Doblhoff WNF 342とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Doblhoff WNF 342の意味・解説 

WNF 342 (航空機)

(Doblhoff WNF 342 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/18 17:33 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ドブルホフ WNF 342

  • 用途:実験ヘリコプター
  • 設計者:フリードリヒ・フォン・ドブルホフ(Frederich von Doblhoff)
  • 製造者:ウィーナー・ノイシュタット航空(Wiener-Neustadter Flugzeugwerke)
  • 初飛行1943年
  • 生産数:3機

ドブルホフ WNF 342Doblhoff WNF 342)は、チップジェットを使用したローター駆動方式で離着陸を成功させた初のヘリコプターである。

開発

WNF-342は、小型艦船やUボートから運用できる偵察用機材を要求するドイツ海軍向けに設計された[1]

通常のレシプロエンジンが小径の推進式プロペラ(方向舵への後流を発生する)、ローターヘッドと中空のローターブレードを通じてローター先端にある燃焼室へ空気(燃料と混合されて)を供給するエアコンプレッサーの双方を駆動していた。

派生型

V1/V2:最初の型の試作機のV1号機は出力60馬力 (45 kW)、V2号機は出力90馬力 (67 kW)のヴァルター・ミクロン製エンジンを搭載していた。1943年に初飛行し[2]、V4号機と共にツェル・アム・ゼーにて連合国軍により鹵獲[1]

V3:より大径のローターを持つ2番目の型の試作機。試験飛行中に墜落。

V4:製作された最後の機体は新しいコレクティブピッチ制御とサイクリック制御を備えた[要説明]複座型であった。25時間の試験飛行を行った後で米軍に鹵獲され[3]1945年7月19日にラスティ作戦の一環として空母リーパーに船積みされて米国へ送られた[2]

現存機

要目

(V4) Illustrated Encyclopedia of Aircraft[2]

  • 乗員:2名
  • 全長:
  • 全幅:
  • 全高:
  • 主ローター直径:10.00 m (32 ft 9¾ in)
  • 主ローター回転面積:78.54 m2 (845.42 ft2)
  • 空虚重量:430 kg (948 lb)
  • 全備重量:640 kg (1411 lb)
  • 最大離陸重量:
  • エンジン:1 × BMW-ブラモ Sh 14A 空冷星型エンジン、104 kW (140 hp)
  • 最高速度:48 km/h (30 mph)
  • 巡航速度:
  • 航続距離:
  • 巡航高度:
  • 上昇率:

関連項目

出典

  1. ^ Doblhoff”. Hubschrauber Museum. 2009年8月15日閲覧。
  2. ^ a b Orbis 1985, pp. 1454–1455
  3. ^ Apostolo, Giorgio. The Illustrated Encyclopedia of Helicopters, pp. 18, 126. Bonanza Books, New York, 1984. ISBN 0-517-43935-2.



「Doblhoff WNF 342」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Doblhoff WNF 342」の関連用語

Doblhoff WNF 342のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Doblhoff WNF 342のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのWNF 342 (航空機) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS