはそれぞれ200枚の小さな磁気テープ片を含んでおり、基礎的な記録媒体であった。400MBまたは800MBの記憶容量があり、3GB以上の容量も許可し、IBM 2841に8つまでIBM 2321を付けることができた。また、データ・セルは23Lの潤滑油を必要とする装置であった。但し、ビンを抜き取って読み込んではビンを返すような事に対しては対応できなかった。 IBM System/360のオペレーティング・システムであるOS/360は直接アクセス記憶装置として、最初のバイトが0であるOBBSCH(16進)形式のアドレスを求め、残りはビンやストリップ、シリンダやヘッダに書き込んだ。 リムーバブルの磁気片は柔かく、ラザーニア・ヌードルに似ていた為、「ヌードル・ピッカー」(noodle picker、ヌードルを摘むもの)とも呼ばれていた。
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