David_Attenboroughとは? わかりやすく解説

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デイビッド・アッテンボロー

(David_Attenborough から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/21 03:22 UTC 版)

Sir

デイビッド・アッテンボロー
David Attenborough

デイビッド・アッテンボロー(2015)
生誕 David Frederick Attenborough
(1926-05-08) 1926年5月8日(99歳)
イギリス ロンドンハウンズロー区
職業
活動期間 1951年 - 現在
肩書き Controller of BBC2 (1965–1969)
President of the Royal Society for Nature Conservation (1991–1996)
配偶者
Jane Ebsworth Oriel
(結婚 1950年、死別 1997年)
子供 2
  • Frederick Attenborough(父)
  • Mary Clegg(母)
親戚
  • リチャード・アッテンボロー (兄)
  • John Attenborough (brother)
  • Sheila Sim (sister-in-law)
  • Michael Attenborough (nephew)
  • Jane Attenborough (niece)
  • Charlotte Attenborough (niece)
  • Tom Attenborough (great-nephew)
  • Will Attenborough (great-nephew)
受賞
  • Cherry Kearton Medal and Award (1972)
  • BAFTA Fellowship (1980)
  • Kalinga Prize (1981)
  • Knight Bachelor (1985)
  • Kew International Medal (1996)[1]
  • International Cosmos Prize (2000)
  • RSPB Medal (2000)
  • Michael Faraday Prize (2003)
  • José Vasconcelos World Award of Education (2004)
  • Descartes Prize (2004)
  • Nierenberg Prize (2005)
  • Princess of Asturias Award (2009)
  • Fonseca Prize (2010)
署名
デイビッド・アッテンボロー

サー・デイビッド・アッテンボローSir David Attenborough. [ˈætənbərə]OM, CH, CVO, CBE, FRS1926年5月8日 - )は、イギリス動物学者、植物学者、プロデューサー作家ナレーターデイヴィッド・アッテンバラなどの表記もある。ロンドン出身。兄は映画監督リチャード・アッテンボロー

略歴

父が学長を務めていたレスター大学のカレッジハウスで、3人兄弟(兄:リチャード、弟:ジョン(アルファロメオ幹部))の2番目として育つ。第二次世界大戦中、両親はユダヤ難民の少女をヨーロッパから養子として受け入れる。

レスターWyggeston Grammar School for Boysを卒業後、ケンブリッジ大学クレア・カレッジ奨学生として、自然科学動物学)の学位を取得。

1950年、ジェイン・エリザベス・エブスワース・オリエル(Jane Elizabeth Ebsworth Oriel)と結婚する。結婚生活は、彼女が亡くなる1997年まで続いた。ジェインとの間に2子(ロバート、スーザン)がいる。

ロンドン大学出版会の科学編集助手を経て、1952年にプロデューサーとして英国BBCに入社する。1960年代前半にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス大学院に進学したためにBBCを離れるが、修士号取得後BBCに復職し、1965年にはBBC第2チャンネル局長に任命される。

世界各地で野生生物、民俗学関係のドキュメンタリー製作を手がける。1972年からフリーとなり、BBCの自然班とともに動物植物昆虫無脊椎動物などのドキュメンタリー製作を続けている。

栄誉・受賞

1981年ユネスコから科学普及の功績に対してカリンガ賞を受賞。1983年王立協会フェロー選出。1985年に叙勲。同年、王立地理学会から金メダル(創立者メダル)を授与された[2]。1990年にベンジャミン・フランクリン・メダル、2000年にコスモス国際賞受賞。

2008年オーストラリアで化石が発見された「世界最古の胎生生物」である古代魚類が、彼にちなんでMaterpiscis attenboroughi (マテルピスキス・アッテンボローイ)と名付けられた[3]

2009年フィリピンパラワン州のビクトリア山で発見された、げっ歯類をも捕らえるほど巨大な新種のウツボカズラが、彼にちなんで「ネペンテス・アッテンボロギ」と名付けられた[4]

2016年英国自然環境研究会議英語版(NERC)の新しい極地調査船が彼にちなんでRoyal Research Ship (RRS) Sir David Attenborough と命名されることになった。公募に基づく命名であり、「RRS David Attenborough」は人気4位の名称だった[5]

2021年、BBCのテレビ番組「Winterwatch」のクルーがカビに覆われたクモを洞窟で発見、新種の寄生カビであることが判明し、彼にちなんでGibellula attenboroughiiと命名された。[6]

映像作品

映画

題名 役割 備考
2008 アース
Earth
脚本 ドキュメンタリー映画
2011 フローズンプラネット:薄氷の世界
Frozen Planet: On Thin Ice
出演 短編映画
2015 アッテンボロー 極楽鳥の世界
Attenborough's Paradise Birds
監督 ドキュメンタリー映画
2016 プラスチックの海
A Plastic Ocean
出演
2019 私たちの地球 - メイキング
Our Planet: Behind the Scenes
2020 デヴィッド・アッテンボロー:地球に暮らす生命
David Attenborough A Life on Our Planet
2021 その年、地球が変わった
The Year Earth Changed
ナレーション
地球の限界:"私たちの地球"の科学
Breaking Boundaries: The Science of Our Planet
2024 オランウータンの知られざる暮らし
Secret Lives of Orangutans
出演

テレビシリーズ

題名 役割 備考
2021 デヴィッド・アッテンボロー: 生命の彩り
Life in Color with David Attenborough
出演 Netflixリミテッドシリーズ
2023 OUR PLANET 私たちの地球
Our Plane II
Netflixシリーズ
2024 デヴィッド・アッテンボロー:知られざる"音"の世界
Secret World of Sound with David Attenborough

邦訳された著作

  • 生きものたちの地球 天野隆司, 野中浩一翻訳 日本放送出版協会 (翻訳) 1985/9
  • 地球の生きものたち 日高敏隆訳 早川書房 1997/12
  • 図説 地中海物語―楽園の誕生 橋爪 若子(翻訳) 東洋書林 1997/12
  • 植物の私生活 山と渓谷社 1998/3/1
  • 鳥たちの私生活 浜口哲一, 高橋満彦 (翻訳) 山と渓谷社 2000/7/1
  • すごい博物画 歴史を作った大航海時代のアーティストたち 笹山裕子 (翻訳) グラフィック社 2017/9/8
  • 地球の生きものたち〔決定版〕 日高敏隆 (翻訳), 今泉吉晴 (翻訳), 羽田節子 (翻訳), 樋口広芳 (翻訳) 早川書房 2019/9/19
  • アッテンボロー 生命・地球・未来―私の目撃証言と持続可能な世界へのヴィジョン 黒輪篤嗣 (翻訳) 東洋経済新報社 2022/12/9   

脚注

  1. ^ Ethiopia's Prof. Sebsebe Demissew awarded prestigious Kew International Medal”. Kew.org. 2018年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月16日閲覧。
  2. ^ Medals and Awards, Gold Medal Recipients” (PDF). Royal Geographical Society. 2014年4月2日閲覧。
  3. ^ 胎生の起源、へその緒を持つ魚の化石を発見
  4. ^ Giant rat-eating nepenthes plant named after David Attenborough
  5. ^ £200m polar research ship named in honour of Sir David Attenborough”. Natural Environment Research Council (2016年5月6日). 2016年5月7日閲覧。
  6. ^ クモをマインドコントロールし「ゾンビ化」させる新種の寄生カビが洞窟の天井で発見される - GIGAZINE”. gigazine.net (2025年2月10日). 2025年2月10日閲覧。

外部リンク


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