CFC-12とは? わかりやすく解説

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ジクロロジフルオロメタン

分子式CCl2F2
その他の名称ハロンフロン-12、アルクトン-6、イソトロン-2、フリゲン-12フレオン-12、ゲネトロン-12Halon、Arcton 6、Freon 12、Frigen 12、Isotron 2、Genetron 12、Dichlorodifluoromethane、Difluorodichloromethane、Fron 12フロン12、F-12(フレオン)、F-12(Freon)、F-12、CFC-12、DF-12、R-12、フレオンR-12、Freon R-12、フレオン12
体系名:ジフルオロジクロロメタン、ジクロロジフルオロメタン


ジクロロジフルオロメタン

(CFC-12 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 15:42 UTC 版)

ジクロロジフルオロメタン
識別情報
CAS登録番号 75-71-8 
PubChem 6391
ChemSpider 6151 
UNII OFM06SG1KO 
EC番号 200-893-9
E番号 E940 (その他)
国連/北米番号 1028
KEGG D03789 
ChEMBL CHEMBL2106634
RTECS番号 PA8200000
特性
化学式 CCl2F2
モル質量 120.91 g mol−1
外観 エーテル様臭の無色気体
密度 1.486 g/cm³ (−29.8 °C)
融点

−157.7 °C, 115 K, -252 °F

沸点

−29.8 °C, 243 K, -22 °F

への溶解度 0.286 g/l at 20 °C
アルコール, エーテル, ベンゼン, 酢酸への溶解度 可溶
log POW 2.16
蒸気圧 568 kPa (20 °C)
kH 0.0025 mol kg−1 bar−1
危険性
EU Index Not listed
主な危険性 地球のオゾン層を損傷
Rフレーズ R44 R59[1]
Sフレーズ S9 S38[1]
引火点 非可燃性
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジクロロジフルオロメタン: DichlorodifluoromethaneR-12)は、無色の気体であり、ハロメタンフロン類である。Freon-12という商標名で販売されており、冷媒スプレーに用いられている。オゾン層破壊や二酸化炭素の数千倍も強い温室効果への懸念のため[2]モントリオール議定書により、1996年に、アメリカ合衆国その他多くの国で製造が禁止された。多くの有機溶媒に可溶である。

また、R-12は、シリーストリングの主要原料の1つである。容器の色は、白色である。

製造

五塩化アンチモン触媒の存在下で、四塩化炭素フッ化水素の反応により、生成する。

大気中のCFC-12濃度の経時変化 (Walker et al., 2000)
  • 1990年代の海面CFC-12濃度
  • 1990年代の海洋の鉛直方向のCFC-12濃度
  • CFC-12、CFC-11、H-1211、SF6の鉛直方向プロファイル
  • 出典

    1. ^ a b Dichlorodifluoromethane MSDS”. Synquest Labs. 2014年12月2日閲覧。
    2. ^ The Ozone Hole-The Montreal Protocol on Substances that Deplete the Ozone Layer
    3. ^ グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン英語版. p. 304. ISBN 978-0-08-037941-8
    4. ^ 'Rescue' asthma inhaler replacements coming to Pa.

    外部リンク



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