Cygwinとの比較とは? わかりやすく解説

Cygwinとの比較

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/11 03:56 UTC 版)

Cooperative Linux」の記事における「Cygwinとの比較」の解説

coLinux は「本物の」Linuxであるため、Linux用の通常のバイナリ利用できる。すなわち豊富な既存Linuxソフトウェア利用できるDebian GNU/LinuxUbuntuといった、一般Linuxディストリビューションを、ほぼそのままcoLinux上で利用できる入出力オーバーヘッド課題大きCygwin比較して高速である。

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Cygwinとの比較

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 13:33 UTC 版)

MinGW」の記事における「Cygwinとの比較」の解説

MinGWCygwin 1.3.3からフォークした。CygwinMinGWいずれもUNIXソフトウェアWindowsへの移植使用されるが、異な方針を採っている。CygwinWindows上に、Linuxや他のUNIXシステム見られるような、完全なPOSIX層を提供することを目標にしており、互換性のために必要であれば性能犠牲にしている。一方でMinGWフリーコンパイラ各種ツールのみを提供し性能重視している。 アプリケーション移植観点で見ると、MinGWPOSIX API提供していない。このためCygwinコンパイル可能だMinGWでは不可能なUNIXアプリケーション存在する具体的には、特定のPOSIX機能要求する、又は、POSIX環境中実行されることを前提とするアプリケーション当てはまる。この問題回避しMinGWで動かすためには、cygwin1.dll内の関数直接利用する方法または、eC(Ecere SDK)(英語版)、SDLwxWidgetsQtGTKあるいはgnulibのようなプラットフォーム非依存ライブラリ使用してアプリケーション作成する必要があるそのほか移植時の注意点として、MinGWでは、ネットワークプログラミングの read/write を、recv/send に置き換える必要がある。これは、Windowsでのsocket実装Winsockであり、POSIX異なるためである。このため単なるツールチェーンとして提供されているMinGWでは、この修正今後とも必要である。 この違いは、MinGWcygwinで、libcライブラリ標準Cライブラリはじめとして異なライブラリ使用しているためである。MinGWでは、マイクロソフトから直接提供されるライブラリmsvcrt.dllを用いている。しかし、Cygwinでは、POSIX互換為にDLL (cygwin1.dll) を独自に導入して解決している。Cygwinでは、独自ライブラリ用いているため、ランタイムライブラリライセンスによる制限を受ける。なお、MinGWでも、MSYSライブラリ(msys-1.0.dllやmsys-z.dll)をリンクしている場合、これらのランタイムライブラリライセンスによる制限 (GPL) を受ける。 なお、CygwinMinGWプログラム開発が可能であったCygwinGCCは gcc-3 まではオプション "-mno-cygwin" を渡すと、MinGWヘッダファイルランタイムライブラリ用いてバイナリ作成された。gcc-4からは現在のところこのオプション削除されている。その代わりとしてCygwin用のGCCとは別にMinGW用のGCCクロス開発用のコンパイラ一つとして提供されるようになった2020年4月現在Cygwin64ビット版収録パッケージでは、gcc-coreがCygwin用、mingw64-x86_64-gcc-coreがMinGW用である(正確に派生プロジェクトMingw-w64である)。CygwinGCCが /usr/bin/gcc.exe であるのに対してMinGWGCCは /usr/bin/x86_64-w64-mingw32-gcc.exe のようにコマンド名のプレフィックスとして"x86_64-w64-mingw32-" が付く。その他の付随するツールチェイン(cppやldなど)も同様である。Autotoolsによる configure && make を行う際は、configure に --host=x86_64-w64-mingw32 オプション与えることでMingw-w64によるビルドを行うことができる。 ライブラリ依存関係は、"objdump -p ファイル名" で見ることができる。

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