GSF1200/S / S-ABS・バンディット1200 / S
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/19 13:36 UTC 版)
「スズキ・バンディット」の記事における「GSF1200/S / S-ABS・バンディット1200 / S」の解説
GSF1200は1995年に発売された。低回転域のトルクの重厚さを売りにした車両であり、4000回転で最大トルクを発揮する強力なエンジンを搭載している。日本国外ではBandit1200の車名で輸出されていた。国内ではモデルチェンジとして発売されたイナズマ1200を挟み、2000年に再びモデルチェンジを受けてバンディット1200として発売されることになった。なお共に型番「S」のハーフカウル仕様もある。また、GSF1200Sには、二輪車には当時珍しかったABS搭載車種も存在した。 当車には白バイ仕様(形式はBC-GV75C、車名もバンディットではなくGSF1200P)も存在しており、ハーフカウル仕様のGSF1200SのABS仕様をベースモデルとして、専用カウル、速度取締メーター、SMPスイッチ、サイレン、パトライトの取り付けやサイドパニアケース、大型エンジンガード、大出力オルタネーター、警察無線用機材などの専用部品の装着が行われている。2004年の千葉県警察を皮切りとして、警視庁を中心に各道府県警においても、旧型のVFR750P(RC35)の置き換えとして導入が進んでいる。都道府県によっては導入数は現在[いつ?]の主力車種であるVFR800P(RC49)に並ぶほどとなっている。 なおスズキは2004年8月6日に国土交通大臣へ対しGSF1200Pのリコールの届出を行っている。リコール内容はスピードセンサーパネル圧入不良。 2000年3月発売形式 BC-GV77A フレームナンバー GV77A-100001~ 機種番号 GSF1200Y(ネイキッド) / GSF1200SY(ハーフカウル) カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / ダークスペースブルー(Y7H) 2001年11月発売形式 BC-GV77A フレームナンバー GV77A-101226~ 機種番号 GSF1200SK2 カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / ダークスペースブルー(Y7H) 2003年2月発売形式 BC-GV77A フレームナンバー GV77A-101630~ 機種番号 GSF1200SK3 カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / パールディープシーブルー(YAR) 2003年10月発売形式 BC-GV77A フレームナンバー GV77A-101859~ 機種番号 GSF1200SK4 カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) / パールディープシーブルー(YAR) 2004年7月発売形式 BC-GV77A フレームナンバー GV77A-102101~ 機種番号 GSF1200SK5 カラー ソニックシルバーメタリック(YD8) 2005年1月発売形式 BC-GV77A フレームナンバー GV77A-102284~ 機種番号 GSF1200ZK5 カラー グラススプラッシュホワイト/パールスズキディープブルー(LR5) 2006年3月発売形式 BC-GV79A フレームナンバー GV79A-100001~ 機種番号 GSF1200K6/SK6 カラー パールネブラーブラック(YAY) / キャンディインディブルー(LR5) 2006年9月発売形式 BC-GV79A フレームナンバー GV79A-100626~(SAK6) / GV79A-100636~(AK6) 機種番号 GSF1200AK6/SAK6 カラー パールネブラーブラック(4CX) 2006年にフルモデルチェンジを行ない、全体的に扱いやすさを優先させたデザインとなり、「S」については風防のデザインが大幅に変更された。なお9月に「油冷エンジンを搭載した最終モデル」と公式発表した油冷ファイナルエディション(GSX1400も同様の特別仕様車をイギリスに導入している。ただし日本には導入されていない)を発売している。これはEUの排ガス規制であるユーロ3に油冷エンジンが適合できなくなったためだと言われている。専用装備としてABS、金色のホイール、専用エンブレムが奢られている。
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