Dance & Scream
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/07 05:29 UTC 版)
『Dance & Scream』 | ||||
---|---|---|---|---|
Fear, and Loathing in Las Vegas の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
レーベル | バップ | |||
チャート最高順位 | ||||
Fear, and Loathing in Las Vegas アルバム 年表 | ||||
|
||||
『Dance & Scream』収録のシングル | ||||
|
||||
ミュージックビデオ | ||||
「Burn the Disco Floor with Your "2-step"!!」Short.ver - YouTube 「Hey Girl!! Why Not Party Like a Bitch!?」Short.ver - YouTube 「Stray in Chaos」 - YouTube 「Love at Fisrt Sight」 - YouTube 「My Dear Lady, Will You Dance With Me Tonight?」Short.ver - YouTube |
『Dance & Scream』(ダンス・アンド・スクリーム)は、2010年11月24日に発売された、Fear, and Loathing in Las Vegasの1枚目のフルアルバムである。
概要
メジャーレーベルであるVAPから発売されたデビューアルバム。CDショップチェーンのタワーレコードで限定発売(VPCP-81685)された。収録曲の約半分は自主製作盤の再録であり、再録にあたってフレーズのキレを増そうと心掛けたという[2]。
『Dance & Scream』というアルバム名について、Tomonori曰く「バンド名長ったらしいし、アルバムの名前ぐらいシンプルにいこうぜってメンバー全員でなりましたね[3]」とのこと。
アルバムの出来について、Sxunは「最後の最後まで不安はあったんですけど、曲が揃ってみて、すごい納得のいくものが出来たなと思ってます[3]」、Soは「僕らに出来る最高の11曲が出来たと思うんで、ほんとに満足感があります[3]」、Tomonoriは「妥協なくできたんでよかったです![3]」とコメントしている。
長らくストリーミング配信が行われていなかったが、2021年6月にストリーミング配信が開始され、それを記念したライブも行われれる予定である。
楽曲制作
基本的にはSxunとMinamiがメロディやキーボードのフレーズを制作し、それをもとにして6人全員で広げていくという形で作曲が行われた。その際に意見を言うのはTomonoriとSxunであり、他の4人がそれに対して意見を言う形で制作が進められたという[3]。
Sxunは「長期的な目標とか、目の前にあることを一個一個頑張ってきたっていう感じなんで、周りから見えてるのと、自分らの心境はちょっと違うなっていうのはありますね。なんだかんだいろいろ、しんどい想いもしたし、頑張った部分もあったんで、今となってはうまくいったなって感じ[3]」だったと語る。
曲作りにはかなり苦労したらしく、Sxunは「実は全然スムーズじゃなくて、実際みんなで話し合いをしたり、結構いろんな問題が起きてたんで、妥協一切なしで、みんなでずっと話し合って必死にやってましたね。色々と苦労とか葛藤とかありましたけど、それでも全部クリアにした状態でこの1枚を出せましたね[3]」とも語っている。
評価
タワーレコードオンラインにて、ライターの有島博志は本作を「今絶対に聴くべき作品だ。日本のロックだ、洋楽ロックだ、というような〈分け隔て〉をコレッぽっちも感じさせない、とてもcoolな一作だ[4]」と、粟野竜二は「2010年最大級の衝撃作」とした上で、「相反する要素をカオティックに撒き散らすのではなく、圧倒的なスピード感と耳馴染みの良いメロディーでまとめ上げるセンスとテクニックは、見事と言うほかない[5]」と、金子厚武は「ドラマティックなシンセに高速で刻むメタリックなギターとツーバス、オートチューン使いのキャッチーな歌、そしてまだ線の細さを感じさせるデス声ヴォーカルが生み出す、異形かつタイトル通りにハイテンションなミクスチャーだ。いちばん近いのはエンター・シカリだと思うんだけど、カオスっぷりはこっちのほうが格段に上[6]」とそれぞれ評した。
また激ロック代表の村岡俊介は、「エレクトロ+スクリーモ=エレクトリーモをベースにしているのは間違いないが、それにとどまらず、ずば抜けたキャッチーなメロディはメイン・ストリームなメジャー感を備えており、最先端のエクストリーム・メタル・フリークからJ-POP、J-ROCKファンまで幅広いファン層を取り込むポテンシャルを存分に感じる作品[7]」と本作を評した。
収録曲
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「Burn the Disco Floor with Your "2-step"!!」 | |
2. | 「Hey Girl!! Why Not Party Like a Bitch!?」 | |
3. | 「Stray in Chaos」 | |
4. | 「Love at First Sight」 | |
5. | 「Take Me Out!!」 | |
6. | 「interlude」 | |
7. | 「My Dear Lady, Will You Dance With Me Tonight?」 | |
8. | 「Because You Are Here」 | |
9. | 「Solitude X'mas」 | |
10. | 「Beyond the End」 | |
11. | 「Twilight」 | |
合計時間:
|
曲解説
- Burn the Disco Floor with Your "2-step"!!
- 自主製作盤の再録曲。再録にあたってイントロ部分を大幅にカットしている。これについて、Sxunは「裏切りたかったんですよ。ライヴでも最後に「Burn The Disco~」をやってますが、あれやったら盛り上がるっていうか、一般的に聴きやすい曲だと思いますし、でもそれに頼ってると思われたくなかったんで。それでいきなりアルバム1曲目で、あのイントロもなく歌から入って、“いきなりこれやっちゃうの、じゃあ次どの曲が主力なの?”って思わせるようなアルバムにしたかったっていうのはありますね[3]」と語っている。
- ただ、Tomonoriはカットされたイントロ部分について、「あのイントロはイントロですげぇいいと思いますけどね。俺も入れたいと思ったんですけど今回は歌始まりでいこうと思って[3]」と述べている。
- Hey Girl!! Why Not Party Like a Bitch!?
- 自主製作盤の再録曲。
- Stray in Chaos
- ミュージック・ビデオが制作された。
- Tomonori曰く、「ほんと好きなものをごちゃごちゃ、カオスにしてその上で曲を作った」という[8]。
- Love at First Sight
- ミュージック・ビデオが制作された。また、スペースシャワーTVの2010年12月度POWER PUSH!に選ばれた。
- Sxunがメロディー、Minamiがキーボードのオケ、Tomonoriが構成という曲作りメインの3人で作成した楽曲。Sxunがつくってきたメロディーが基盤になっている。Tomonori曰く、自然と流れができていく上でそれでもほかのバンドと違うような違和感を出したいとおもって制作し、とにかく踊れる曲にしたかったという[8]。
- Take Me Out!!
- 自主製作ダブルA面シングル収録曲。
- interlude
- My Dear Lady, Will You Dance With Me Tonight?
- 自主製作盤の再録曲。
- Because You Are Here
- Solitude X'mas
- Beyond the End
- Twilight
- 自主製作ダブルA面シングル収録曲。
タイアップ
Love at First Sight
- アーケードゲーム『jubeat copious』
Take Me Out!!
- 日本テレビ系バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』内企画「ゴチになります!12・16」挿入曲
演奏
- So : Vocal
- Minami : Vocal, Keyboard
- Sxun : Guitar
- Taiki : Guitar
- Mashu : Bass Guitar
- Tomonori : Drums
脚注
- ^ a b Fear,and Loathing in Las Vegasのランキング情報 - オリコン、2022年11月28日。(ウェブ魚拓のキャッシュ)
- ^ Department, Gekirock Editorial. “Fear, and Loathing in Las Vegas| 激ロック インタビュー”. 激ロック ラウドロック・ポータル. 2021年7月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i Department, Gekirock Editorial. “Fear, and Loathing in Las Vegas| 激ロック インタビュー”. 激ロック ラウドロック・ポータル. 2021年1月8日閲覧。
- ^ “Fear, and Loathing in Las Vegas 『Dance & Scream』 - TOWER RECORDS ONLINE”. tower.jp. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “タワレコ限定リリースとなった初のフル・アルバム! その全貌とは? - TOWER RECORDS ONLINE”. tower.jp. 2021年7月4日閲覧。
- ^ “Fear, and Loathing in Las Vegas/Dance & Scream<タワーレコード限定>”. tower.jp. 2021年7月4日閲覧。
- ^ Department, Gekirock Editorial. “Dance & Scream / Fear, and Loathing in Las Vegas”. 激ロックディスクレビュー. 2021年7月4日閲覧。
- ^ a b “スペースシャワーTV | レコメンドアーティスト - Love at First Sight / Fear, and Loathing in Las Vegas”. スペースシャワーTV. 2021年7月4日閲覧。
「Dance & Scream」の例文・使い方・用例・文例
- 松山市にある愛媛大学のダンス部「Dance AZ」はダンスの全国大会で入賞の常連だ。
- Dance AZは20年前に始められた。
- その時,牛山教授はすぐに,輸入された数種のダンスを自分のスタイルで融合させ,その後ずっとDance AZの活動を推進してきた。
- こんなに遅くにお邪魔してご迷惑でなければいいのですが⑩出港するセックスする
- ケイジャン、R&B、ジャズ、ゴスペルとともにザイデーコも演奏された。
- M&Aブティックに会社の売却を相談します。
- M&A銘柄を取引する
- コングロマリット型M&Aとは、二つの異なる産業や地域の間の企業合併である。
- M&Aはバイヤーズ・バリューがセラーズ・バリューを上回っていなければ成立しない。
- マネジメントバイアウト(MBO)は一種のM&Aだ。
- 積極的なM&A投資家は、ファンドのハンズオフアプローチにしばしば不満を抱いている。
- しばしばM&A業界にては、「資金調達」よりも相手を見つける「ファインディング」のほうが困難と言われる。
- 今日のファッション産業には、ザラ、H&M、ユニクロなど世界をリードする多国籍小売業者が含まれる。
- 我々は、B社を救済型M&Aで吸収合併し、会社再建を行う。
- 今日我々は、売り手企業と、M&Aの契約締結に向けた最終契約書の内容確認を行います。
- 会社はM&Aで急激に拡大することが可能だ。
- 英国のM&A取引のほとんどは買収と合併に関するシティコードによって管理されている。
- ABC社はM&A計画の準備として、マーケットアプローチを使ってEGF社の評価を行った。
- 企業の取締役がM&Aのメリットを考える場合、注目するのがレガシーコストやその他の長期負債である。
- M&Aに関する財務デューデリジェンスの実施においては、目標となる企業に関係した財務上および会計上のリスクを特定することが非常に重要である。
- Dance & Screamのページへのリンク