CMスキップ機能搭載録画機器の変遷とは? わかりやすく解説

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CMスキップ機能搭載録画機器の変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 18:07 UTC 版)

CMスキップ」の記事における「CMスキップ機能搭載録画機器の変遷」の解説

初めに登場したのが1990年三菱電機から発売されVHSビデオ HV-F92/93/FZ22(ダイエー向け機種)に搭載したオートカットポジションと呼ばれるCMカット機能である。その後コロナ電業から、CMカットができる単体装置として初の、「コマーシャルカッター CM-555」が発売された。 両機とも洋画などを二か国語音声多重放送)のみ録画することで、ステレオ放送であるCM録画しないようしたものである。HV-F92/93はCM中は録画自体一時停止させるため、フライングイレースヘッド(FEヘッド)がない機種でもレインボーノイズ発生しないようになっていた。当初音声多重放送にしか対応していなかったが、のちにバラエティ番組などに多いモノラル放送にも対応できるようになった。さらに三菱機種では当時メカ動作比較俊敏であり安価なモノラル以外の機種は逆スローができたためCMエディットバックなる、本編自体ステレオ放送などの場合やむをえず手動CMカットする際、一時停止する場所を通り過ぎたりした場合少しだけスロー巻き戻して高度なCMカットができる機能CMカット機能とほぼ同時期に搭載された。 その後他社では上に挙げた方式のほかに、モノラル番組ステレオ音声早送りすることによるCMスキップ機能搭載され始める。その後三菱電機CMカット機能モノラル音声のみ録画することでCM録画しないようにする機能となる。これでほとんどの番組CMカットできるようになり、見たくないCMは見なくてすむ上、テープ残量節約にもなる。しかし放送局対抗策取り音楽番組以外でもステレオ放送増やした民放各局のCS放送チャンネルではドラマ・バラエティーなどの再放送ではあらかじめCMカットした状態で放送)。しかし、北海道一部地域のように民放各局の音声多重放送実施していない(すべてモノラル放送地域では対応機器持っていてもCMカット機能はまった発揮されない。 そしてステレオ番組増加とともにCMカット・スキップ機能次第使用されなくなっていく。これに対処するため日立製作所ビデオCM切替え自動的に識別することでステレオ番組CM早送りすることによるCMスキップ機能搭載される。HDDDVDレコーダーにもCMカット機能はほとんど装備されていないが、そのかわり1530秒間隔CMスキップボタンが装備されていたり、CM開始終了時自動的にチャプター挿入し視聴者自身編集によりCMカットをしやすくなるようにしている。 三菱電機東芝2011年春機種からCMカット機能搭載しないと発表した。もっとも、東芝はこの機能を「なくすかどうか検討中」としている。これらの動きについて経済学者池田信夫は、視聴者利便性犠牲にしてテレビ局既得権守っているとして三菱電機姿勢批判し変えるべきはレコーダー仕様ではなく民放ビジネスモデルであると主張した

※この「CMスキップ機能搭載録画機器の変遷」の解説は、「CMスキップ」の解説の一部です。
「CMスキップ機能搭載録画機器の変遷」を含む「CMスキップ」の記事については、「CMスキップ」の概要を参照ください。

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