D&Dの25周年
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1999年は最初のダンジョンズ&ドラゴンズ・ルールが出版されてから25年目の年であり、WotCは20年前の最もよく知られたグレイホークのモジュールを想起させ、郷愁を感じさせる一連の「リターン・トゥ・○○」冒険をD&Dの25周年の旗印の下に生産することにより、年長のゲーム愛好家達がグレイホークに戻るように誘惑しようと努めた。 リターン・トゥ・ザ・トゥーム・オブ・ホラーズ(英語版)(ブルース・コーデル) ゲイリー・ガイギャックスのS1 トゥーム・オブ・ホラーズの再版で、かなりの拡張が加えられた。 リターン・トゥ・ザ・キープ・オン・ザ・ボーダーランズ(英語版)(ジョン・D・ラトリフ(英語版)) 1979年のゲイリー・ガイギャックスのモジュールB2 ザ・キープ・オン・ザ・ボーダーランズを取り上げ、元のモジュールが出版されてから経過した20年を、ゲーム内でも同じだけの時間が経過したものとして、新たなモンスターを配置した。本来のモジュールはセッティングに関しては特に設定されていなかったが、この新たな冒険は城塞をグレイホークに配置した。 リターン・トゥ・ホワイト・プルーム・マウンテン(英語版)(ブルース・コーデル) 同様にローレンス・シックの20年前の冒険ホワイト・プルーム・マウンテン(英語版)を、ゲーム内時間を20年進めることによって改訂した。 アゲンスト・ザ・ジャイアンツ:ザ・リベレイション・オブ・ジェフ(英語版)(ショーン・K・レイノルズ) 1979年に出版されたガイギャックス作成の3つの「ジャイアント」シリーズ・モジュールの全文と、ジェフにおける18の新たな冒険地域の説明が記載され、結合してまとめられたキャンペーンとなった。 スレイバーズ(英語版)(ショーン・K・レイノルズとクリス・プラマス) これはオリジナルのA1-4 スカージ・オブ・ザ・スレイブローズ(英語版)・シリーズの続編であり、元の冒険の10年後に設定されていた。 リターン・トゥ・ザ・テンプル・オブ・エレメンタル・イーヴル(英語版)(モンテ・クック) これは、当初ロブ・クンツが(ロビラーとして)破壊した、ガイギャックスの悪名高い寺院にプレイヤーを連れ戻す。2001年に第3版ルール用に出版された。 「リターン・トゥ・○○」冒険の出版と連動して、WtoCはまた、「グレイホーク・クラシック」シリーズとして知られる一連の手引き小説を産み出した。「アゲンスト・ザ・ジャイアンツ」、「ホワイト・プルーム・マウンテン」、「ディセント・イントゥ・デプスス・オブ・ジ・アース」、「エクスペディション・トゥ・ザ・バリアー・ピークス」、「ザ・テンプル・オブ・エレメンタル・イーヴル」、「クイーン・オブ・ザ・デーモンウェブ・ピッツ」、「キープ・オン・ザ・ボーダーランズ」、「トゥーム・オブ・ホラーズ」。 別のD&Dセッティングを使用しているプレイヤーを引きつける試みとして、WotCはダイ、ヴェクナ、ダイ!(英語版)(ブルース・コーデルとスティーブ・ミラーが執筆)、3部構成の冒険でグレイホークをレイブンロフト(英語版)とプレーンスケープ(英語版)・キャンペーンセッティングに結合した。2000年に出版され、これがAD&D第2版ルールのために出版された最後の冒険となった。
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